【正直疲れた…】4歳児のかまってちゃんがひどい!ママにべったりなときの対処法

【正直疲れた…】4歳児のかまってちゃんがひどい!ママにべったりなときの対処法

公開日:2022-03-18 | 更新日:2022-10-05

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4歳の子どもが常にママにべったり…正直しんどい!
どう接したらいいの?

4歳児の「かまってちゃん」への対応方法について、お医者さんと先輩ママに聞きました。
ベッタリになる理由やイライラするときの対処法、逆効果な対応についても紹介します。

坂野 真理 先生

監修者

虹の森クリニック

院長
坂野 真理 先生

経歴

日本精神神経学会認定 精神科専門医

日本医科大学医学部卒
東京大学医学部附属病院小児科及びこころの発達診療部、医療福祉センター倉吉病院精神科等を経て、英国キングスカレッジロンドンの精神医学・心理学・神経科学研究所(IoPPN)にて修士号取得
2018年 虹の森クリニック(児童精神科・精神科)開業
2020年 虹の森センターロンドン開設。日英両国において子どものこころに関する診療および情報発信を行っている。

KAJITAKU

4歳児が「かまってちゃん」で大変!

女の子

先輩ママに、4歳児の「かまってちゃん」エピソードを聞きました。

何をするにも「ママがいい」

ママ
何をするにも「ママがいい!」。
食べさせるのも「ママが食べさせて!」お風呂も「ママが洗って!」という感じです。
納得いくまで、全て従っていました。
(3歳と小学1年生の女の子のママ)
ママ
食事も服の着替えも、全て自分でできることを「ママやって」と言ってきます。
その都度、対応することが面倒です。
(4歳の女の子のママ)

ママにべったり…

ママ
一人でトイレに行かせようとする時も、ママも一緒に来るでしょ!とずっと私にベッタリなこと。
可愛いのですが正直しんどいです。
(4歳の女の子のママ)

「かまってあげたいけど、全てに応じるのは大変」というママたちの声が寄せられました。

なんでこんなにベッタリになるの?

4歳の子どもが何をするにも「ママ、ママ」です…。
なぜこんなにベッタリになるのでしょうか?
ママ
先生(女性)
あまりにも過度にママに依存的になってしまう場合は、子どもに強いストレスがあるなどの何らかの不安要素がある可能性もあります。

4歳になると、生活上の多くのことが自立してできるようになってきます。
発達段階で言えば、1歳の頃のように「ママにしがみついてばかりいて当然」と言える年齢ではないでしょう。
しかし、まだ甘えたいときもあって当然かと思います。「かまってちゃん状態」が一時的なことであれば、あまり気にする必要はないかと思います。

ただ、4歳であまりにも過度にママに依存的になってしまう場合には、お子さんをとりまく環境について考える必要があります。
例えば、「保育園で強いストレスを感じている」など、環境面で何らかの不安要素がある場合もあるでしょう。
また、「もともとの性格で不安感が強く、神経質な傾向がある」というお子さんの場合は、特に注意して見てあげる必要があります。中には生まれつきの発達特性があり、不安につながっている場合もあります。

4歳頃は、不安をうまく言葉で表現することができず、「甘える」という行動で示すことがあります。
お子さんひとりひとりにより様々な原因が考えられますので、まずは客観的にお子さんそれぞれの状況を見ながら判断していくことが必要でしょう。

どう接するのが正解なの…?

常にまとわりついてくる「かまってちゃん」な4歳児にどう接したらよいでしょうか?
ママ
先生(女性)
まずは事前に「要望を聞いてあげられない旨」を子どもに伝えておくようにしましょう。
それでもまとわりついてくる場合は、声掛けに応じたりせず、かんしゃくを起こしても取り合わないようにしましょう。

4歳であれば、ある程度ママの様子を見ながら行動できるようにもなってきます。
また、「ママはお料理しているから遊べない」という理由も、理解できるでしょう。

ママがどうしてもお子さんの要望を聞いてあげられない時は、まずは事前に本人に伝えておきましょう。
例えば、「これからママはお料理するから終わるまで一人で遊んでいてね」と伝えます。
また、「お料理中はママに声をかけてもママはお話したり遊んだりできないからね」と、もしママの伝えたことと違う行動をとった時には、どうなるかも伝えておきます。

もし伝えた後で、ちゃんと待てるようであれば、お料理中であっても、「〇〇ちゃん、ちゃんとママが料理している間一人で遊んでいられて、えらいな~。ママ、助かるな。」などと出来る限り声掛けしてあげましょう。

一方、お子さんがママのお料理を邪魔するほどまとわりついてくるようであれば、事前に伝えた通り、本人の声掛けに応じたりせず、料理を続けます。そこでお子さんがかんしゃくを起こしても取り合わないようにしましょう。
そして、料理が終わったら、「料理終わったから、お話できるよ」とお話したり遊んだりできるタイミングであることを伝え、ここでちゃんと応じてあげましょう。

なお、この方法は通常の発達のお子さんの場合です。
何らかの生まれつきの不安の感じやすさがある場合や、発達特性が背景にある場合は、お子さんそれぞれの状況に応じた対応が必要になる場合があります。

先輩ママの対処法

先輩ママは、実際に「かまってちゃん」な4歳児にどう対処していたのでしょうか。

ママ
しっかり子どもに集中する時間を作りそのときに全力で一緒に遊んだりするようにしていました。

家事などをしたいときは、「◯時になったらお料理するね」と事前に伝えていました。
(0歳の男の子と小学1年生の女の子のママ)
ママ
見てなくても「見てるよ」と言ったり、「すごい!」と褒めたりして、子どもの自尊心を傷つけないように気をつけています。
(2歳の男の子と4歳の女の子のママ)
ママ
とりあえず、何か熱中するものがあるときは大人しいので、NHKの子ども番組やアニメを録画しておいて、それを見てもらっています。
(4歳の男の子と中学1年生の女の子のママ)
ママ
着替えや靴を履くなど、本当は自分でできるけどやってほしがることは、できるだけやってあげます
一生続くことはなく、今だけだと思えば頑張れます(笑)
(4歳の女の子と小学1年生の男の子のママ)

こんな対応は逆効果!NG対応例

泣いている女の子と母親

先生(女性)
「怒る」など、子どもを注目する対応は避けましょう。

かまってちゃんの行動は基本的に「注目行動」であると言えます。
そのため、もし本人が良い行動をしているのであれば、十分にかまってあげるべきですが、その場にふさわしくない行動の時は、注目を与えないようにしましょう。
例えば、怒ることも、注目を与えているのと同じです。怒ることで注目を得られることが分かると、行動が悪化する場合があります。

ママ
かまってちゃんの4歳児が駄々を捏ねてしまった時に「ダメだって言ってるでしょ!」と強めに怒ってしまったことです。
その後、信じられないくらい赤ちゃん返りしました。
(4歳の女の子のママ)

「子どもに注目しない」って、どう接するのがよいの?

先生(女性)
ママが応じられない時などに注目を与えず、本人の要望に応じないこと、つまり「無視すること」は、良い行動を導くために適切な方法であると言えます。

お子さんに対して

  • どういった行動をとることが良い行動になるのか
  • 良い行動がとれなかったときは無視をする

といったことを事前に伝えておくことが重要です。

何も伝えられずに突然無視されたら、お子さんは理解できず、さらに自分に注目してもらおうと、行動を悪化させるだけになってしまうでしょう。

また、無視するだけではなく、良い行動をとることができたら、そのタイミングですぐに対応を切り替え、無視しないできちんと注目を与えてあげることも重要です。
無視し続けるだけになってしまうと、これも行動の悪化につながります。

無視をすると、一時的に行動が悪化し、「お試し行動」が出ることがありますしかし、ある程度この時期を乗り越えると、徐々に行動は改善の方向に向かうことが多いです。
そのため、親の方にも辛抱が必要ですね。

どうしてもイライラしてしまうときは…

キッチンで休憩する女性

「ママやって」「ママがいい!」などと常にまとわりつかれると、気が休まらず、イライラしてしまうのも当然です。

そんなときに「気持ちを落ち着かせる方法」を先輩ママが教えてくれました。

自分へのご褒美タイムをつくる

ママ
私は甘いものが好きなので、子どもが寝静まった後にご褒美のおやつタイムドリンクタイムを作っています。
日中隠れて食べたりしたら見つかって余計にこじらせるので、寝かしつけてから息抜きです。
(5歳の男の子と小学2年生の女の子のママ)

一旦、別の部屋に避難する

ママ
別の部屋に移動します。
泣いていても子どもには少し我慢してもらって、2〜3分でもスマホを触るなど自分の好きなことをします
(4歳の女の子のママ)

子どもの安全を確保したうえで物理的に離れるというママも。

夫にバトンタッチする

ママ
イライラして、「強い言葉で言いそう!」と思ったら夫に正直に伝えてバトンタッチします。
(4歳の女の子のママ)

どうしてもイライラしてしまうときは、別の部屋に移動して一呼吸置いたり、甘いものをつまんで気持ちを落ち着かせるという声が多く寄せられました。

四六時中まとわりつかれると大変ですが、ママも息抜きしつつ、今しかない子どもとの時間を大切に過ごしたいですね。

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