なぜ?兄弟の仲が悪い・話さない原因。不仲は親のせい?仲良し兄弟の育て方
公開日:2019-10-30
| 更新日:2022-09-06
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子どもたちが毎日ケンカばかり。
仲良し兄弟になってもらうにはどうすればいいの?
仲の悪い兄弟にお悩み中の方へ、先輩ママ・パパの「仲良し兄弟を育てるコツ」を紹介します。
兄弟・姉妹の仲が悪くて大変!
ママ・パパに兄弟の仲が悪いと感じる瞬間を聞きました。
ささいなことで殴り合い!
次男がテレビを見ながら宿題をしているところへ長男がやってきて無言でテレビをブチっと切ったことから罵り合い、殴り合いのケンカが勃発しました。
ケンカしない日はないくらいです。本当に悲しくなるくらい仲が悪いと思います。
(小学3年生と小学5年生の男の子のママ)
毎日くり返される兄弟喧嘩に疲れ果ててしまうママ・パパも多数。
全然話さない・・・
2人だけでいる時にも、それぞれ別の部屋で遊んでいる。
一緒にいても、特に会話もしない。絶対に2人だけで遊ぼうとしない。
(小学3年生と小学5年生の女の子のパパ)
「同じテレビ番組を別々のテレビで見る」という兄弟も。
ママ・パパとしては「このままで本当に大丈夫・・・?」と心配になってしまいます。
仲が悪い原因は?
兄弟・姉妹の仲が悪くなった「きっかけ」をママ・パパに聞てみたところ・・・よくある4つの不仲原因が浮かび上がってきました。
原因1.親を独占できなくなった
それぞれの愛され方について文句があるのだと想います。
親としてはどうしても下の子に気を配ります。それを上の子はよく思わないようです。
(3歳の女の子と5歳の男の子のママ)
一番多かったのが、「ママをとられた」という嫉妬心から始まった兄弟不仲。
原因2.「なんで僕・私ばかり!」と思うことがあった
「あなたの方がお兄ちゃんだから、しっかりと弟の面倒を見なさい」と言ってしまったことで、仲が悪くなりました。
(5歳と中学1年生の男の子のママ)
「お兄ちゃんなんだから」「お姉ちゃんなんだから」という言葉を多用してしまったことを公開するママ・パパは少なくありません。
原因3.兄弟への嫉妬心
妹はスポーツがとてもできる子どもなので、「○○ちゃんは、本当に足が速いね~」と誉めたことがありました。
まったく別の時に、祖父母も同様に下の子だけを誉めたので、兄として面白くなかったのだと思います。
(小学1年生の女の子と小学5年生の男の子のママ)
親はえこひいきしたつもりはなくても、子ども自身が「自分は愛情を受けられなかった」と感じてしまうと、その苛立ちが兄弟に向いてしまうことがあります。
原因4.兄弟の性格の違い
兄は大人しく、控えめでインドアを好む性格なのですが、弟は活発で友達も多く、アウトドアを好む性格。
同じテレビゲームでも好みや遊び方も真反対になり、それが原因で喧嘩になることがよくあります。
(小学3年生と小学5年生の男の子のパパ)
いくら兄弟といえども、性格が合わないとケンカが多くなることも。
親はどうする?「仲良し兄弟」の育て方
どうしたら仲が良い兄弟に育ってくれるのか・・・。
「仲良し兄弟」のママ・パパに、「親の行動」について聞きました。
子どもに交じって遊んでみる
子供たちが遊んでいるとき、私も一緒に同じ遊びをすることがあります。
同じ感覚で子供たちと遊ぶようにすると仲間に入れてくれます。そうすると、誰か一人だけ仲間に入れないということがなくなるので、自然に子ども同士で仲良く遊ぶ形もできたのだと思います。
(小学1年生と小学3年生と小学6年生の女の子のママ)
まずはママ・パパがお手本になってみましょう。
上の子のケアをする
どちらかをひいきしないことです。
意識してお姉ちゃんを今まで以上に可愛がると、お姉ちゃんも以前より弟を可愛がってくれるようになりました。
(5歳の男の子と小学2年生の女の子のママ)
ママ・パパが思っている以上に上の子は我慢していることもあります。
上の子と下の子の優劣をつけない
一番気をつけるのは、絶対に二人をくらべないこと。
それぞれの良さがあることを意識して、違う人間だということを忘れないことです。
(3歳と6歳の女の子のママ)
上の子のいいところを褒めたら、下の子もいいところも探してみましょう。
「どちらかが優れている」ではなく「それぞれにいいところがある」ことを子どもたちにも伝えてみるのがおすすめです。
「お兄(姉)ちゃんだから」と言わない
お兄ちゃんだから我慢しなさい、のように「お兄ちゃんだから」は絶対に言わないようにした。
(小学5年生と中学2年生の男の子のママ)
子どもを呼ぶときは「お兄ちゃん」「お姉ちゃん」ではなく、必ず「名前で呼ぶ」ことを意識しているママ・パパもいます。
兄弟で協力させる機会をつくる
あまり手をかけず、色々なことを子供たちだけでやらせるように意識していた。
「1人ならできないことも2人で協力すればできるよ」ということ、「2人ならさみしくない!」と言って、ある程度ほったらかして育てたほうがたくましくなると思います。
(小学6年生と中学3年生の男の子のママ)
ゲームなどを通して「協力すればできるんだ!」という体験をさせてあげるのもおすすめです。
兄弟ケンカを無理やり解決しない
子供同士のケンカには、なるべく口を挟まないようにしています。
「ママ、誰々がこんなことしたー!」とよく言われますが、「あらら」というだけで、あとはほっておきます。
子ども同士で、解決して、仲直りして、絆を深めていってほしいからです。
(0歳と小学1年生の男の子と、5歳と小学3年生の女の子のママ)
親に「お兄ちゃんは我慢しなさい」といわれて仕方なく仲直りしても、子どもはモヤモヤした気持ちが残ってしまいます。
子どもたち自身に「問題を解決する力」「仲直りする力」をつけてもらえるように、ある程度は見守ることも大切です。
家族のイベントを増やす
家族で、トランプや人生ゲームなど楽しく過ごすよう工夫してきました。
兄が大きくなってからは、温泉プラス食べ放題にみんなで行ったり、バーベキューをしたり。
大きくなっても楽しめる家族行事を考えて、過ごしています。
(小学3年生と高校1年生の男の子と、小学5年生の女の子のママ)
「なんで仲良くしないの?」とお悩みのママ・パパは、まず「私自身が家族ひとりひとりと楽しく過ごすためには、どんなことができるだろう?」と立ち返ってみましょう。
まずは一呼吸付いてリラックス。
家族で協力するイベントを積極的に設けてみたり、子どもひとりひとりの良いところを見つけて言葉にしたり、ちょっとした意識チェンジから始めてみてくださいね。