【生後11ヶ月】離乳食量の目安。離乳食を食べないときの対処法も

生後11ヶ月の離乳食ってどれくらい？
食べてくれないときはどうしたらいい？

「生後11ヶ月の離乳食量の目安」をお医者さんに聞きました。
1日の離乳食スケジュールの例や、離乳食を食べてくれないときの対処法も解説します。

監修者

神原 李奈

経歴

栄養士　
（社）東京都栄養士会・食育栄養インストラクター

生後11ヶ月の離乳食量の目安は？

▼1回あたりの離乳食量

▼1日の離乳食量

上記の表はあくまで目安です。赤ちゃんの食べる量には個人差があります。
この目安に無理に合わせるのではなく、赤ちゃんが実際に食べる量を優先しましょう。
目安量にそっていなくても、成長曲線のカーブに沿っていれば大丈夫です。

偏食気味の赤ちゃんだと、離乳食を食べてくれないことも多いです。
好きな食材を入れたり、味付けを工夫したりして、離乳食に変化をつけてみましょう。

食べすぎ？足りていない？判断基準は？

成長曲線のカーブから外れている場合、「食べすぎ」や「足りていない」可能性があります。

成長曲線のカーブを上回っている場合は食べすぎの疑いがあります。
量を減らしたり、離乳食の硬さを調節したりしてみましょう。

「食べすぎかな…」と思ったら、食べるときに口をモグモグ動かしているかを確認してみてください。離乳食がやわらかすぎると、丸飲みしてすぐに次を欲しがり、食べ過ぎてしまうことがあります。

一方で、成長曲線のカーブを下回っている場合、離乳食が「足りていない」可能性が高いです。
赤ちゃんの食欲があれば、離乳食を増やしてあげましょう。

生後11ヶ月の赤ちゃんの離乳食スケジュールの例

生後11ヶ月の赤ちゃんの授乳やミルクの量

ミルクの場合…

1回あたり200ml程度のミルクを1日5回あげましょう。

※5回のうち、2回はミルクのみ、あとの3回は離乳食後にミルクをあげます。

母乳の場合…

欲しがるだけあげましょう。
3回の離乳食後に加え、これまで通りの授乳間隔で問題ありません。

離乳食のリズムができていない場合や、離乳食をあまり食べない場合は、ミルクや母乳を与えて栄養補給をさせましょう。
夜中におなかがすいて泣いてしまったときも、ミルクを与えて大丈夫です。

3回の離乳食をきちんと食べていて、成長曲線のカーブに沿っている場合は、ミルク・母乳を減らしてもよいでしょう。

離乳食を食べないときの対処法

対策①　食べやすい大きさにする

食べにくさが原因で、離乳食を食べてくれない可能性があります。
赤ちゃんが食べやすいように、口の大きさにあったサイズに調整しましょう。

対策②　食べやすい硬さにする

赤ちゃんが歯ぐきで潰せるくらいの固さのものを食べさせましょう。
バナナくらいの固さなら食べられます。

対策③　発達に合わせた食事内容にする

赤ちゃんの舌や顎の発達に合わせた離乳食にすることが大切です。
食材のざらつきや苦みを嫌うことがあるので、嫌がる場合は無理強いせずに、食べられる食材を与えましょう。