医師に聞く!妊娠中「お腹の温めすぎ」はダメ?カイロを貼ってしまったけど…大丈夫?

医師に聞く!妊娠中「お腹の温めすぎ」はダメ?カイロを貼ってしまったけど…大丈夫?

公開日:2022-08-31

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妊娠中にお腹を温めすぎると、よくないの?
カイロを直接お腹に貼ってもいい?

「妊娠中のお腹の温め方」についてお医者さんに聞きました。
効果的な方法や、やってはいけない温め方もご紹介いたします。

石野 博嗣 先生

監修者

石野医院

副院長
石野 博嗣 先生

経歴

1999年 日本医科大学産婦人科教室入局 日本医科大学付属病院 産婦人科研修医
2001年 国立横須賀病院(現 横須賀市立うわまち病院) 産婦人科
2002年 東京都保健医療公社 東部地域病院 婦人科
2003年 日本医科大学付属病院 女性診療科・産科 助手代理
2004年 日本医科大学付属第二病院 女性診療科・産科 助手
現在 石野医院の副院長

妊娠中、お腹を温めすぎるとどうなる?

妊娠してから、冷えはよくないと思い、常に体を温めるようにしています。ただ、お腹を温めすぎることで、胎児の成長に影響はないのでしょうか?
温めすぎて赤ちゃんが苦しくないか心配で…。
ママ(困り顔)
先生(男性)
お腹を温めても、直接的には胎児に影響しないと考えられます。
ただし、過度にお腹を温めると、汗が出て、結果的に体が冷えてしまう可能性があります。また、低温やけどを起こすリスクもあるので、注意が必要です。

注意!この状態は“温めすぎ”です

先生(男性)
のぼせたり、肌に赤み・痛みが出たりしている場合は、温めすぎです。

のぼせて気持ちが悪い場合は、衣類を緩めて涼しい場所で休みましょう。

肌に赤みや痛みがある場合は、低温やけどを起こしている可能性があります。この場合はすぐに皮膚科で相談しましょう。その際は、妊娠している旨を必ず伝えてください。

OKな温め方とNGな温め方

先生(男性)
過度にお腹を温めるのはよくないです。しかし妊娠中は、基本的には体を温めるように心がけた方がいいです。
次のOK例とNG例を参考にしましょう。
OK温め方 NG温め方
足湯をする ヒーターの熱をお腹に直接あてる
お腹に毛布をかける きつい腹巻をする
湯船に浸かる 暑いと感じているのにさらに厚着をする
寒いときにカイロを衣類の上からつけて、じんわり暖かくなるようにする カイロをお腹周りにいくつもつける

「お腹にカイロを貼ってしまった…」大丈夫?

お腹にカイロを貼ってしまいました。赤ちゃんは大丈夫でしょうか…。
ママ(困り顔)
先生(男性)

大丈夫なケースが多いです。
ただし、

  • 連日カイロを何枚もお腹周りに貼っている
  • お腹が熱いと感じるほどカイロをつけている
  • 肌に直接カイロが当たるようにつけている

などはよくありません。

カイロは、特に寒い日や冷える日にだけ貼りましょう。日常的に貼る必要はありません。

寒さ対策としてカイロを使用したい場合は、背中や腰など、お腹以外の場所に使用するのがおすすめです。
カイロの使用方法、注意事項を読んで、その通りに貼りましょう。

先生教えて!「妊娠中のお腹の温め方」

腹帯

  1. お腹を圧迫しないように腹巻をする
  2. 座っているときはひざかけを使う
  3. 温かい食べ物を中心に食事をとる
  4. 入浴する
  5. 室温を快適な温度に保つ

① お腹を圧迫しないように腹巻をする

先生(男性)
腹巻でお腹の冷えを緩和しましょう。
お腹を締め付けないタイプで、体が温まるような毛糸の素材のものを選ぶとよいでしょう。

ヒーターがついているものは熱くなりすぎるので、妊娠中は避けましょう。

② 座っているときはひざかけを使う

先生(男性)
お腹・腰回りにひざかけなどを巻いて、冷やさないようにしましょう。
毛布素材、断熱素材のものがおすすめです。

動かないで座っていると体が冷えやすいです。むくみの悪化にもつながるため、座っているときもしっかり冷え対策をしましょう。

③ 温かい食べ物を中心に食事をとる

先生(男性)
温かいものや、体を温める食材を積極的に食べましょう。
スープ鍋料理がおすすめです。

▼おすすめの食べ物

  • ネギ
  • 生姜
  • にら
  • しそ
  • 羊の肉
  • ほうれん草
  • レバー 等

▼これは控えめに!体を冷やす食べ物

  • 夏野菜
  • マンゴー
  • バナナ
  • すいか
  • パイナップル 等

冷たい料理や夏野菜、果物などは体を冷やします。
南国の食材は、水分が多く体を冷やすものが多いので、食べ過ぎに注意しましょう。

④ 入浴する

先生(男性)
湯船に浸かると、体の芯から温まります。入浴はなるべく毎日おこないましょう。
38〜40℃くらいのぬるめのお湯で10分以内の入浴が理想的です。
長湯はしないようにしましょう。

入浴が難しい場合は、洗面器にお湯をはって、足浴や手浴などでもいいでしょう。

⑤ 室温を快適な温度に保つ。

先生(男性)
室温は、夏は28度程度、冬は20度程度に保ちましょう。
特に、暑い季節はクーラーで冷えてしまうことが多いので、注意してください。

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