【対応例】子どもが友達に怪我させたときの謝罪のしかた。お詫びのポイントも
公開日:2020-04-24
| 更新日:2022-09-16
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子どもがお友達に怪我をさせてしまった…。
どう対応すればいいの?
子どもが怪我をさせたときに「親がとるべき対応」を先輩ママ・パパ50人に聞きました。
お詫びの際に気をつけること、怪我の治療費についても必読です。
【解決までの体験談】子どもが友達に怪我をさせてしまった!
先輩ママに、子どもが「お友達に怪我をさせてしまったときの体験談」を聞きました。
幼稚園・保育園で…
長男がふざけて投げてしまったおもちゃが、同じ保育園に通うお友達の顔に当たってしまい、顔に少しですが傷を作ってしまいました。
先生からそのことを聞いて、凄く焦りました。
まだお友達の保護者が迎えに来ていないということだったので、相手の保護者が保育園に来るのを待ち息子と一緒に謝りました。
あまり話したことがない保護者の方で、「大丈夫ですよ」と言ってくださいましたが、何度も顔に傷を作ってしまったことを謝り、お許しを頂けました。
(2歳の女の子と5歳の男の子のママ)
長男が幼稚園年少の時、泥んこ遊び中に一緒に遊んでいた子の顔に泥をかけてしまい、その泥が目に入り眼科へ行くことになってしまったことがあります。
それを知ったときは、血の気が引いてどうしていいのか分からなかったです。
幼稚園のお迎えの際に菓子折り、医療費を持って謝りました。
「お互い様ですよ、うちの子も今後何かしちゃうかもしれないし、気にしないで!」と言われ、折角なのでと菓子折りだけ受け取ってくれました。
(小学3年生と中学3年生の男の子のママ)
小学校で…
去年、1年生の息子が、同級生を田んぼに落として怪我をさせた時の事です。
担任の先生からお電話をもらって知ったのですが、優しい子だと思っていたので、ショックを受けました。
電話を切った後、息子になぜ田んぼに友達を落としたのか話を聞きました。
理由があったみたいだったので、すぐに先生にその理由を伝えて、翌日、先生と友達と息子の三人で話し合ってもらって、仲直りしました。
そのあと、お友達のお母さんに謝りに行きました。
(小学1年生の男の子と、小学3年生と6年生の女の子のママ)
上の子が小学4年生のとき。掃除の時間に机を運んでいたところ、同じクラスの男の子の指を机と机の間に挟んでしまい、全治数日の打撲させてしまいました。
それを聞いて、どうしたらいいかと冷や汗が出ました。
でも、故意ではないこと、大事に至るケガではないこと、相手方は怒っていないという状況を自分に言い聞かせ落ち着こうとしました。
まず夕方相手方に電話して謝罪。改めて出向きたいと申し出て、そこまでの必要はないと言っていただいたが、ご家族が在宅する夜に訪問することに。
菓子折り持参で子どもを連れて頭を下げました。
相手方はとても気さくに対応してくださり、しばらく雑談して終わって、よい方で心の底から安堵しました。
(小学4年生と高校2年生の女の子のママ)
初期対応が肝心!まず親がやること
子どもがお友達に怪我をさせてしまったとき、まず初めにやることと、解決までの流れの一例はこちら。
- 先生(子ども)から怪我をさせた状況の詳細を聞く
- 直接謝罪したい旨を伝えてもらう
- 電話で謝罪をする
- お詫びに伺う
詳しく先輩ママ・パパが行ったことをみていきましょう。
1.先生(子ども)から怪我をさせた状況の詳細を聞く
まずは怪我をさせた経緯を把握しましょう。
先生から一連の流れを説明して頂き、怪我の状況、相手の子の状態について一番初めに確認した。
(3歳の男の子と14歳の女の子のママ)
2.直接謝罪したい旨を伝えてもらう
先生にお願いして先方に「お詫びをしたいので直接電話させていただいてよいか」確認していただく。先生が先方に連絡してくださり、直接連絡の了承を得て、先生から先方の連絡先を教えていただく。
(小学3年生と小学6年生の男の子のママ)
3.電話で謝罪をする
相手の親に連絡をして、何があったか聞いて、電話越しでまず謝りました。
その後、すぐにでも謝罪訪問をしたいと伝え、子どもと一緒に謝罪に向かいました。
(小学4年生の男の子のパパ)
先生から相手の連絡先を教えてもらったら、まずは電話でお友達と、親御さんに謝罪をしましょう。
その後、直接お詫びに伺いたい旨を伝え、了承を得たら、訪問日時を決めましょう。
4.お詫びに伺う
謝罪訪問してよいなら、相手の都合に合わせて謝罪訪問する。子供と一緒に謝ります。
(中学2年生と大学3年生の男の子のママ)
”擦り傷程度のケガ”の場合はどうした?
擦り傷程度の怪我の場合はどのように謝罪対応をしたのか教えてもらいました。
怪我をさせてしまったお友だちママへのLINEでの謝罪だけでなく、実際に次回会った時にきちんと改めての謝罪をして気持ちを伝えました。
(4歳の女の子と小学5年生の男の子のママ)
普段から付き合いがある仲のいい方だった為、現金だと受け取って貰えないと思い、お菓子の方が受け取ってもらいやすいと考え、2000円程度のお菓子を持って、子供と一緒にお家まで謝りに行きました。
(中学1年生の女の子と高校1年生の男の子のママ)
擦り傷で見舞金は大げさだと思ったので、代わりにケーキ屋さんのプリンをお渡しした。
まずはしっかり謝り、こまめに相手のお子さんの怪我の経過を聞いて、心配する気持ちが大事だと思う。
(中学2年生の女の子のママ)
お詫びに伺うときのポイント
怪我をさせてしまったお友達の家にお詫びに伺うときに「気をつけること」を先輩ママ・パパに聞いてみると…。
- 相手の都合に合わせて訪問する
- できるだけ早めに謝罪に行く
- 夕食の時間帯は避ける
- 子どもも一緒に謝罪に行く
- 菓子折りを持って行く
などが挙がりました。
相手の都合に合わせて訪問する
気をつけたことは、相手の都合を聞いて相手の時間に合わせて謝りに行きました
(小学1年生の男の子のママ)
相手のお友達や親御さんの気持や状態を考え、いきなり押しかける、無理に訪問しようとするのはやめましょう。
できるだけ早めに謝罪に行く
早めに対応をするため、当日に連絡をして行動をした。
(2歳の女の子のママ)
誠意をみせるためにも、できるだけ早めに対応するのがベストです。
夕食の時間帯は避ける
訪問する時間帯は、食事の時間帯を避けました。
(大学4年生の男の子のママ)
子どもも一緒に謝罪に行く
子どもも一緒にいって自分の口から謝らせるようにした。
(0歳と専門学校1年生の男の子と、中学1年生と高校1年生の女の子のママ)
当事者である子どもと一緒に謝罪訪問したというママ・パパが多数でした。
菓子折りを持って行く
気持ちだけでも、菓子折りを用意するようにしました。
(小学1年生の男の子のママ)
お詫びの気持ちを示すために、ちょっとした手土産を持参するといいでしょう。
お詫びに伺う際に見舞金は渡した?
(アンケート:「お子さんがお友だちに怪我をさせてしまったとき、見舞金(現金・商品券など)を渡しましたか?」先輩ママ・パパ50人に聞きました)
見舞金を渡した方は少数でした。
見舞金を渡した方と渡さなかった方にそれぞれ理由と、渡した方には何を渡したかも聞いてみました。
見舞金を渡した
やはり、娘によく言い聞かせなかった自分も悪いという申し訳なさが大きかったので、1万円前後の見舞金を封筒に入れて渡した。
高すぎずちょうど良い金額だと思った。また、それに加えて、果物の詰め合わせと菓子折を見舞いに持っていった。
(中学2年生の女の子のママ)
相手のお子さんの顔の腫れは、病院での治療が必要と判断されるほどひどく親の私もショックを受けました。
病院へ通われるということで、お見舞い金をお渡ししました。夫と相談の上、金額は3万円ほどに決定しました。
(小学5年生の女の子のママ)
怪我を追わせてしまった子は母子家庭で育っており、お詫びの際に自宅を訪問すると、お金に困ってそうな雰囲気がしたため。
治療代は別に支払ったため、見舞金としては1万円。1万円にしたのは、お子さんを病院に連れて行く、再診で病院に連れて行くのに、パートを休むだろうと思ったから。
(小学2年生の男の子のパパ)
中には、見舞金とお菓子やフルーツをあわせて渡したという方もいました。
見舞金は渡さなかった
見舞い金を渡さなかった理由は、おともだちの怪我の程度がすり傷だったので、数日で治ったからです。
アフターフォローでは、当日に電話でおともだちのママに謝り、次の日には本人もおともだちに謝ったので、それで解決しました。
(3歳の女の子と小学1年生の男の子と中学校1年生の女の子と中学校1年生の女の子のママ)
大きなお怪我でもなかったので、私自身はお菓子折りなどを考えていましたが、学校側から、これは故意で行ったことでもなく、息子も転び擦り傷や、そのお友達に乗り上げられてしまった時のあざなどもあったことから、学校側で判断させてくださいとのことで、お菓子折りも渡しませんでした。
学校側の対処が良かった様で、次にそのお友達の保護者にお会いした時に、お声をかけましたが、お互いに「ごめんなさいね」の様な形で円満解決しました。
(年中と中学2年生の男の子と、小学5年生の女の子のママ)
通院をしたのみで、問題ないと分かったので渡しませんでした。
もともと顔見知りの間柄だったのと、一応担任に相談をして、夫婦でギフト用のお菓子を持ってご自宅にお詫びにうかがってきちんと謝ったので事なきをえました。
(5歳の男の子のママ)
お詫びに伺うことができないとき
相手側からお詫びの訪問を断られてしまったなど、お詫びに伺えない場合もあります。
そんなときに先輩ママ・パパは、
- 校内行事のときに謝罪をした
- 子どもの送迎の際に謝罪をした
- 子どもに手紙を書かせた
このような方法で謝罪の気持ちを伝えていたということでした。
校内行事のときに謝罪をした
保護者会や、参観日などで相手の親御さんに、改めて直接謝罪をしたというママ・パパが多数でした。
訪問して謝罪したい旨を伝えましたが、「そこまではしないでください」とのことでしたので、しつこくするのもいけないと思い、授業参観でお会いした時に再度謝罪し、治療費などの負担はする旨を伝えました。
(小学3年生の男の子と中学1年生の女の子のママ)
子どもの送迎の際に謝罪をした
保育園の先生から、相手の子のお母さんがお迎えに来る時間を教えてもらい、次の日教えてもらった時間の頃に菓子折を持って保育園に行き、息子と2人で謝罪をして菓子折を渡しました。
(1歳の男の子のママ)
保育園・幼稚園に通っている場合、送迎のタイミングで相手の親御さんにお詫びをしたという方もいました。
ただし、あまり時間をとらせないようにだけ注意しましょう。
子どもに手紙を書かせた
子供が小3のときで、自分で手紙が書けるので、お友達に向けてお手紙で謝るように言いました。
(小学5年生の男の子のママ)
その他、親が謝罪の手紙を書いて、子どもに渡してもらうという方法もあります。
怪我の治療費はどうする?
学校や園内での怪我の場合は、学校の保険(災害共済給付制度)が下りたため、”治療費の支払いはなかった”と答えた先輩ママ・パパがほとんどでした!
災害共済給付制度は、ほとんどの学校や保育園、幼稚園が加入していますので、まずは学校・園に確認してみましょう。
学校・保育園(幼稚園)の保険が下りたケース
学校の保険から治療費が出るので負担はしていません。
(小学5年生の男の子のママ)
全額負担したケース
治療費はもちろん、通院に掛かったタクシー代など、ケガを負わせたことで掛かってしまった費用は全額加害者側が負担しました。
(小学3年生の男の子のパパ)
少数ですが、なかには治療費をすべて負担したという方もいました。
保険がきかないときのことも考えて、治療費は全額負担するという気持ちでいるといいですね。
子どもがお友達に怪我をさせてしまったら、怪我の程度に関わらず、誠意をこめてお友達と、その親御さんに謝罪をすることが大切です。
円満に解決するためにも、まずは初期対応をしっかり行いましょう。