妊娠8~9ヶ月でも妊婦歯科検診に行くべき?検査内容は?産後でもいい?

妊娠8~9ヶ月でも妊婦歯科検診に行くべき?検査内容は?産後でもいい?

公開日:2021-09-27 | 更新日:2023-01-13

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妊娠8〜9ヶ月でも妊婦歯科検診に行くべき?
検査内容や持ち物は?

妊娠後期の「妊婦歯科検診」について、歯医者さんに聞きました。
検診で異常が見つかった場合の治療の流れや、妊娠後期の歯のケア方法も解説します。

監修者

むかい歯科

迎 和彦 先生

経歴

1990年 昭和大学歯学部卒
昭和大学第三歯科補綴学教室入局
1996年 昭和大学第三歯科補綴学教室退職 同上特別研究生
都内歯科医院管理者(院長)勤務
2004年 大田区大森にて「むかい歯科」開業

KAJITAKU

妊娠8ヶ月・9ヶ月でも妊婦歯科検診に行くべき?

お腹が大きくなってきていて不安なのですが、それでも妊婦歯科検診に行ったほうがよいのでしょうか?
ママ
先生(男性)
はい。ぜひ行きましょう。
妊娠中は特に虫歯などになりやすい時期なので、できる限り歯科検診には行くようにしてください。

お腹が大きくて苦しい場合は、ご自身が楽な姿勢を医師に伝えて対応してもらいましょう。
初期の段階で虫歯が見つかれば、それだけ治療が楽になり、治療時間もかかりません。

赤ちゃんが生まれてしまうと、歯科に通う時間が取りづらくなる人もいます。
妊娠中に検診を受けて、治せるものは治しておく方が良いでしょう。

妊婦歯科検診の内容

先生(男性)

妊婦歯科検診では、

  • 虫歯のチェック
  • 歯周病のチェック
  • 歯磨き指導

などが行われます。

妊婦歯科検診に必要なもの

先生(男性)
  • 母子健康手帳
  • 妊産婦歯科健康診査の受診票
  • 健康保険証
  • 産婦人科の診察券
  • 歯ブラシ

などが必要となります。

※自治体によって持ち物の案内が異なります。

詳しくはお住まいの自治体のホームページなどでご確認ください。

検診中、“仰向け”になるのが心配…

先生(男性)
妊婦歯科検診では、足の下にクッションを入れるなどして、楽に仰向けになれるように工夫します。

疲れてしまわないように、休憩を入れながら検査することもあります。
体勢がつらいときなどは、遠慮なくまわりのスタッフに伝えてくださいね。

異常が見つかった場合はどうする?

妊婦歯科検診で虫歯などが見つかった場合は、症状の進行具合によって、

  • 食生活・ブラッシング指導にとどめる
  • 治療を進める

のどちらかを判断することになります。

食生活・ブラッシング指導にとどめるケース

先生(男性)
ごく初期の虫歯の場合は、歯の再石灰化による修復が見込めるため、治療は行いません。

再石灰化を促すための食生活指導、磨き残しの無いようにするブラッシング指導フロスの使い方の指導で対応します。

初期虫歯を修復する”再石灰化”とは


歯は、再石灰化といって、唾液を使って初期虫歯を治すことができます。

この再石灰化を促すためには、食後すぐのブラッシングキシリトール配合のガムを噛むなどが効果的です。

再石灰化は、食事と食事の間の、口に中に食べ物がない時間に積極的に行われます。

治療を進めるケース

先生(男性)
妊娠後期の場合でも、虫歯が進行している場合は治療を進めます。

虫歯を削り、薬を詰めて被せ物を行います。
1本の虫歯であれば、週1回の通院で3〜4回程度で治療が終わる場合がほとんどです。

初期虫歯よりも進行してしまった虫歯は自然に治癒することはありません。
進行して神経まで到達してしまうと猛烈な痛みを発症し、生活に支障が出ます。産後に後悔しないためにも、早めに対処するのが得策です。

妊娠後期の歯のケアの方法

妊娠後期でもあっても、歯のセルフケアの方法は普段と大きく変わりません。

虫歯や歯周病予防のために、以下のことを実践しましょう。

  • 毎食後に歯磨きをしっかりする
  • 歯間ブラシ、フロスを使用して食べカスを残さない
  • 食事や間食は時間を決める
  • 糖分をとりすぎない
  • 歯磨きができないときは、こまめに口をゆすぐ
  • 夜眠る前は丁寧に歯磨きする

それぞれの詳しい解説していきます。

毎食後の歯磨き

先生(男性)
毎食後にできるだけ早く歯磨きをしましょう。
虫歯菌の繁殖を抑えて、虫歯が進行するのを防ぎます。

フッ素入りの歯磨き粉を使用して、最低3分間は歯磨きを行います。

歯茎と歯の間を丁寧にブラッシングして、歯周病の予防も行いましょう。

歯間ブラシ、フロスを使う

先生(男性)
食後は歯磨き以外にも歯間ブラシやフロスを使用して、食べかすが残らないようにしましょう。

歯間ブラシ、フロスは歯の間に差し込んで使います。
左右に動かすと食べかすや歯垢が取れます。

フロスが切れてしまったら、その箇所に虫歯や歯石が詰まっている可能性があります。
歯科に相談しましょう。

食事や間食は時間を決める

先生(男性)
食事や間食は、時間を決めてとりましょう。口の中が清潔な時間が長くなるようにしましょう。

食べ物を口の中に入れている時間が長ければ長いほど、虫歯菌が増えてしまいます。

決められた時間で食事を終え、すぐに歯磨きを行うことで、虫歯菌の増殖を避けられます。

糖分をとりすぎない

先生(男性)
糖分は、虫歯菌の大好物です。
糖分を減らせば虫歯菌の繁殖は抑えられます。

糖分を含んだ「あめ」、「グミ」などは、歯に残りやすく虫歯の原因になりやすいです。

間食するなら、「おせんべい」が糖分も少ないのでおすすめです。

歯磨きができないときは、こまめに口をゆすぐ

先生(男性)
妊娠中は、気分が優れず歯磨きができないこともありますが、うがいだけはしっかり行いましょう。

食後、最低10回程度は、うがいを行います。

食べかす、虫歯菌などをある程度追い出すことができます。

眠る前は丁寧に歯磨きする

先生(男性)
毎食後に歯磨きを行えないときでも、就寝前は丁寧に歯磨きを行なってください。

歯は、夜眠っている時間に再石灰化を行なっています。
再石灰化を十分に促進するためには、歯磨き後の清潔な状態が必要です。

歯磨きをしていないと、口腔内を中性の状態に戻すのに時間がかかり、歯の石灰化が進みにくいのです。

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