【医師監修】2歳児が「横目でくるくる回る」これって自閉症?対応方法も

【医師監修】2歳児が「横目でくるくる回る」これって自閉症?対応方法も

公開日:2022-09-29 | 更新日:2022-10-06

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2歳の子どもが横目でくるくる回る理由は?
自閉症の心配はあるの?

2歳児が横目でくるくる回るのはなぜか、お医者さんに聞きました。
自閉症かどうかの判断や、先輩ママ・パパの体験談もご紹介しています。

武井 智昭 先生

監修者

高座渋谷つばさクリニック

院長
武井 智昭 先生

経歴

公益社団法人 日本小児科学会 小児科専門医

2002年 慶應義塾大学医学部を卒業
2002年 慶應義塾大学病院 にて小児科研修
2004年 立川共済病院勤務
2005年 平塚共済病院小児科医長として勤務
2010年 北里大学北里研究所病原微生物分子疫学教室勤務
2012年 横浜市内のクリニックの副院長として勤務
2017年 「なごみクリニック」の院長として勤務
2020年 「高座渋谷つばさクリニック」院長就任

KAJITAKU

2歳児が横目でくるくる回る…これって大丈夫?

2歳の子どもが横目でくるくる回っています…。これって大丈夫なのでしょうか?
ママ
先生(男性)
話しかけても無視せず、目が痛くなってしまうほど目玉を横に向けていないようであれば、問題ありません。

2歳頃の子どもなら、くるくる回れるようになったことが嬉しく、楽しんでやっていることが多いです。

子どもが横目でくるくる回るとき、親はどう対応すればいい?

走る

先生(男性)
子どもが楽しそうに横目でくるくる回っている場合は、「今のマイブームなのかな?」程度に考えて広い心で見守ってあげましょう。
その際、目が回って転倒しないよう注意して、周りに障害物がないかを確認しましょう。

また、先が鋭いおもちゃや鉛筆などは持たせないようにしましょう。
子どもと周囲の人の安全を確保するよう心掛けてください。

先輩ママはこう対応していました!

ママ
安全な場所で回っている場合は、そのまま見守りました
狭いところで回っている場合は、広い安全なところで回るよう促しました
(5歳と小学2年生の女の子のママ)
ママ
回りすぎて、目が回り過ぎるんじゃないかと心配な時は、注意するのではなく、「止まります!ピッ!」と言って遊んでいるような感じで止めてました。
(小学2年生の男の子のママ)

横目でくるくる回るのは「自閉症の特徴」なの?

自閉症の子は横目でくるくる回ると聞いたのですが、うちの子は自閉症なんでしょうか?
ママ
先生(男性)
横目でくるくる回る行動は自閉症の子の特徴のひとつです。
ただし、これだけでは自閉症と判断しきれません。他の日常的な行動も注意深く見ていく必要があります。

自閉症の子どもに見られる特徴

特徴 具体例
好き嫌いがはっきりしている
  • 毎回決まったおやつしか食べようとしない
  • 同じようなお菓子でもメーカーが違うと食べない(同じ調理方法や見た目にこだわりがある)
  • 感覚過敏がある(音や光の刺激を過剰に受け取る)
強いこだわりがある
  • ひとつの遊びにばかり没頭する
  • 他の遊びをすすめても嫌がる
  • お気に入りの洋服しか着ない
体の使い方が不器用
  • 動きがぎこちない
  • 全身運動が苦手
  • 食器の使い方に不器用さを感じる
常同行動
  • 体をゆらゆらさせる
  • 手をひらひらさせる
  • 上記を無表情でおこなう
言葉の発達が遅い
  • 2歳頃になってもまったく喋らない
  • 単語が出てこない
  • コミュニケーションがとれない

上記の行動が多く見られる場合は、自閉症の可能性が出てきます。

こんな場合は専門家に相談しよう

先生とママと子ども

  • 無表情で黙々と横目でくるくる回っている
  • 「強いこだわり」や「言葉の遅さ」など、自閉症を疑う特徴が多く見られる
  • 長期的に様子を見ている中で、自閉症を疑う行動や特徴が目立つ
先生(男性)
上記に当てはまる場合は、一度専門家に相談してみましょう。
まずはお住まいの自治体や民間の子育て支援窓口、療育機関などで相談してみてください。

療育とは?どんなメリットがあるの?

先生(男性)
療育とは、発達障害の子どもが、日常生活をスムーズに送るために受ける練習・訓練のことです。
小さな頃から自立支援を受け、他者との関わり方などを訓練することで、社会性や友達の作り方などを身につける手助けになります。

療育では、ひとりひとりの状況や特性に合わせたプログラムを受けることができます。

療育を受けることで、親も現状を受け入れやすくなり、余裕をもって子どもに接することができるでしょう。

3歳くらいから療育を受けられることが多いですが、もっと早くから受けられるケースもあります。
少しでも気にかかることがある場合には、躊躇せずに相談してみることをおすすめします。

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