【体験談】妊娠初期の腰痛ってどんな感じ？いつから痛い？｜医師監修

「生理のときみたいな腰痛がある…」
「なんか背中が痛い…」
妊娠初期症状として「腰痛」が現れる妊婦さんもいます。中にはぎっくり腰になってしまう人も…！

痛みの原因や緩和方法をお医者さんに聞いたので、ぜひ実践してみてくださいね。

妊娠初期の腰痛ってどんな感じ？

妊娠初期の腰痛は「腰が重いような、だるい痛み」であることが多いです。

ただし、腰痛の感じ方には個人差があります。
「腰全体が痛い」、「腰が重い」、「片側が痛い」、「背中にかけて痛い」など、痛む場所はそれぞれです。

先輩ママの体験談

生理の時のような、腰がズーンと重いようなだるいような感じになりました。重りをつけられている感じでした。
（1歳の女の子のママ）

立っていても腰の下の方の右側がキリッとする様に痛みをかんじました。寝る時は楽になれるように抱き枕をつけたり温めたりしました。
（0歳女の子のママ）

尾てい骨辺りがズキっとするような痛みがありました。立ち上がろうとすると痛くて立ち上がれない事も多々ありました。ヘルニアかなと勘違いする位の痛みでした。
（2歳の女の子と3歳の男の子のママ）

腰痛は、いつから起こる？

早いと、生理開始予定日ごろから腰痛を感じる人もいます。
個人差がありますが、妊娠してホルモンバランスが大きく変わり始めると妊娠初期症状が起こります。

その後、お腹が大きくなり、出産まで継続して腰痛がある場合も多くあります。

先輩ママの体験談

生理が来なくなって1ヶ月たった後ぐらいから腰が痛くなりました。
（0歳女の子のママ）

腰痛は、生理開始予定日の2週間後くらいからです。
食の好みが変化し、いつもは甘いものを欲するのに、お肉や濃いしょっぱいものを欲するような症状がありました。
（3歳男の子と5歳女の子のママ）

妊娠2ヶ月くらいのときになりました。
他の初期症状としては、めまい・吐き気・貧血もひどかったです。
（6歳の男の子のママ）

腰痛は、妊娠の兆候？

なぜ、妊娠すると腰痛が起こることがあるのでしょう？

妊娠によるホルモンバランスの影響で、腰が痛くなることはあります。
出産の準備は、妊娠初期から始まります。

母体内ではリラキシン、エストロゲン、プロゲステロンという女性ホルモンの分泌が増え、骨盤の関節や靭帯を緩めて、出産時に備えるようになります。

骨盤のつなぎ目の関節である、仙腸骨の靭帯、恥骨結合などがゆるむのが原因で、腰や背中の筋肉に負担がかかり、痛みが発症します。

こんな症状がでることも！

妊娠初期症状には個人差があり、人によって様々です。
（妊娠初期症状がでない場合もあります。）

よくある妊娠初期症状として

• おりものが増えた感じ
• 腹痛（生理痛のような痛み・キューっと締め付けられるような痛み）
• 頭通
• 胸が張る
• 便秘
• 下痢
• 食欲がコントロールできない
• 情緒不安定になる
• イライラする

なとが挙げられます。
症状は”気がつかない程度”の場合も多く、後々考えると「妊娠初期で体の変化によるものだったのかな」と思い出す妊婦さんが多いです。

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妊娠の可能性がある場合は、生理開始予定日から1週間たってから妊娠検査薬を使用します。
陽性反応が出た場合は、生理開始予定日から10日～14日以内に産婦人科（もしくは婦人科）を受診しましょう。

産婦人科を探す

腰痛のやわらげ方

妊娠中、ホルモンバランスの影響で腰痛がある場合は、体と腰を温めましょう。
温かい飲み物を飲んだり、温かい服装を心掛けたり、カイロや湯たんぽで温めるのもよいでしょう。

先輩妊婦さんはこうして対処した！

毛糸のパンツなどを履いて温めたり、横になれるときは横になったり座ったりして対処しました。
（3歳男の子と5歳女の子のママ）

痛みを和らげるためにホットタオルを当てて対処しました。
（6歳の女の子のママ）

寝る時は楽になれるように抱き枕を使ったり、温めたりしました。
（0歳の女の子のママ）

産前産後にも使える腰ベルトを使ってからは、痛みが和らぎました。
（2歳の女の子と3歳の男の子のママ）

腰痛がひどい「湿布をはってもいい？」

妊娠したら、自己判断での湿布の使用は避けてください。

湿布は、薬の成分が肌から吸収されます。使用したい場合は、医師、薬剤師に相談してください。

また、お腹に負担がかかる、お腹を締め付けるタイプの腰痛補正ベルトは使用しないでください。

腰痛予防は「姿勢」が大事

妊娠初期に「腰が痛いから」といって、かばうような歩き方や姿勢を続けると筋肉などを痛める元になります。

妊娠初期のうちから腰痛ケアをしていないと、妊娠後期～出産後にかけて腰痛に悩み続ける方もいます。

妊娠中の「座り方」

座る時は、椅子の一番奥までお尻を入れ、深く椅子に腰掛けてください。真上に手を伸ばして、伸びをしたら、そのままゆっくり手を降ろしてみましょう。顎を引いて、肩の力は抜き、座るようにします。

妊娠初期のうちから”正しい姿勢”を意識して、体全体を支える筋肉をつけておきましょう。
歩くときは、背筋を伸ばし、胸を張ってください。このとき反り腰はNGです。

”頭上から吊り上げられているイメージ”で歩くとよいでしょう。

妊娠中の「寝方」

うつ伏せ寝は避けましょう。一般的なおすすめは、体重が分散される仰向けです。

仰向けになる時、毛布やバスタオルを丸めたものを膝の下に入れて、腰への負担を軽減させましょう。

※ただし、「仰向け寝がつらいのに、無理に仰向け寝を続ける」のはNGです。妊娠中は”自分が楽な姿勢で寝る”ようにしましょう。

※お腹が大きくなる妊娠中期～後期では、仰向け寝が「仰臥位低血圧症候群」につながるケースもあります。寝る姿勢に迷ったときは、かかりつけの医師からの指示に従ってください。

妊娠したら…「ぎっくり腰」に注意！

妊娠初期は、ぎっくり腰になりやすいと聞きましたが本当ですか？

妊娠でホルモンバランスが変わりることで、腰に負担がかかり、ぎっくり腰を起こしてしまう人がいます。

ぎっくり腰の予防対策

ぎっくり腰の予防には、日常生活での動作に気をつけることが基本です。

また、かかとの高い靴は、腰に負担がかかりますので避けましょう。体重が増えると腰に負担がかかります。急激な体重増加を避けましょう。

妊娠中の腰痛、病院行くべき？

• 常に痛い
• 体勢を変えても痛い
• 動けないほどに痛い

といった場合は、腰の組織を痛めている可能性もあります。病院を受診しましょう。

妊娠中の腰痛「病院は何科？」

妊娠による腰痛でも、まずかかりつけの産婦人科で状態を伝え、妊娠に問題がないか診察を受けます。

腰の治療が必要な場合、整形外科で治療や出産までの姿勢のアドバイスを受けましょう。

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