離乳食を嫌がる!楽しく食べさせる工夫。食べないときのイライラ対策も
公開日:2019-12-04
| 更新日:2022-12-06
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せっかく作ったのに食べてくれない…。
食べ残されてイライラしてしまう。
離乳食を食べない赤ちゃんに「食べてもらう工夫」と「ママ・パパのイライラ対策」を紹介。
「よくある離乳食のお悩み相談」も必読です。
子どもが離乳食を嫌がる…
スムーズに進んでほしい離乳食。
しかし、なかなか一筋縄でいかないケースも多くあります。
親が一生懸命に食べさせようとしても「頑なにイヤイヤされる」「せっかく作ったのに食べてくれなくて凹む」「一口も食べてくれなくて、思わずイライラしてしまう」という状態に悩むママ・パパは多くいます。
口元にスプーンを持っていくと嫌がってのけぞって泣いていました。
時間をかけて作ったのに…と残念な気持ちでした。
(3歳と小学2年生の女の子のママ)
時間をかけて手作りしていたのに一口も食べてくれず、口から出されてしまいイライラしました。
本を読んだりアドバイスをもらって色々試しましたが全く食べてくれず、自分を責めることもありました。
(2歳と小学2年生の女の子と、4歳の男の子のママ)
手間ひまかけて作った離乳食を嫌がる子どもに、悲しいやら怒りたいやら…。
やり場のない気持ちに途方に暮れたというママも少なくありません。
離乳食を嫌がる理由。なぜ食べない?
赤ちゃんが離乳食を食べない代表的な原因として、次の3つが考えられます。
- お腹が空いていない
- 歯が生えている途中で、歯茎に離乳食が当たって痛い
- 体調が悪い(口内炎・風邪・突発性発疹など)
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無理やり食べさせるはNG!
離乳食を嫌がる子どもへの一番よくない対応は、「無理やり食べさせる」ことです。
ママ・パパが焦ってしまい、「食べなさい!」とプレッシャーを与えると、子どもはどんどん食事が嫌になってしまいます。これでは本末転倒です。
まずは、ママ・パパが落ち着いて、「ご飯の時間って楽しいね」と伝えましょう。
笑顔で楽しく食事するのがコツです。
離乳食を食べてもらう6つの工夫
赤ちゃんが離乳食を嫌がったとき、食べてもらうために工夫したことを先輩ママ・パパに聞いてみました。
多く挙げられたのが
- ママ・パパが遊びながら食べさせる
- ママ・パパが楽しそうに食べる実演をする
- 子どもが好きな具材に混ぜる
- “いつもと違う離乳食”に変えてみる
- 昼間に動いてお腹を空かせる
- 食べたら大げさに褒める
といったアドバイス。実際にどのように行なっていたのか、さらに詳しく聞きました。
1.ママ・パパが遊びながら食べさせる
まずは、子どもに「食事の時間って楽しい!」と思ってもらうことが大切です。
特に、子どものお気に入りのぬいぐるみと一緒に離乳食チャレンジをして、「見事成功した」という体験談が多いです。
しまじろうのパペットを使って、食べさせる演技をしました。しまじろうの声真似をして「おいしいね。一緒に食べよう!」など声をかけながら食べさせました。
しまじろうが大好きだったので、真似して食べてくれました。
(小学校4年生の女の子のママ)
離乳食を嫌がったときは、遊びながら食べさせたりしました。
スプーンを飛行機に見たてて、「ぶーん」と言いながらスプーンを口へ運ぶのも効果的でした。
(1歳の男の子のママ)
2.ママ・パパが楽しそうに食べる実演をする
「食べ物っておいしいんだよ!」と実演して見せてあげるのもおすすめです。
「あ、じゃあママ食べちゃうよー!」と言って、食べる真似をしました。
大きく口を開けて、「うわー!美味しい!」と食べるフリをすると、興味を持ってくれたりしました。
(0歳と小学1年生の男の子と、5歳と小学3年生の女の子)
パパと一緒にテーブルに座らせて、パパが食べているのを見せながら食べさせるようにしました。
パパが「美味しいね」と楽しそうに食べているのを見せていたら、口を開けるようになりました。
(0歳の男の子のママ)
3.子どもが好きな具材に混ぜる
赤ちゃんせんべいにおかずを乗せてそのまま口の中にポイ!
子どもは「あれ?」という反応でしたが、赤ちゃんせんべいにつられてパクパク!
(小学1年生と6年生の女の子と、小学3年生の男の子のママ)
おかゆなら喜んで食べてくれたので、野菜やお肉を食べる時にはおかゆに混ぜて食べさせるようになりました。
(小学3年生の女の子のママ)
初めての食材は、カボチャやさつまいもなど甘味のある食材と組み合わせるのもおすすめです。
4.“いつもと違う離乳食”に変えてみる
離乳食を与える人を、旦那やおばあちゃんに代わってもらったりしていました。
(1歳の男の子と3歳の女の子のママ)
市販の離乳食をあげてみる。味付けをいつもと変えてみる。お皿やスプーンを変えてみるなど、これまでとは違う状況にしてみる。
(3歳と6歳の女の子のママ)
5.昼間に動いてお腹を空かせる
「お腹がすいていない」ことが食べない原因の場合は、日中にたくさん動くのもおすすめです。
離乳食を嫌がっている時は基本的にお腹が空いていない時でした。
なのでお腹がすくように運動させるようにしました。
(6歳の女の子のママ)
6.食べたら大げさに褒める
「食べたらママ・パパが喜ぶ!」と離乳食を食べる気にさせましょう。
とにかく食べることに興味のない子でした。
食べているところをビデオに撮って「すごいねー!かっこいいねー!」と誉めるようにしました。
(小学6年生と中学2年生の女の子のママ)
離乳食を嫌がったら、一旦やめてもいい?
子どもが離乳食を嫌がったらやめてもいいの?
子どもが離乳食を嫌がったとき、どのように対応していたか先輩ママ・パパに聞いてみると、「一旦食べさせるのをあきらめて、時間をおいて再チャレンジする」という対応をしている方がほとんどでした。
お腹がすいたら食べるだろうと思って一度片付ける。
泣いて話にならない時はなにを話してもダメなのでとりあえず放置。泣き止んだ時に食べるか食べないかもう一度聞く。
(0歳と3歳の女の子のママ)
その離乳食は早すぎたんだと考え、いったん諦めます。
1、2週間後に再チャレンジして、食べたらラッキーとしていました。
(5歳の男の子のママ)
ママ・パパの離乳食イライラ対策
「せっかく用意した離乳食なのに…食べてもらえなくてイライラ!」
そんなママ・パパたちは必読!
「私も同じようにイライラした」という先輩ママ・パパたちから、
- 頑張りすぎない
- 離乳食の時間・回数の決まりをつくらない
- 盛り付けは、ちょっと少な目にする
- ママ・パパも同時に食事をとる
というアドバイスが届きました!
頑張りすぎない!
イライラする原因は、「せっかく作ったのに」という私自身の気持ちによるものが多かったように思います。
ですので、離乳食をまとめて作って冷凍しておいたり、大人用のおかずをとりわけて離乳食にしたりしました。
離乳食づくりを頑張らないようにしたら、イライラの回数も減りました。
(小学3年生の女の子のママ)
無理して“手作り”にこだわらず、市販の離乳食をどんどん利用していたというママもいました。
時間・回数の決まりをつくらない
お腹がすいた時にあげると決めて、特に時間や回数にはこだわりませんでした。
(4歳と小学1年生の女の子と、小学4年生の男の子のママ)
育児書はあくまで目安です。
赤ちゃんが食べたがるタイミングで食べさせてあげましょう。
盛り付けは、ちょっと少な目にする
こちらは、「せっかく作ったのに残される」というイライラを少しでも減らす作戦です。
離乳食の本を見ると、この月齢なら、このくらいの量を食べさせましょう、と書いてありますが、参考程度にし、少な目に盛り付け、もっと食べそうならおかわりをさせていました。
その方が「また残した!」とストレスになることがなかったです。
(0歳と小学1年生の男の子と、5歳と小学3年生の女の子のママ)
ママ・パパも同時に食事をとる
イライラしない為には、一緒になって食事を摂ることです。
そうすれば一緒に食べて効率も良くて、イライラもしないです。
(2歳の男の子と小学6年生の女の子のママ)
イライラしそうになったら、子どもの食事を一旦やめて、自分の食事の時間にしましょう。
そうすると気持ちを落ち着かせることができます。
【よくある悩み相談】こんなとき、どうする?
離乳食でよくある4大お悩み
「エプロンを嫌がる」
「スプーンを嫌がる」
「椅子を嫌がる」
「おかゆを嫌がる」
に対して、先輩ママが答えます!
お悩み1. エプロンを嫌がる
離乳食を食べるときに付けるエプロンを嫌がります…。
自分もエプロンをつけておいて「お揃いだね」と言って食べさせることにしていました。
大人と一緒なのは嬉しいようで嫌がらなくなりました。
(2歳の男の子のママ)
エプロンを袖つきのものにして、普通の服と違和感ないようにすると嫌がらなくなりました。首だけで固定するもの(スタイタイプ)は引っ張って外そうとしますが、袖つきのタイプにすると着けるときは少し嫌がることもありますが、着けている間は嫌がらなくなりました。
(0歳の男の子のママ)
固めのエプロンを嫌がり取ったので、ビニール製の柔らかいエプロンに変えました。最初は嫌がりましたが、硬いエプロンより付け心地は悪くないのか慣れてくれました。
(0歳の女の子のママ)
離乳食を始めた頃は、エプロンではなく、タオルなどを洋服に当てて食事をしていました。次第にエプロンを使うようになりましたが、特に嫌がることはありませんでした。
(小学3年生の女の子のママ)
ガーゼやスタイのまま離乳食を食べさせていたというママもいました。
お悩み2. スプーンを嫌がる
離乳食のスプーンを嫌がります…。
友人から「子どもにスプーンを持たせてみれば?」とのアドバイスをもらい、実践してみると、嫌がらなくなりました。
(小学1年生の男の子のママ)
できるだけ小さなスプーンを使うと飲み込みやすいようで好んでいました。
(6歳の女の子のママ)
コツは、赤ちゃんと向かい合ってスプーンを見せながら縦にまっすぐ、スプーンを下唇につけるように持っていって、口を開けたらちょっと入れてあげることです。
(0歳の男の子のママ)
お悩み3. 椅子を嫌がる
離乳食を食べるときに座るイスを嫌がります…。
ハイチェアで食べさせているが最初足が浮いた状態で食べさせていてよく下に降りたがることがあったため足がつくようにイスを下に置いて足が届くようにしたら食べやすいのかイスを嫌がらなくなった。
(1歳の男の子のママ)
「ガッタンゴットン」と座ったときに少しリズミカルになるような動きをつけて、座りたくなるような工夫をしました。
(小学1年生と小学6年生の女の子と、小学3年生の男の子のママ)
木の椅子で硬いので座布団を敷いてお尻が痛くならないようにした。
(1歳の男の子のママ)
お悩み4. おかゆを嫌がる
離乳食のおかゆを嫌がります…。
おかゆにきな粉や青のりで味をつけることで嫌がることがなくなりました。
(0歳の女の子のママ)
うちの子はおかゆを全く食べなかったので、好物のさつまいもにおかゆを混ぜてあげていました。最初はさつまいもの割合を多くして徐々に減らしていきました。
(0歳の女の子のママ)
おかゆを嫌がってしまった時、あえて少し固めのおかゆにチャレンジしたら問題なく食べてくれたので固さを変えてみるのもいいかもしれません。
(1歳の男の子のママ)
おかゆに限らず、苦手な食材は赤ちゃんの好きな食べ物に少しだけ混ぜてあげるというママが多くいました。
赤ちゃんが離乳食を食べてくれないと不安になりますよね。
ご紹介した先輩ママたちの離乳食を食べてもらうための工夫を参考に、子どもに合ったペースで離乳食をすすめていきましょう。
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