赤ちゃんのガーゼ歯磨きはいつまで?歯ブラシ時期&歯みがき嫌いにしないコツも

赤ちゃんのガーゼ歯磨きはいつまで?歯ブラシ時期&歯みがき嫌いにしないコツも

公開日:2021-12-02 | 更新日:2022-09-02

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「赤ちゃんのガーゼ歯磨きを行うのはいつまでがよいのでしょうか?」
生えてきた乳歯の本数・場所、年齢、月齢などの目安を紹介します。

歯ブラシデビュー前にやっておくとよいことや、初めての歯ブラシの選び方も解説していきます。

監修者

むかい歯科

迎 和彦 先生

経歴

1990年 昭和大学歯学部卒
昭和大学第三歯科補綴学教室入局
1996年 昭和大学第三歯科補綴学教室退職 同上特別研究生
都内歯科医院管理者(院長)勤務
2004年 大田区大森にて「むかい歯科」開業

赤ちゃんのガーゼ歯磨きはいつまで?

先生(男性)

赤ちゃんの前歯が2本生えそろうまでは、ガーゼ磨きでかまいません。
一般的には、生後6ヶ月頃に下の前歯が2本生えてきます。

前歯が2本生えそろうまでは、歯に汚れが付着する量も少ないので、ガーゼで汚れを取り除きます。

前歯が2本生えそろったら、専用の歯ブラシを使って、歯の裏や歯と歯の隙間を磨きましょう。

ガーゼは、ほつれた糸などが出やすいので糸を飲み込まないように管理しましょう

赤ちゃんの歯磨きスケジュール

月齢 どんな歯みがきをするか
6ヶ月頃まで ガーゼを指に巻いて歯磨き
6ヶ月〜1歳頃 赤ちゃん用の歯ブラシで歯磨き
1歳〜1歳半頃から フッ素ジェルを使った歯磨き

歯ブラシデビュー前にやっておくとよいこと

先生(男性)

歯ブラシデビュー前に、歯ブラシを歯に当てる練習をしておきましょう。
練習をしておくことで、歯磨きへの移行がスムーズになります。

生え途中の歯は、歯茎などが敏感なので、歯に当てるだけで大丈夫です

ガーゼに慣れていると、ブラシが当たった時に違和感を覚えて嫌がる赤ちゃんがいますが、歯ブラシは口に入れるものだと早めに認識させておくことで、スムーズに移行しやすいです。

赤ちゃんは、特に「磨き方が強い」「歯茎に当たると痛い」などで嫌がります。
歯ブラシデビュー前に簡単な練習をしておくことで、ママやパパも小さな赤ちゃんの口に歯ブラシを入れるコツが掴みやすくなります。

初めての歯ブラシの「選び方」

先生(男性)

初めての歯ブラシは、

  • 長めで細い持ち手である
  • 赤ちゃんの口に当たりにくい
  • 大人が持ちやすい
  • ヘッドが小さい
  • 毛が柔らかい

といった点を重視して選びましょう。

綺麗な色がついている歯ブラシだと、赤ちゃんにもよく見えるため喜びます。

初めての歯ブラシの「やり方」

赤ちゃんの歯磨きは、以下の手順で行いましょう。

  1. 機嫌のよい時に、ママやパパの膝の上に頭を乗せる
  2. ママやパパはリラックスする。怖い顔は特にNG。笑顔で行う。
  3. お話をしながら赤ちゃんをリラックスさせる
  4. 嫌がる場合は、「歯ブラシを入れる回数」、「当てる範囲」を少しずつ増やしていく

無理して行わなくとも、まだよだれの多い時期は虫歯になりにくいです。

先生(男性)
まずは慣れさせることを目標に、毎日歯ブラシを当ててみてください。

“歯磨き嫌い”にさせないために

先生(男性)

赤ちゃんの歯磨き練習の際には、

  • 機嫌のよい時に行う
  • 歯磨きを歯茎に当てない
  • 上唇の裏を触らない
  • 無理やりやらない
  • 押さえつけない
  • 笑顔で話しかけながら行う(楽しいことだと思わせる)
  • たくさん褒める

などを心がけて、“歯ブラシ嫌い”を回避しましょう。

赤ちゃんの歯茎に、ブラシや歯ブラシのヘッドなどが強く当たると痛いので嫌がります。
もちろん、いつもその状態だと歯磨き嫌いになってしまうので注意して下さい。

また、機嫌が悪い時に、「食後だから」、「眠る前」だからという理由で無理に行うと、歯磨き嫌いになってしまう子が多くいます。

まだ前歯しか生えていない頃の歯磨きは、「歯磨きの練習」だという楽な気持ちで取り組んでください
パパ・ママの機嫌や雰囲気は赤ちゃんにも伝わります。

焦らなくても大丈夫!

先生(男性)

0歳はまだまだ歯磨きの入り口です。焦らずいきましょう。
赤ちゃんは1歳くらいまでは、よだれも多く虫歯になりにくい口内環境です。

また、口が小さいので口の中に異物を入れる違和感は、大人が思っている以上だと考えましょう。

2歳頃までは、「歯ブラシを口の中に入れて動かせる」ようになるのを目標にしてください。

“歯医者さん嫌い”にさせないために

先生(男性)

子どもを“歯医者さん嫌い”にさせないためには、早いうちから歯医者の雰囲気に慣れさせるのがおすすめです。

赤ちゃんの頃から歯茎や歯のチェックで歯医者に通うようにして、場所にならすとよいでしょう。

  • 赤ちゃんや子どもに慣れている小児歯科に通う
  • 同じ歯科に通って人にならす

なども歯医者嫌いにさせないために有効です。

赤ちゃんの歯医者受診にはこんなメリットも

歯医者では、歯科医やスタッフにも歯磨きをしてもらえるので、赤ちゃんを歯ブラシに慣れさせることができます。

赤ちゃんの歯磨きを習うことで、力加減やコツなどのテクニックも取り入れられます。

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