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「あれ、体温が上がった?」「下がった?」
妊娠中の体温「これって大丈夫?」心配になることもあります。
妊娠中の体温が変化する時期や原因と、体温調節の方法をお医者さんが解説します。
1999年 日本医科大学産婦人科教室入局 日本医科大学付属病院 産婦人科研修医
2001年 国立横須賀病院(現 横須賀市立うわまち病院) 産婦人科
2002年 東京都保健医療公社 東部地域病院 婦人科
2003年 日本医科大学付属病院 女性診療科・産科 助手代理
2004年 日本医科大学付属第二病院 女性診療科・産科 助手
現在 石野医院の副院長
妊婦の体温の平均は、妊娠週によって変わります。
妊娠すると赤ちゃんがお腹の中で育ち始めます。母体は妊娠をキープするために高温状態を保ちます。これは、ホルモンの影響によるものです。
この時期に「微熱が続く感じ」「熱っぽくて、頭がポーっとする」と感じる妊婦さんもいます。
※ただし個人差が大きく、もうしばらく高温状態が続く人もいます。
この頃には、お腹も大きくなり赤ちゃんも育っているという実感もありますね。
妊娠中期となる、13週頃から徐々に体温は、平常時の体温に下がり始めます。
これは、赤ちゃんをお腹の中で育てるための胎盤ができ上がったため、ホルモンバランスが変化して起こります。
平熱となると体が楽になり、睡眠も取れやすくなるでしょう。つわりが落ち着くのもこの時期です。
妊娠中に気をつけたいのは、病気での発熱です。
妊娠すると、免疫力が下がります。そのため、風邪やインフルエンザなど様々なウイルスや細菌が侵入しやすくなっている状態です。
などの症状があるようであれば早めに病院を受診しましょう。
特に妊娠初期は、妊娠に気づかず避けた方がいい薬を飲んでしまう人もいるので注意が必要です。
インプランテーションディップは、妊娠超初期に起こりうる症状のひとつで、一部の妊婦さんに現われることがあります。
また、もう一つ体温が下がる要因には、妊娠が継続されなかった場合があります。基礎体温が下がってそのまま上がらない場合は流産の可能性があります。
妊娠が継続されていない可能性があるため、確認が必要です。
「葉酸さえとっておけば大丈夫?」
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