子どもの「パパ嫌い」はママのせい?原因&対策を児童精神科医に聞きました
公開日:2022-05-26
| 更新日:2022-09-28
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子どもが「パパ嫌い」になっちゃった…。
もしかして、私のせい…?
子どもの「パパ嫌い」について、お医者さんと先輩ママに聞きました。
「パパ嫌い」の原因やママが与える影響、パパを好きになってもらうためにできることも紹介します。
子どもが「パパ嫌い!」
先輩ママに、子どもの「パパ嫌い!」エピソードを聞きました。
イヤイヤ期の頃に「パパ嫌いが顕著だった」との声が多いです。
パパがお風呂に入れてあげようとしても、歯磨きしようとしても、とにかく「パパいやっ!」でした。
しつこくすると、さらに嫌がり、泣きながらママに抱きついてきました。
(4歳の男の子と小学1年生の女の子のママ)
イヤイヤ期の時に、「ピーマン嫌い」と同じようなノリで「パパ嫌い」というようになりました。
パパはショックを受けていました。
(5歳の男の子のママ)
外でパパと手をつなぐのを嫌がったり、「パパいや!」と言ったりするようになりました。
パパも子どもとあまり関わらなくなり、たまに怒るので、さらに嫌われていました。
パパ嫌いだとママばかりになるので、家事にも手がつかず、きつかったです。
(1歳と2歳の女の子のママ)
もしかして…ママのせい?

子どもの「パパ嫌い」の原因が、自分にあるのではと感じています…。
母親が原因で、子どもが父親を嫌いになることはあるのでしょうか…?

普段のメインの養育をしているのがママであり、ママがパパに対してかなりネガティブな行動(パパの愚痴を言うなど)をしている場合は、子どもがその真似をしている可能性はあるでしょう。
ただし、状況によって様々な理由があるかと思いますので、一概に明確には言えません。
「パパ嫌い」の原因になりうること
- パパがお子さんと楽しむ時間を共有していない
- パパが育児に関わっている時間が少ない
- パパがどうやって子どもと関わったらよいのかわからない
- パパのやり方で関わるので、子どもが自分の好きなやり方で遊べない
などの場合には、パパにあまりなつかないケースもあるかもしれません。
一方、精神分析学の創始者であるフロイトは、男の子の場合は特に、女性であるママを生理的な欲求として求め、ママと仲の良いパパに対する嫉妬や憎しみを無意識に感じているという説を唱えました。
このような説もあるくらいですので、子どもがどちらか片親になつき、どちらかにはなつかないということは、昔からあることなのでしょう。ケースバイケースなので一概には言えないでしょう。
パパが子どもと触れ合うのは朝の30分〜1時間ほどと短く、下手すれば関わらない日もあります。
休日の日もそんなに長く一緒にいることがないので、関わる時間の短さが「パパ嫌い」の原因かと思います。
(0歳の女の子のママ)
パパといる時間が少ないからか、パパだという認識が子どもにないんだと思います。
「たまに会う人が家にいる」という感覚の怖さなんだと思います。
(6歳の女の子のママ)
全く育児に参加せず、すぐに怒るので、子ども達も怖がるようになりました。
(2歳の男の子と5歳の女の子のママ)
先輩ママからは、子どもの「パパ嫌い」の原因として、「パパと子どもの接する時間の短さ」を挙げる声が多くありました。
パパを好きになってもらうために

お子さんとパパとの間に信頼関係を作ることが一番大事だと思います。
まずは1日10分でも、パパが子どもと一緒に遊ぶ時間が取れるといいですね。
ご夫婦で話し合って、どのようにパパがお子さんと関わる時間を確保するのか、決めることが出来ると良いなと思います。
もし、
- どうやって子どもと遊んだらいいかわからない
- 一緒にいるものの、パパが自分一人で遊んでいて関わっていない
- 子どもがうまくできないとすぐに怒ってしまう
というパパがいたら、子どもとの関わり方を知るペアレンティングについて調べてみるとよいでしょう。
私たちは、こんな対策をしました!
先輩ママは、子どもを「パパ好き」にするために、どのような対策をしたのでしょうか。
アンケートで伺ったところ、
- パパと子ども2人の時間をつくる
- 子どもがパパを頼るような場面をつくる
- パパの愚痴を言うのをやめる
- 夫婦が仲良しなところを見せる
- 子どもの気持ちを受け止め、無理強いしない
などの声が集まりました。
週末にパパが休みのときは、私は外に出かけてパパと2人で遊んでもらうようにしました。
すると、6歳の現在、ママ好きは変わりませんが、パパのことも大好きになりました。
(4歳の男の子と6歳の女の子のママ)
休みの日に家族連れでいろいろなところに行って、子どもがパパを頼るようなシチュエーションを作るようにしました。
そうすると、子どもは「パパやってー」と言うようになりました。
(6歳の女の子のママ)
まず、子どもの前でパパの愚痴を言うのをやめました。
パパが“悪者”だというイメージを植え付けるのは、子どもにとって良くないと思います。
子どもが以前よりもパパに近づくようになりました。
(小学5年生の女の子のママ)
普段から手をつなぐなど、ママとパパが仲良しなところを見せたり、パパのお話をたくさんしたりして、子どものパパ見知りが終わるのを待ちました。
(0歳の男の子と2歳の女の子のママ)
とりあえず「ママがいい」という気持ちはしっかり受け止めるようにしました。
一日のどこかでパパでも大丈夫というタイミングがあるので、そこでパパとの関わりを持たせるようにし、無理はさせませんでした。
結果、パパ大好きな子になりました。
(4歳の女の子のママ)
子どものパパ嫌いの原因が、すべてママにあるわけではありません。
先生や先輩ママの声を参考に、子どもが少しずつパパを好きになってもらえるように工夫してみてくださいね。