0歳児の保育園|いつから入園した?準備することやメリット・デメリットも

0歳児の保育園|いつから入園した?準備することやメリット・デメリットも

公開日:2019-10-04 | 更新日:2022-09-06

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産休中や育休中のママにとって心配事のひとつが「保育園にいつから預けるか?」問題。

「0歳から保育園に預けるのはかわいそう?」
「0歳児でも保育園に預けて良かった?」

さまざまな意見が飛び交う0歳児の保育園入園。実際に0歳児の子どもを保育園に入園した先輩ママ・パパに意見を聞いてみました。

いつから入園させた?

子どもを保育園に預け始めた月齢を、先輩ママ・パパ50人にアンケートしてみました。

入園した月齢は?

グラフ(先輩ママ・パパ50人アンケート「子どもが何ヶ月の時に保育園に入園させましたか?」)

4月入園のタイミングで保育園へ預ける方が多いため、預け始めた月齢にはばらつきがあります。

また、月齢を重ねてからの入園が比較的多いです。

0歳児入園を決めた理由

先輩ママ・パパが0歳児入園を決めたのはどんな理由があったのか、体験談を聞きました。

決め手① 0歳からの方が入りやすい

「入りやすさ」を優先して0歳からの入園を決めた、という意見も。

ママ
0歳クラスからのほうが入所させやすく、1歳からの保育園入所の倍率が高くなるため。
(0歳の女の子と4歳の男の子のママ)
ママ
春から、認可保育園にいれたかったので、ポイント加点、実績づくりをするために0歳で認可外保育園へ入れました。
(5歳の男の子のママ)

激戦区では熾烈な入園合戦がくりひろげられる保育園の入園。希望する保育園が決まっている場合などは、早めに動き出すのが確実ですね。

決め手② 職場復帰に合わせて

職場復帰の時期があらかじめ決まっていたママ・パパは、育休開けと同時に保育園へ預けはじめています。

ママ
もともと4月から仕事復帰と言う約束だったので1歳を待たずに4月入園をしました。
(3歳と小学4年生の男の子のママ)
ママ
会社で1年以上の産休が取れなかった事が、一番の理由です。
(0歳と2歳の男の子のママ)

本音では「もっと育休を延長したかった・・・」というママ・パパもいらっしゃいました。

決め手③ 経済的な理由

「働くためには預けなければならず、しかたなく入園させた」というママ・パパも多いです。

ママ
父親のみでの1馬力で家計をやりくりするのが難しく、妻に早期で職場復帰してもらわないといけなかったため。
(4歳の男の子のママ)
ママ
シングルマザーだったから稼がないといけないので。
(5歳の男の子のママ)

0歳児入園のメリット

赤ちゃんとママ

子どもを0歳から保育園に預けたことで、どんな利点があったかを先輩ママ・パパ50人に聞いてみました。

メリット①人見知り前に保育園に慣れる

月齢の早い段階では、人見知りが始まる前に入園できます。
子ども自身の自我が発達する前に預け始めることで「子どもが泣いてしまってつらい」というママ・パパの罪悪感は少なくなるかもしれません。

メリット② 育児のアドバイスをもらえる

ちょっとした育児の悩みや心配事を、保育士さんに相談できるのが良かったという意見も。食事やトイレのトレーニングも、早い段階から保育園と連携して行うことでスムーズに進むケースもあります。

メリット③ 生活に余裕が生まれる

仕事に専念することで家計が楽になったり、オンとオフの切り替えがうまくいくことで、適度にリフレッシュできて心に余裕ができるのもメリットです。

メリット④ 社交性が身に付く

早くから集団生活に慣れることで、子どものコミュニケーション能力が養われるよう。
お友達や先生など、家族以外の人と過ごすことで誰にも機嫌よくニコニコするようになり、周りの人から可愛がられたという意見もありました。

メリット⑤ 家ではできない経験ができる

歌やダンス、夏場のプール遊びなどは家庭でやるよりも規模が大きく、子どもにとって良い刺激になります。
また、クリスマスやハロウィンなどの季節的な行事を通して貴重な体験もできます。

メリット⑥ 子どもの生活リズムも整う

登園時間やお昼寝の時間などが決まってくることで、自然と規則正しい生活ができるようになるものメリットです。
日中の刺激が多い分、夜によく寝るようになったという声もありました。

0歳児入園のデメリット

子どもを0歳から保育園へ預けたことで後悔したことやどんなことが大変だったかも、先輩ママ・パパ50人に伺いました。

女性

デメリット① 周りが「かわいそう」とうるさい

ママ(困り顔)
やはり、祖母や親しい人から、こんなに早くから預けるのはかわいそうと言われました。
自分でも悪い事をしているのか悩みました。
(小学4年生の女の子ママ)
ママ
後悔はしてないですが、特に義両親からは「かわいそう」「子供は3歳くらいまで親が育てた方がいい」「息子の収入に不満があるのか」などと言われて理解してくれなかったです。
(6歳の女の子のママ)

事情があって保育園へ預けているのに、周りの人から感情論を押し付けれるとイライラしたり、悲しくなってしまいますよね。
保育園で過ごすことのメリットを説明して理解を求めてみては。それでも保育園に否定的な人がいる場合は、その人の話は聞き流しましょう。

小さいうちから保育園に預けることは、決して悪いことではないですよ!

デメリット② 病気に感染しやすい

ママ
1週間に1回は発熱などの体調不良をおこしていた。流行性の病気には必ずと言っていいほどうつされてかえって来る。
(1歳の女の子のママ)
パパ
とにかく病気にすぐなりました。
妻は働けたものの、すぐに保育園に病気になったと呼ばれて、職場の人に嫌な目で見られました。
(2歳の女の子と4歳の男の子パパ)

集団生活をする以上、病気との付き合いは避けて通れません。
帰宅後の手洗いうがいを徹底しましょう。0歳児入園させる場合は、「予防接種」はしっかり受けるようにするのがおすすめです。

デメリット③ はじめて瞬間に立ち会えない

ママ(困り顔)
「はいはいをする」「ずりばいをする」「歩く」といった過程を保育園でされてしまうと成長に立ち会えないので悲しい。
(0歳の男の子のママ)
ママ
やはり、はじめてのことを見守ることができなかったのは辛いことでした。「はじめてできたんですよ!」と保育士から聞いたときはさみしさがありました。
(5歳の男の子のママ)

子どもの成長する瞬間を見守れないのは、親としては寂しく感じてしまいますね。
でも、その分、保育園で身長や体重、手形・足形などの成長の記録やお誕生日カードなどを作成してくれることもあります。

先生のことも、子どもの成長を見守ってくれる仲間と思えば心強いですよ!

デメリット④ 保育料が高い

ママ
「働くための保育料なのか、保育料のために働いているのか」と疑問に思ってしまうという話もよく耳にします。

1歳かつ、旦那も仕事をし、私も一番年収が高い時期での保育園料の算定だったので、とにかく保育園料が高くそこだけは後悔しました。
(1歳の男の子のママ)
ママ(困り顔)
とにかく保育料が1人目はとても高く、何のために働いているのか分からないときがあった。
(2歳と6歳の女の子、4歳男の子のママ)

ママ・パパの就労状況や入園した保育園によっては保育料が高くなってしまうことも。
市区町村によっては保育料の助成を行っているところもあります。役所の人と相談したり、ママ友からの情報を得て、助成制度は最大限に活用しましょう。

3つの注意点

先輩ママ・パパから、これから0歳保育を検討するママ・パパへのアドバイス。入園前に注意した方がよいのは以下のポイントです。

① 保育園行事について聞いておこう

特に調べておきたいのが、保育園の「保護者会」や「親子イベント」の有無です。

女性
親が保育園の活動にどれほど関わるのかは、保育園によってかなり差があります。

また2019年10月から始まる保育料無償化も、対象になる保育園とならない保育園があるそう。職場復帰の時期が決まっているママ・パパは、早めに保育園選びを進めましょう。

 

② 登園できない場合の対処を決めておこう

子どもの急な体調変化によるお迎え連絡が来た場合や、病気で保育園へ登園できない場合、家族間で送り迎えの段取りを決めておきましょう。

近くにサポートしてくれる家族がいない場合は、地域の「ファミリーサポート」に登録するのがおすすめ。ファミリーサポートとは、育児などの手伝いを依頼したい人と、手伝いを提供したい人が会員として登録して助け合う互助援助活動です。

女性
保育園にもあらかじめ話しておけば、ファミリーサポートの方に送り迎えをお願いすることができます。

「ファミリーサポート (お住まいの地域名)」で検索してみてください。

病気で保育園を休まなければならないときは、病児保育を利用するのもおすすめ。こちらも事前に申請が必要ですので、「病児保育 (お住まいの地域名)」で調べてみてくださいね。

③ 子ども自身の準備をしておこう

母乳のみで育児を行っているママは、ミルクや哺乳瓶に慣れさせておきましょう。哺乳瓶が使えず水分が取れないとなると、慣らし保育が伸びて職場復帰が難しくなる場合も。

女性
入園の際は「おむつにはひとつひとつ名前を記入しなければいけない」など、思わぬ手間が発生することもあります。

準備は早めに行って損はありません。予防接種のスケジュールも確認し、入園前までに受けられるものは済ませておきましょう。

0歳児入園を検討しているママ・パパへ

赤ちゃんとママ

0歳児から保育園へ預けることは、決して悪いことではありません。

子どもと離れる時間が増える分、一緒にいられるときに愛情をたっぷり注いであげれば大丈夫です。

ママ・パパ本人が子どもを保育園へ預けることを「かわいそう」だと感じないためにも、子どもを安心して預けられる保育園を選びましょう。

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