もくじ
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妊娠中のつらい腰痛。
なかには立てない、歩けないという妊婦さんも少なくありません。
腰痛の「原因」と「対策」をお医者さんがわかりやすく解説します。
おすすめのマッサージや腰に負担をかけない姿勢を紹介。病院で治療が必要な場合についても解説します。
2013年 東京大学医学部医学科卒業
2013年 川崎市立川崎病院勤務
2015年 神戸市立医療センター中央市民病院産婦人科
現在は、日本産婦人科学会認定の産婦人科専門医として活躍中。
情報があふれ、正しい情報の選択がますます困難になっている昨今、何を信じればいいか不安でたまらない人の助けに少しでもなるよう、情報発信しています。
代表的な妊娠中の腰痛原因は2つあります。
これらの女性ホルモンは、骨盤の関節や靭帯を緩めて、赤ちゃんを通すための準備をしています。骨盤のつなぎ目の関節である、仙腸骨の靭帯や恥骨結合がゆるむのが原因で、腰や背中の筋肉に負担がかかり、痛みがおきます。
お腹は赤ちゃんの成長に伴い大きく膨らんでいきます。このような体の重心の変化は、自然と腰を反らせるような姿勢になってしまいます。腰を反らせたまま生活を続けると腰回りの筋肉へ奏上以上に負荷がかかっていて、腰痛を起こします。また、腰痛だけでなく、お尻に痛み・太ももにしびれを伴う場合もあります。
まずは、産婦人科で状態を伝え、体の状態に問題がないか診察を受けます。腰の治療が必要だとなれば、整形外科で治療や出産までの姿勢のアドバイスを受けてください。
胸を張り、肩と骨盤が一直線になるような姿勢が体には負担がかかりません。
初期の頃から意識付けをして、妊娠後期で辛い腰痛に悩まないようにしたいですね。
前傾姿勢にならない癖をつけておくと、出産後の腹筋の復活も早まり、出産に伴う体の歪みも少なくすみます。
自己流のエクササイズや力を込めた腰のマッサージは、実は負担になる場合もあります。
まずは、病院で腰痛の原因を確かめ、必要な診断、治療を受けましょう。
腰に負担がかかるのを避けられます。
腰の下に丸めたタオルや枕を入れて、腰が楽な体制にしましょう。
また、膝の下に同じようにタオルや枕を入れるのもおすすめです。
顎を引いて、肩の力は抜き、座るようにします。
また、コルセットやベルトは、腰痛が楽になりますが、保護や固定が目的です。腰痛の症状がひどい場合は、専門医の治療、アドバイスをしっかり受け、上手に活用しましょう。
基本的には
温湿布・・・血流が停滞している肩こりや腰痛
冷湿布・・・熱を持っている・患部が腫れている場合
のように使われます。
急遽、薬局やドラックストアで購入する際は薬剤師に症状を伝え選んでもらうようにしましょう。
妊娠中の腰痛がひどい時に、自分で腰回りのツボ押しすると腰を痛めたり、その影響で姿勢に影響が出たりする場合もあります。
妊娠中は食べ過ぎを防止して、腰痛を防ぎましょう。
そこで診断を受け、治療やアドバイスを受けましょう。
一度できたらまず消えない「妊娠線」。
予防のためには、妊娠初期からケアを始めることが大切です。
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