妊娠初期にビタミンAを摂りすぎた!胎児への影響は?奇形の心配はある?

妊娠初期にビタミンAを摂りすぎた!胎児への影響は?奇形の心配はある?

公開日:2023-02-17

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妊娠初期にビタミンAを摂りすぎた!
赤ちゃんが奇形になる心配はある?

どれぐらいまでなら摂って大丈夫なの?
などをお医者さんに聞きました。ビタミンAを食品で摂るときのポイントなども解説しています。

前田 裕斗 先生

監修者

前田 裕斗 先生

経歴

2013年  東京大学医学部医学科卒業
2013年  川崎市立川崎病院勤務
2015年  神戸市立医療センター中央市民病院産婦人科

現在は、日本産婦人科学会認定の産婦人科専門医として活躍中。

情報があふれ、正しい情報の選択がますます困難になっている昨今、何を信じればいいか不安でたまらない人の助けに少しでもなるよう、情報発信しています。

妊娠初期のビタミンA。なぜ注意が必要?

先生(男性)
ビタミンAには赤ちゃんの器官形成異常を起こす性質(催奇性)があると言われていて、ビタミンAを摂りすぎると赤ちゃんが奇形になる可能性が上がるとの報告もあるので注意が必要です。

ビタミンAからできる「レチノイン」は、奇形を誘発する可能性があります。具体的なメカニズムについては、完全には明らかになっていません。

妊娠初期の特にお腹が大きくなる前などは、あまり食べ物に意識が向きにくいかもしれませんが、摂りすぎないように気を付けましょう。

ビタミンAで赤ちゃんにどんな異常が起こる?

先生(男性)

妊娠初期にビタミンAを摂りすぎると、赤ちゃんには特に

  • 眼の異常
  • 耳の異常
  • 顎の異常
  • 口蓋裂

が起こりやすくなると言われています。

ビタミンAは眼、耳、口、顎などの細胞の正常な発育に関係している栄養素なので、摂りすぎると異常な発育をする可能性が上がります。

ママの体に起こるリスク

先生(男性)

妊娠中のママも、ビタミンAを摂りすぎると

  • 頭痛
  • 吐気
  • めまい

などの症状がでる場合があります。

過剰に摂取したビタミンAが中枢神経系に作用すると、上記のような症状を引き起こします。

赤ちゃんだけでなくママの体調にも影響するので、摂りすぎには気を付けましょう。

妊娠初期のビタミンAの摂取量

ビタミンA

どれぐらいの量なら摂ってOK?

先生(男性)
妊娠初期は、1日あたり650〜700µgRAEぐらいまでに抑えるのがいいでしょう。

食品で摂る目安

食品 摂取量の目安
鶏レバー 焼き鳥1/2本
豚レバー 焼き鳥1/2本
うなぎ 蒲焼き50g程度
2個程度
にんじん 1本
茹でたほうれん草 100g程度
茹でた小松菜 300g程度

焼き鳥などはついつい1本食べてしまいがちですが、1本全部食べてしまうと推奨量を超えてしまいます。レバーを食べる場合は、4つついている串なら2つまで、などしっかり量を意識しながら食べるようにしましょう。

㎍RAEとは?
レチノール活性当量と呼ばれ、食品に含まれているビタミンAの量を表す単位です。

少量ならOK!体に大事な栄養素でもある

先生(男性)
ビタミンAは適正量を摂る分にはメリットがある栄養素です。
視覚、聴覚、生殖等の機能維持に関わったり、肌や粘膜に潤いを与えてくれます。
感染症にかかりにくくなる効果も期待できますよ。

ビタミンAは目や耳の機能維持に関わる栄養素。暗いところでも目がよく見えるのは、ビタミンAのおかげでもあります。

ビタミンAは肌に良いというイメージがある方もいるかもしれませんが、それはビタミンAが皮膚や粘膜などの上皮組織の正常保持をしてくれる働きがあるからです。皮膚がかさついてぽろぽろと落ちたりするのを防いでくれます。

逆にビタミンAが不足すると夜盲症になって夜目が見えにくくなったり、肌が乾燥しやすくなったりします。適正量を守って、バランスよくビタミンAを取り入れることが大切ですよ。

貧血対策はレバー以外ならサプリメントを使おう

先生(男性)
貧血対策には鉄分を摂ることが重要ですが、食事からでは十分に補うことが難しいため、サプリメントを利用するのがおすすめです。
鉄分だけが効率よく摂れるので便利です。

食品だとほうれん草や小松菜などは鉄分を多く含み、レバーよりはビタミンAが少ないのでおすすめですが、それでも足りない分の鉄分を補おうとすると、ビタミンAを摂りすぎてしまう可能性があるので注意しましょう。

サプリメントであれば、つわりなどで食事がとりにくいときでも手軽に栄養が摂れるので、おすすめですよ。

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妊娠初期、中期、後期での摂取量の変化

先生(男性)
妊娠初期~妊娠中期と比べ、妊娠後期は少し多めにビタミンAを摂取することが望ましいとされています。730~780μgRAEぐらいを目安に摂るようにしましょう。

妊娠後期になると、摂った栄養が赤ちゃんへ移行する量が増えます。

そのため、妊娠初期~妊娠中期よりも80μgRAEほど多い、730~780μgRAEぐらい摂ることが望ましいとされています。

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