妊娠初期の体重増加ペースはどれくらいが普通？つわりの影響で食べられない・食べ過ぎるときは？

妊娠妊娠初期

公開日:2020-11-06 | 更新日:2022-10-27

本サイトはアフィリエイトプログラムに参加しています。コンテンツ内で紹介した商品が購入されると売上の一部が還元されることがありますが、コンテンツは自主的な意思で作成しています。

看護師さんが妊娠初期の体重管理について解説します。

「増えすぎは…ダメ？」
「体重が減ってしまったんだけど…大丈夫？」
といったよくある質問にも答えます。

妊娠初期の体重増加ペースは？

通常、妊娠初期に体重変動はあまり起こりません。
個人によって差がありますが、妊娠によって体重が増えるのは、妊娠中期ごろです。

体重の増加目安は、妊娠前のBMI値から出します。
まずは自分のBMI値を把握しましょう。

BMIの計算式は以下の通りです。
妊娠前の体重（kg）÷身長（m）÷身長（m）＝BMI値

＜計算例＞

体重が58kgで、身長が160の場合
58kg÷1.6m÷1.6cm＝22.7

妊娠初期の体重増加ペースの目安

妊娠初期は、子宮もまだ大きくなっておらず、生活や運動量も変わらないことが多いです。さらに、つわりがはじまることで、体重増加につながりにくいと考えられます。

妊娠中期以降は、1ヶ月で1〜2キロ程度増えていくのが目安です。

しかし、妊娠中期に入ると、この目安よりも大幅に体重が増えてしまう方も多いです。
お腹が大きくなると、お腹の張りや動きにくさのせいで運動量が減り、つわりが終わって食欲も出てくるからです。

妊娠中期までに、意識して体重コントロールに取り組んでおくことで、急激な体重増加を防ぐことに繋がりますよ。

妊娠初期の体重コントロールで意識するといいこと

妊娠初期から、運動習慣をつけておくといいでしょう。
激しい運動はできませんが、ウォーキングや散歩、水泳などは、妊娠中も実践しやすいですよ。
毎日の運動を積み重ねていけば、急激な体重増加は避けることができます。

個人差がありますが、ふつう体型の方で1ヶ月に３kg以上の増加があれば、増えすぎです。反対に、３kg以上の減少は減りすぎです。

つわりがひどくて、あまりご飯が食べられません…。

つわり中は、栄養面にとらわれずに食べられるものを食べましょう。時間も気にすることなく、食べられる時間に食べるようにしましょう。

食べづわりで、何か口にしていないと気持ち悪いです…。

食べるもののカロリーや栄養面に注意が必要です。糖質ばかり摂ると太りやすくなるので、何か口に入れたいときは野菜などを食べるようにしましょう。ピクルスや干し野菜などは、手軽でヘルシーに食べられるのでおすすめですよ。

また、同じ食べ物でも、揚げ物→炒め物→煮物→生の順にカロリーが低いです。調理方法にも工夫をしましょう。

妊娠中の体重増加ペースの目安

出産までに、プラス12〜15キロ程度

元々痩せ気味の方は、栄養が足りなくならないように、バランスのとれた食事を意識しましょう。偏った食事では母体と胎児の発育に影響します。特に鉄分などが不足するので意識して摂取しましょう。

▼積極的に摂るべき栄養素

鉄分	・赤身肉・ほうれん草　等
葉酸	・小松菜・ブロッコリー・納豆　等
カルシウム	・牛乳・乳製品（チーズ、ヨーグルト）・小魚（じゃこ、ししゃも）・大豆製品　等