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子どもが薬を飲んでくれなくてイライラする…。
どうしたら飲んでくれる?
2歳児が薬を嫌がる理由や飲ませ方について、薬剤師さんに聞きました。
粉薬・シロップを飲ませるコツや、やりがちな失敗例も解説します。
監修者
薬剤師
石上 和子
先生
静岡薬科大学出身、現在、管理薬剤師として関東の薬局で活躍中。
2歳になると味覚が発達し、苦い・まずいなどの感覚が強くなり、薬を飲みたがりません。
嫌がる子どもに薬を飲ませるのは苦痛でしょう。
しかし、薬を飲まないとなかなか病気も治りません。
なぜ薬を飲みたがらないのか特定し、それに応じた対策をおこなうことが大切です。
※なにかと混ぜて薬を飲む際は、事前に医師や薬剤師に確認しておくことをおすすめします。
といった方法がおすすめです。
粉薬を飲みやすくするために、ジュースやゼリーに混ぜましょう。
市販の服薬用のゼリーは、チョコレート味など飲みやすい味も出ているのでおすすめです。
飲み込んだらすぐにお茶やジュースなどを与えて、薬が口に残らないようにしましょう。
ただし、いつも飲んでいる好きなものに薬を混ぜると、それが嫌いになる可能性があります。
薬と混ぜる際は、目新しいジュースやゼリーに混ぜてください。
薬の苦味を消したい場合は、タンパク質に混ぜるのがおすすめです。
例えば、牛乳・お味噌汁・カレーなどが挙げられます。
ただし、体調によっては胃腸の負担になるので、胃腸炎などの時は控えてください。
といった方法があります。
スプーンに乗せて口の奥に入れると、シロップを飲み込みやすくなります。
飲んだ後は、すぐお茶や別の味の飲み物を飲ませましょう。
また、好きなお菓子をご褒美としてあげると、次も頑張って飲む子もいます。
また、家族が先に薬を飲んで見せて、「飲めるよ。平気だよ。」と安心させてあげる方法もおすすめです。
実はNG!やりがちな失敗例
薬によっては、ヨーグルト・乳酸飲料・オレンジジュースなどと混ぜることで、苦みが増してしまうことがあります。
熱によって成分が変化する薬もあるので、熱い食べ物や飲み物と混ぜるのも避けましょう。
また、ミノマイシン顆粒という抗生物質は、ヨーグルトやスポーツドリンクで飲むと吸収が悪くなります。
服用後2時間はこれらの飲み物を避けましょう。
同じ成分でも、粉薬・シロップ・坐剤など様々な種類があります。
「これなら飲める」「これは使ったことがある」というものがあれば、受診時に医師に伝えてください。
また、一部の抗生物質には混ぜると苦味を感じさせるものもあります。
調剤してもらうときに、混ぜてもよい飲み物を確認しておきましょう。
次にお薬を飲むときに参考になるように、お薬手帳に記録しておくとよいですね。
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