「口に入れたものを出す」2歳児にイライラ…最適な対処は?自閉症の可能性はある?
公開日:2022-12-05
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2歳の子どもが食べ物を口から出す…。
口に入れて出すの繰り返しにイライラ!
「2歳児が食べ物を口から出す理由」を、お医者さんに聞きました。
おすすめの対処法、やってはいけない対処法の他に、飲み込めない病気についてもご紹介します。
2歳児が口に入れたものを出すって…よくあること?
食べ物を口から出す2歳児に悩まされるママ・パパは多いようで…。
ニコニコしながら口から出すので、「せっかく作ったごはんで遊ばないで欲しい」とイライラした。怒るとさらに面白がり、続けるようになってしまいました。
(2歳の男の子のママ)
食べ物を口に入れて噛むこともせずべーっと吐き出した。
まずいのか、熱いのか、食感が嫌なのか何が嫌なのかわからないとモヤモヤした。
(0歳と1歳の男の子のママ)
どうしたら食べてくれるんだろう、何で食べてくれないの?と毎日イライラしたり、落ちこんだりの繰り返しでした。
(3歳の男の子のママ)
なんで口からごはんを出すの?その理由
- 味が気に入らない
- ごはんで遊んでいる
- 口の中の変化で噛みにくい
などの理由が考えられます。
特に、2歳ごろになると歯が生えてきて、口の中の違和感や、噛んだ時に今までと違う歯茎の感触を感じて、ごはんを口から出してしまうという可能性もあります。
口からごはんを出すのはイヤイヤ期と関係ある?
イヤイヤ期や、自分でやりたい期が到来していると、
ことが理由で、口から出す場合もあります。
イヤイヤ期だと「強制されるのが嫌」、「自分で食べたい」という理由で吐き出してしまうのかもしれません。
自閉症の可能性はある?
「ごはんの時だけいうことをきかない」くらいでは、自閉症とは言い切れません。
などの特徴がある場合は、自閉症による感覚過敏(※)の1つである可能性もありますが、1日の子どもの生活の様子や遊び方などを観察して、判断する必要があります。
※一般の人より味覚や聴覚、嗅覚、視覚などの刺激を過剰に受け取ってしまうこと
何歳ごろまで口からごはんを出していると自閉症の可能性が高い?
好き嫌いにより口からごはんを出す場合は個人差が大きく、いつまで続くと自閉症の可能性が高いとは言えません。
食べたり食べなかったりする時期は、ほとんどの子どもが経験します。
自閉症の場合、適切な対応をすれば、小学3〜4年生ごろには落ち着いてくることが多いです。適切な対応をしなければその後も継続します。
こんな様子があったら注意が必要
ほとんどの子どもはお腹が空けば食べますが、自閉症の子どもの場合は、「いらない」、「口に合わない」から吐き出しているので、空腹であっても食べないことが多いです。
自閉症の子どもは「こだわりが強い」「感覚過敏を持っている」場合に、「同じものしか食べない」「食べられるものが少ない」という傾向があります。
2歳頃に見られる自閉症の行動
- 些細なことでも泣き、泣き止まない
- 寝ていても物音ですぐ起きる
- 目が合わないことが多い
- 大人が指をさした方向を見てくれない
- 表情が乏しく、あまり笑わない
- 抱っこを嫌う
- 人見知りがない、もしくはとてもひどい
- 人の動作、言葉のまねをしない
- 指差しをおこなわない
- 単語がいえない
- 物への興味が強い、こだわりが強い
- 一人で遊ぶのが好きな様だ
- 機械をいじるのがうまい
- 好きなものなら、何時間でも見ている・触っている
- 物を1列に並べる、積む行動が多い
- 自分なりの決めごとがあり、守らないと1日中機嫌がなおらない
- 他の子に比べて、極端に落ち着かないと感じる
- 寝つきが異常に悪い、夜泣きがひどい
- 偏食が強い
- 言い聞かせても話が通じない、しつけができない
ただし、これだけで発達障害だと言い切れませんが、上記のチェックで5〜6個以上当てはまる場合は、注意が必要です。
どう対処したらいい?OK対処とNG対処
子どもが遊び食べをするとき、やめさせるには親はどう対処すればいい?
お医者さんからOKな対処法と、やってはいけないNGな対処法を聞きました。
OK対処法
はっきり「だめ」と伝えましょう。親がびっくりしているのを、「楽しんでいる」と勘違いしている子どももいます。
「食べない、いらないなら片付けます」としっかり伝え、もう一度やったら本当にごはんを片付けてしまうのも良いでしょう。
【体験談】こんな対処法は効果テキメンでした
食べることに飽きて遊び始めたら切り上げて食べるのを終了することを続けたら、何日かしたらしっかり満足するまで食べるようになりました。
(0歳と1歳の男の子のママ)
食感が強いもの(キャベツなど)はよく出していましたし、柔らかいものと食感のあるものが混ざっていると嫌だったようで、あまり複数の野菜を混ぜないようにしました。
(2歳の男の子のママ)
できるだけ興味を持ってもらうように買い物の時にカゴに商品を入れてもらったり、冷蔵庫にしまう時も一緒に食べ物の名前を言いながらしまっていました。ごはんの時には「今日買ってきた〇〇だね。美味しいね!」など声をかけるようにした。
(2歳の男の子のママ)
その子が好むとろみの濃さや硬さを少しずつ変えてたべさせてみたり、型抜きを使い可愛い形にした。
お弁当箱に詰めてお箸とフォークとスプーンを自分で選ばせた。
(2歳と5歳と中学1年の女の子と、小学5年生の男の子のママ)
NG対処法
「ダメ」と言いつつも、何度もごはんをあげると「遊んでいい」と勘違いするかもしれないのでやめましょう。
何度もごはんを渡してくれるのに怒られて、「なぜ?」と思っているかもしれません。ダメなことをやったらすぐに説明し、「悪いことを繰り返したら、もうごはんをもらえない」ということを覚えさせましょう。
また、こぼさないことばかりを気を付けさせられると、ママとのごはんはつまらなく感じているかもしれません。まずは好きなように食べさせて、食の楽しさを覚えさせるのも大事です。
【体験談】こんな対処法は逆効果でした…
こちらが焦って食べさせようとすると逆効果で盛大に吐いてしまったこともありました。また、なんで食べてくれないの?と少し怒ると大泣きして、もっと食べてくれなかったです。
(6歳と小学2年生と小学4年生の女の子のママ)
最初は作った物を吐き出され、イライラしたため、怒ってしまいました。それを逆に面白がって出したりするようになってしまいました。子どもの気持ちを考えて、楽しく大事に食べることを教えればよかったと、今では考えています。
(2歳と5歳の女の子のパパ)
出すたびに「あー!だめ!」など反応すると、子どもは笑いながら口からさらに出したり、出した物を床に落としたり潰したり遊んでしまいました。
(2歳の女の子のママ)
「口に入れたものを出す」で考えられる病気
口腔(こうくう)機能発達不全症という、食べる、話すなどの口の機能が十分に発達していない病気の可能性も考えられます。
- 上手くかめない
- 飲み込めない
- うまく発音できない
- 口呼吸
- いびき
などの特徴があります。
なかなか飲み込むことができないことが原因で、はき出している可能性があるので、1ヶ月以上続くようであれば、歯科に相談しましょう。
イライラしない、子どもの食事のしつけ
子どもの遊び食べへの心の持ち方を、先輩パパ・ママに聞きました
笑うと褒められてると勘違いしてもっとやります。怒ると泣いて食事が進みません。耐える事が一番の近道です。
(5歳の男の子と7歳の女の子のママ)
食べる時は食べる、食べない時は同じ条件でも食べないと割り切って、目くじらを立てないようにしているのが成功しているように思います。
(2歳の男の子のママ)
口から食べ物を出す2歳児にお悩みのママ・パパは、ご紹介した対処法を実践してみてくださいね。
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