なぜ?おしゃぶりをやめると夜泣きする…。自然におしゃぶり卒業する方法は?
公開日:2021-10-22
| 更新日:2024-11-27
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おしゃぶりをやめさせようとしたら夜泣きがひどくなった…。
どうしたら自然に卒業できる?
お悩みのママ・パパのために「おしゃぶりを自然にやめる方法 」を先輩ママ50人に聞きました。
おしゃぶりをやめると「夜泣きがひどくなる原因」や、「夜泣き対策」も紹介するので参考にしてくださいね。
おしゃぶりをやめると夜泣きがひどくなった(泣)
おしゃぶりをやめさせたら、子どもの夜泣きがひどくなったときの様子を聞いてみると…。
子供は、精神安定剤であるおしゃぶりがなく口が寂しいようで夜中に数回ギャン泣き しそのまま諦めか眠気に負けたかで寝る状態でした。
はその度に「もうおしゃぶりを渡してしまおうか 」と思うがなんとか堪える、というような状態でした。
(1歳の女の子と、3歳と小学1年生の男の子のママ)
おしゃぶりをしていた時は夜中に起きる事が少なかったが、おしゃぶりをやめさせたら夜中に何回も起きるように なった。
一度起きるとなかなか泣き止まず、再び寝るまで一時間ぐらい かかるように。
いつまでこの状態が続くのだろうと考えるようになり、自分一人で子育てをしているような孤独感が強くなった。
(1歳の女の子のママ)
おしゃぶりをやめさせようとしたけど、何度も心が折れそうになったというママが多くいました。
なぜ?おしゃぶりをやめると夜泣きがひどくなる「原因」
おしゃぶりをやめてから夜泣きがひどくなりました…。なぜでしょうか?
おしゃぶりで安心感を得ていた赤ちゃんが、おしゃぶりを取り上げられて情緒不安定になってしまい、夜泣きがひどくなると考えられます。
赤ちゃんの感覚神経は、生まれた当初は唇にもっとも集中しています。フロイトの発達理論では「口唇期」とも呼ばれ、授乳などの際に口や唇の感覚で自分の欲求を満たし、安心感を得る時期 です。
また、赤ちゃんはまだ安定した睡眠を得るほど脳が成熟しておらず、入眠時は特に脳波が不安定になりやすく、情緒不安定になりやすい時間 です。
おしゃぶりは、そんな不安定な入眠前の赤ちゃんが、安心感を得るのにちょうどいいのです。急に取り上げられたら不安定になるのも当然ですね。
「夜に寝るときだけおしゃぶり」は…アリ?
夜だけおしゃぶりをあげてもいいのでしょうか?
おしゃぶりを夜だけあげてもかまいません。
授乳が確立された生後1ヶ月くらいから12ヶ月くらいまでおしゃぶり与えると、乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスクが減るというメリットも指摘されています。(*1)
ただいくつか注意点があります。
中耳炎をおこしやすい赤ちゃんはおしゃぶりで悪化することがあるので、与えない方がよいでしょう 。
また、おしゃぶりが歯並びや顎の発達に影響を及ぼす可能性 が指摘されています。
何歳までおしゃぶりを与えても良いかについては、学会によって年齢が異なっています。
例えば、米国小児科学会は中耳炎のリスクを考えて12ヶ月まで、米国小児歯科学会は歯の発達への影響を考えて3歳まで、日本小児歯科学会は2歳くらいまでとなっています。
専門家の間で意見が分かれていては、どうしたらいいか分からなくなってしまいますね。
結局のところ、どのくらいおしゃぶりを使っているかという使用頻度でも変わってくるので、「絶対に〇才までにやめなければならない」というルールはない かと思います。
ただ、2~3歳くらい以降に頻回に使用するのであれば、歯科検診に定期的に行って、歯並びや歯のチェックをして頂くと良いでしょう 。
*1 Hauck, Fern R., Olanrewaju O. Omojokun, and Mir S. Siadaty. "Do pacifiers reduce the risk of sudden infant death syndrome? A meta-analysis." Pediatrics 116.5 (2005): e716-e723.
“おしゃぶり寝かしつけ”を自然にやめる方法は?
おしゃぶりでの寝かしつけを自然にやめる方法を先輩ママに教えてもらいました。
すると、
徐々におしゃぶりの回数を減らす
「おしゃぶりバイバイしよう」と話す
スキンシップをたくさんとる
代わりのアイテムを渡す
などの方法が挙がりました。
おしゃぶりをやめられないという方は試してみてくださいね。
徐々におしゃぶりの回数を減らす
まず、2日ほど試して 子供が不安定になるようなら一旦中止するのも視野に入れる。これで子供だけでなく親もイライラを軽減できます。
そして1日休んだらまた開始する、を繰り返してみてください 。
その時、話しかけて興味をひくようにしてみてはどうでしょう。
(5歳の男の子のママ)
とにかく少しずつ少しずつおしゃぶりを使う時間を減らしました。
息子は突然の変化がものすごく苦手なので、まずは昼寝のおしゃぶりをやめさせ 、夜のおしゃぶりをやめさせました。
(1歳の男の子のママ)
「おしゃぶりバイバイしよう」と話す
無理にやめさせるのは諦め、ある程度こちらの話が理解できるようになるまで(1歳半ごろ)は使い続けました。
ちょうど1歳半ごろに保育園で進級だったので、「もう◯◯組のお兄さんになったからやめようね 」と話してやめさせました。
(3歳の男の子のママ)
スキンシップをたくさんとる
おしゃぶりの代わりに抱っこの回数をとにかく増やしました 。
安心感を与える事が大事だと考え、おしゃぶりを忘れるように赤ちゃんと触れ合う「イチャイチャ」タイム を作りました。
(5歳の男の子のママ)
代わりのグッズを渡す
おしゃぶりの代わりを見つければいいのかと思い、寝る前のルーティーンの時に、大きめのガーゼタオルを渡し 、このタオルがあれば大丈夫だよと言い聞かせました。
(1歳の女の子のママ)
なるべく限界まで眠くなるのを遊びながらまち、寝かしつけをしに寝室へ行くようにしました。
そして、おしゃぶりの代わりに水の入ったマグ をあげて、口寂しさを紛らわせました。
(1歳の男の子のママ)
夜泣きしてしまったときの「あやし方」
子どもが夜泣きをしてしまったとき、おしゃぶり以外での「あやし方」 を先輩ママに聞いてみると、
肌を密着させて安心させる
ひたすらトントンする
お茶を飲ませて落ち着かせる
何をしても寝ないときは抱っこでゆらゆら
などのあやし方が挙がりました。
肌を密着させて安心させる
私は、あぐらで子どもを横に抱いて いました。夏はタオルケットを上にかけ。
冬はお布団を上にかけました。とにかく、密着してお母さんも近くにいるから、安心して大丈夫だよ と感じさせていました。
(小学1年生と中学1年生の女の子のママ)
最初はお腹に手を当てる だけ、次に手を繋いだりして肌を密着させる とそれだけで安心するのか落ち着く事もありました。
(2歳と5歳の男の子のママ)
ひたすらトントンする
親は慌てず騒がず穏やかに優しくトントン してあげたり、膝枕で対応する。
むやみに抱っこしてあやしたり明るい部屋に連れて行ったりすると、うちの場合は逆効果でした。
(1歳の女の子と、3歳と小学1年生の男の子のママ)
背中やお腹をひたすらトントン してあやしました。
抱っこしてしまうとおろすときにまた泣いてしまうので、なるべく抱っこはしないようにしました。
(3歳の男の子のママ)
お茶を飲ませて落ち着かせる
お茶を飲ませて気を落ち着かせたら寝てしまうことも ありました。
(1歳の男の子のママ)
ストローマグにお茶を入れて枕元にも置いていたというママもいました。
何をしても寝ないときは抱っこでゆらゆら
横に添い寝をした状態でとんとんと繰り返すか、小さな声で子守歌を繰り返し歌いました。
それでも寝ない場合は座ったまま抱っこしてゆらゆら 、ダメなら立って抱っこでした。
(5歳の男の子のママ)
お尻をさすったり、胸をトントンして、歌をうたう。
それがダメなら、ひたすら抱っこをして、ゆさゆさ揺らして 寝かせます。
(1歳と高校3年生の女の子のママ)
おしゃぶりをやめるときの「夜泣き対策」
おしゃぶりを卒業する際に「夜泣き対策 」としてできることを先輩ママに教えてもらいました。
すると、
日中に体を動かして疲れさせる
お昼寝の時間に気を付ける
寝るまでのルーティンをつくる
子どものお気に入りグッズを周りに置く
などの対策を先輩ママたちはとっていました。
日中に体を動かして疲れさせる
昼間に公園や水遊びで散々疲れさせて 、昼寝を短めとお風呂をながくして、できるだけコテっとねるようにしました。
(5歳の男の子のママ)
お昼寝の時間に気を付ける
昼寝の時間をたっぷりではなく、1時間くらいにして起こしていました 。
(2歳の男の子のママ)
お昼寝の時間帯 や睡眠時間 に気をつけて、寝かせ過ぎないようにしていたママもいました。
寝るまでのルーティンをつくる
おしゃぶり以外に寝る時のルーティーンを作る 。
我が家の場合は毎日20時消灯、寝る時は自然音やヒーリングミュージック をかけています。
毎日続けることで寝る時=このルーティーンという習慣がつくのでおすすめです。
(1歳の女の子と、3歳と小学1年生の男の子のママ)
寝る前の絵本の読み聞かせ を定着させ、寝かしつけの時にYouTubeでオルゴール をかけて落ち着いて寝る雰囲気を作る。
(2歳と9歳と10歳の男の子のママ)
子どものお気に入りグッズを周りに置く
子どものお気に入りの毛布やぬいぐるみなどをベッドに置いて 、本人が安心できる環境を整えてあげる。
(1歳の子のママ)
おしゃぶり卒業後の寝かしつけ方のコツ
おしゃぶりをやめた後の寝かしつけで「工夫したこと」を先輩ママに聞きました。
寝る前はテレビを見せない
寝る一時間前からはテレビを見させないように し、絵本の読み聞かせを行い、眠りにつきやすいようにした。
(1歳の女の子のママ)
部屋を真っ暗にする
環境づくりをしました。
寝る時間を毎日一緒にして、部屋を真っ暗に 。何も物音たてずに、寝たふりしてました。
(0歳と2歳の男の子のママ)
隣で寝たフリをする
うちの場合は、寝るまで暴れているが、部屋の明かりを豆電球だけにして大人が寝たふりをして寝息を立てるとそのうち隣にくっついて寝るように なった。
暗くなったら寝るんだ、という習慣ができた。
(1歳の男の子のママ)
おしゃぶりを無理にやめさせようとしても逆効果になることもあります。
それぞれの子どもに合ったペースでおしゃぶりを卒業できたらいいですね。