もくじ
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妊娠中の口内炎を早く治したい・・・。
薬は使ってもいいの?
妊婦の口内炎の対処法をお医者さんに聞きました。食べ物や感染症のリスク、病院に行くタイミングについても解説してもらいました。
1999年 日本医科大学産婦人科教室入局 日本医科大学付属病院 産婦人科研修医
2001年 国立横須賀病院(現 横須賀市立うわまち病院) 産婦人科
2002年 東京都保健医療公社 東部地域病院 婦人科
2003年 日本医科大学付属病院 女性診療科・産科 助手代理
2004年 日本医科大学付属第二病院 女性診療科・産科 助手
現在 石野医院の副院長
ホルモンバランスの影響で、唾液量が減りることで、口の中が乾燥しやすくなるのも原因のひとつです。
ひどい「つわり」によって、
といったことがあると、口内炎ができる妊婦さんもいます。
早く快方に向かうために、
ことを意識しましょう。
妊娠中はホルモンの関係で口のなかが乾燥しやすくなっています。
細菌を増やさないため、食後には必ずうがいを行い、口の中を乾燥させないようにしてください。
口内炎に働きかける、ビタミンB群が多く含まれたキノコ、豚肉、バナナ、ブロッコリー、納豆などを意識して食べましょう。
はちみつが口内炎に良いと言われるのも、このビタミンB群を始め、豊富に栄養を含んでいるからです。喉や口の中に痛みがあるときも、はちみつなら食べやすいですね。
規則正しい生活を送り、疲労をためないようにします。食事は決まった時間に食べて、早寝早起きを心がけましょう。
妊娠中は、体の変化や、お腹のなかの赤ちゃんを心配し、自分が考えているよりもストレスや疲れがたまっている人が多くいます。
ストレスをためないようにリラックスして過ごすと、自然と口内炎も早く良くなるでしょう。
市販の口内炎薬には、口内炎パッチ・スプレー・軟膏などがありますが、ステロイドが含まれている薬もあります。
ビタミン剤も、いろいろな成分が入ったものがあるので、飲む前に医師に相談しましょう。
妊娠中でも使える口内炎の塗り薬や飲み薬、栄養剤などを処方してもらえる場合もあるので、病院を受診しましょう。
胎児への薬の影響が考えられるのは、主に妊娠初期ですが、薬を使用した全てにおいて症状が出るわけではありません。(薬の影響がなくても、障害が出る場合もあります。)
リスクヘッジという意味で、今後は自己判断の使用は控えましょう。
ウイルス感染で口内炎ができる場合もあります。
子どもがかかることで有名ですが、大人もかかります。妊娠していると免疫力が落ちているので、感染しやすくなります。
感染症の治療は、基本的に対症療法となります。まずは栄養のあるものを食べ、ゆっくり休むようにしてください。
上の子どもがいるママは、家庭内の感染予防も必要です。
初めての病院では、妊娠していることを必ず伝えてください。耳鼻科や歯科で対応してくれる病院もあります。事前に確認しましょう。
一度できたらまず消えない「妊娠線」。
予防のためには、妊娠初期からケアを始めることが大切です。
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