【医師監修】3歳児が喋らない原因。何か障害がある?癇癪や奇声を出すことも

【医師監修】3歳児が喋らない原因。何か障害がある?癇癪や奇声を出すことも

公開日:2020-09-08 | 更新日:2022-05-18

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3歳になったのに、子どもが全然話さない…。
まわりの子どもは話しているのに…障害がないか心配。

こんなとき、どうすればいいの?
お医者さんに「親ができること」を聞きました。

KAJITAKU

3歳児が喋らない原因

ママと息子

原因① 聴覚の問題

先生(男性)
生まれつき聞こえに問題があると、言葉の発達に影響が出ることもあります。

また、生まれつきでなくとも、病気が影響する場合もあります。小さなお子さんは、中耳炎を発症することが多く、しっかり治療を受けていないと難聴傾向になることがあります。

呼びかけても反応が薄い、TVの音を大きくしたがるなど「聞こえが悪い」と感じた場合は、一度、耳鼻いんこう科に相談しましょう。

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原因② 個性の問題

先生(男性)
“話す楽しさ”や、“他者との話が通じる楽しさ”というものを理解していないと、3歳でも言葉や会話が少ない子どももいます。

子どもが何かを話している、表現しているというときに「わからない」「そうじゃない」といったように否定せずに「よくできた」「話せた・上手」などというように肯定してみましょう。
まだまだ色々なことに個人差が大きい年齢です。
他の子どもと比べずに、今できることをたくさん褒めてあげましょう。

原因③ 発達障害の可能性

先生(男性)
自閉症などの先天的な病気が脳にあると、「他者の言葉を理解できない」「命令されている意味がわからない」「他者とのコミュニケーションを本人が求めていない」ということもあります。

親ができる対処は?

先生(男性)
まずは、子ども自身が「楽しい」「嬉しい」と思えることを、一緒に楽しんでやってみましょう。

喋らないことに関して、親が「怒る・叱る・イライラする」といった言動をする、やめましょう。子どもが萎縮してますます話さなくなるケースもあります。

「3歳だからできて当たり前」という考えは一度捨てて、子どもが喜ぶことを一緒にできる時間を設けるようにしてみましょう。楽しいから「もっと伝えたい」ということが増えると。言葉も少しずつ増えてきます。

また、発達障害に関して不安がある場合は、まずかかりつけの小児科に相談をしてみましょう。

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障害がある?どう判断すべき?

女性の疑問

ママ・パパの自己判断は非常に難しいので専門医に相談が必要です。まずは、かかりつけの小児科の医師に相談してみるのがよいでしょう。必要に応じて、専門医や療育機関を紹介されることもあります。

「発達障害」の子どもの特徴

先生(男性)

3歳まで「話さない」という場合、

  • 自閉症(他者との関わりを持つのが難しい)
  • アスペルガー症候群(自閉症の一種、社会性が乏しいとされる)
  • ADHD(注意欠陥、多動)
  • LD(学習障害)

の可能性が考えられます。

  • 人見知り
  • 癇癪の回数が多い
  • 知らない場所や人を極端に嫌がる
  • 同い年の子供と遊べない、ごっこ遊びができない
  • 好きな遊びだけを延々と行う
  • 思い立ったらすぐに行動する
  • 会話が全く成り立たない
  • 言葉の遅れがある  など

※これらの特徴があるからといって「発達障害である」とは限りません。

「知的障害」の子どもの特徴

先生(男性)
知的障害とは、知覚・運動能力・言語能力など様々な能力に発達の遅れが見られる状態です。
  • 言葉数が少ない
  • 言葉を理解していない
  • 理解している言葉が少ない など

※これらの特徴があるからといって「知的障害である」とは限りません。

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「療育」を受けさせるべき?

先生(男性)
発達障害や発達の遅れが見られる子どもに、療育は必要です。

専門の療育を受けることで、他者との関わりが持てるようになれ社会性が身につきます。
早い時期から療育を受ければ、社会性が身につくのも早くなります。幼稚園や小学校以降の学校生活や就職にも、良い影響が多いと考えます。

子どもの可能性を広げるためにも療育は必要です。

癇癪が多い・奇声をあげるケースも

先生(男性)
3歳は、体も脳も未発達の年齢です。

おしゃべりが上手でない子どもの場合、どうやって人に感情を伝えればいいのかわかりません。

そのため、癇癪を起こしたり奇声をあげたりしてしまいます。個性の1つと考えてもよいかと思われます。

親はどう対処すればいい?

先生(男性)
まずは、「なぜ怒っているのか」「どうしてびっくりしているのか」を目を見て聞いてあげましょう。

子どもの要求が伝わった場合は、通常、癇癪はおさまります。しかし、おさまる時間にも個人差があります。何時間でも泣く子どももいます。
ママ・パパは、子どもとご両親が落ち着ける場所に移動して、ゆっくり抱っこやお話をして、お互い落ち着くようにしましょう。

泣き叫んでいると喉が乾くので、冷たい飲み物を飲ませると落ち着く子どもも多くいます。

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