【医師監修】妊娠中にマッサージしてはダメな場所は?注意するポイントも

【医師監修】妊娠中にマッサージしてはダメな場所は?注意するポイントも

公開日:2023-04-20 | 更新日:2024-06-20

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肩こりや腰痛、足のむくみをどうにかしたい・・・。
妊娠中にマッサージをしてはダメな部位ってある?

不安な妊婦さんのために「妊娠中にマッサージをしてはダメな場所」について、産婦人科の先生に伺いました。

押してはいけないツボや、マッサージを受けるときの注意点、おすすめのセルフマッサージなども紹介します。

経歴

TCB東京中央美容外科 本厚木院院長として、数多くの施術を担当。目の下のクマ取りと二重整形を得意とし、婦人科医として培った緻密な手技や医学的知識を活かした丁寧なカウンセリングと高い技術力が好評。また、中国の医師免許も保有し中国語と英語も対応可能なため、国内外問わず幅広い患者様から指名を受ける。

KAJITAKU

妊娠中にマッサージしてはダメな場所はある?

先生(男性)

妊娠初期でなければ、マッサージしてはいけない部位はお腹以外には基本的にはありません
ですが、マッサージ中の体勢には注意が必要です。

  • うつ伏せ
  • 仰向け(妊娠中期・後期)

の体勢でのマッサージは避けましょう。

 

うつ伏せの体勢はお腹を圧迫してしまいますし、仰向けはお腹の重みで子宮の下を通る血管が圧迫され、気分が悪くなったり、お腹の赤ちゃんに負担をかけてしまう可能性があります。

妊娠中は赤ちゃんの成長に合わせてお腹もどんどん大きくなっていきます。
お腹に負担をかけないよう、座った状態や横向きに寝た状態でのマッサージがおすすめです。

押してはいけないツボにも注意

先生(男性)

お腹以外にマッサージをしてはいけない部位は基本的にはありませんが、ツボには注意が必要。妊娠中に押してはいけないと言われるツボがあります。

  • 合谷(ごうこく)
  • 三陰交(さんいんこう)
  • 肩井(けんせい)

などのツボを刺激してしまわないように気をつけましょう。

これらのツボは子宮の収縮を引き起こす可能性があります。
子宮の収縮は出産時には必要なことですが、妊娠中には避けたいもの。子宮は筋肉なので普段から多少は収縮していますが、強く収縮すると、子宮が硬く狭くなるため赤ちゃんが中にいられない状態になり、早産や流産のリスクが高まってしまいます。

  • 合谷(ごうこく):手の甲側からみた親指と人差し指の 間のくぼみにあるツボ

合谷

  • 三陰交(さんいんこう):足の内側の内くるぶしから指4本分上にあるツボ

三陰交

  • 肩井(けんせい):首のつけ根から肩の先までを結ぶ線の中央にあるツボ

肩井

妊娠中にマッサージをするメリット

先生(男性)

妊娠中のマッサージは、妊娠中に起こる不快な症状を和らげるのにおすすめです。

  • 体の痛みや苦痛の軽減
  • 冷えの改善
  • リラックス

などのメリットが期待できます。

妊娠中お腹が大きくなってくると、お腹を支えるために肩や腰の痛みに悩まされる方も多いでしょう。
マッサージで固まった筋肉をほぐすことで、痛みの軽減につながりますよ。

また、血行が良くなるので、冷えやむくみの改善も期待できます。
さらにリラックス効果も期待できるので、ストレスや不安を感じやすい妊娠中の心理的な苦痛を和らげることにもつながりますよ。

マッサージへ行くときの注意点

妊娠中にマッサージに行くときのポイント

先生(男性)
お店によっては妊娠中の施術を受け付けていない場合があるので、妊娠中であることを必ず伝え、妊娠中の施術が可能なお店を選びましょう。
どれだけ施術実績があるかということや、口コミなどもインターネットなどで確認するのがおすすめです。

妊娠中OKのお店は、妊娠中に押してはいけないツボを避けたり、横向きで施術を行ってくれるなど配慮してくれます。

妊婦専用のコースがあるお店や、妊娠中の方への施術を学んだ専門のスタッフが在籍しているお店などもあるので、妊娠中のマッサージの知識や経験が豊富なお店を選ぶと安心です。

トイレの場所なども事前に確認しよう

先生(男性)
気になることは施術を受ける前に全て確認しておくことが大切です。
妊娠中は大きくなった子宮で膀胱が圧迫されて頻尿になりやすいので、トイレの場所なども確認しておくと良いでしょう。

【手軽】自分や旦那さんでもできるセルフマッサージ法

マッサージを受ける妊婦

先生(男性)
妊娠中のセルフマッサージも基本的には問題ありません。
体勢や力加減などに気を付けておこないましょう。

肩こりや腰痛がつらい、足のむくみがひどい…。でもお店までマッサージに行くのは大変、というときは自宅でできるセルフマッサージでもOK。自分でおこなうのも良いですが、パートナーにやってもらうのもおすすめです。

特に足のマッサージはお腹が大きくなってくると自分では難しいのでぜひやってもらいましょう。
パートナーとのスキンシップにもなりますし、よりリラックスしやすくなりますよ。

ソファや椅子に座ったままできるものや、お風呂の中などで簡単にできるマッサージ法をご紹介します。

肩まわり

<やり方>

  1. 親指以外の4本の指をくっつけて、指の腹を肩に当てる
  2. 肩から首に向けてくるくるとさするように動かす
  3. 襟足の付け根から首の付け根に向かってくるくるとさするように動かす
  4. 鎖骨の下をくるくるとさする
  5. 鎖骨から肩に向かって流すようにさする

肩には妊娠中に押してはいけないと言われる「肩井」というツボがあるので、刺激しないように注意。やさしい力でマッサージしましょう。

腰まわり

<やり方>

  1. 横向きに寝て、上の足の膝を曲げてクッションにのせ、股関節と膝の高さが同じになるようにする
  2. 手のひら全体を使って、痛みのある部分や腰全体をさする

パートナーにやってもらう時は、椅子やバランスボールなどに寄りかかり、前かがみの姿勢でおこなうのもおすすめですよ。

脚まわり

<やり方>

  1. 足首からひざ裏に向かって、両手の親指で円を描くようにやさしく揉む
  2. 親指の付け根を使って、足首からひざに向かって骨に沿ってやさしくさすり上げる
  3. 足首を両手でつかみ、ひざに向かってやさしくねじるように動かす
  4. 足首からひざ裏に向かって、ふくらはぎを指で軽く押しながらマッサージする

妊娠中はむくみやすいので、つい強く揉んだり押したりしてしまいたくなるかもしれませんが、力を入れすぎないように注意。足首の近くには妊娠中に押してはいけないと言われるツボがあるので、刺激しすぎないようにやさしくマッサージしましょう。

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