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生後11ヶ月の言葉の発達具合はどれくらい?
まだ言葉が出なくても大丈夫…?
「生後11ヶ月の言葉の発達目安」について、保育士さんに聞きました。
この時期の赤ちゃんの言葉の理解度や、楽しく学習するコツも解説します。
監修者
保育士
八田 奈緒美
2012年 聖徳大学児童学科 卒業
幼稚園免許・保育士免許を取得後、幼稚園を経験し、現在保育園にて勤務
幼稚園にて、3.4.5歳児担任。保育園にて、0.1歳児担任を務める。
大丈夫なケースが多いです。
11ヶ月で意味のある言葉を発し始める赤ちゃんもいますが、まだできなくても問題ないです。
心配せずに過ごしましょう。
言葉の発達は個人差が大きく、特に3歳までは目安通りにいかないことも多いです。発声しているのであれば、様子を見ていきましょう。
意味のある言葉をなかなか話さない赤ちゃんは、ママやパパが発声するのを見て学んでいる可能性があります。
頭では意味をわかっているけれど、たっぷりと学んでから自信を持って発声しようとしている、慎重な性格の子なのかもしれません。
また、発声による言葉よりも、動作によって伝えることを楽しんでいる可能性もあるでしょう。
2歳頃までに意味のある単語が出てこなければ、少し心配した方が良いかもしれません。
救急車→「×○×○しゃ」のように語尾は言える場合や、ママやパパの言葉を理解して動けている(言葉のみでママが「おいで」と言うと、ママの元に来るなど)場合は、様子を見てもよいでしょう。
上記に当てはまる場合は、お住まいの自治体の子どもを専門とする窓口や、かかりつけの小児科などで相談するのがおすすめです。
該当しない場合でも、どうしても心配なときは、ママ・パパの安心のために一度相談してみるのもいいでしょう。
日常生活によく使われるような言葉は、名詞・動詞・形容詞に限らずどれも少しずつ理解していきます。
特に、「ママ」や「パパ」、よく見る「乗り物の名前」「きれい」「美味しい」などは理解してくる頃です。
理解できる会話の例
わかりやすい二語文はある程度理解できますが、三語文になってくると難しいでしょう。
また、言いたいことを動作で表現したり、頷きや指差しなどで応えたりすることもあります。
言葉を覚えさせたいときは、
といったことが大切です。
言葉を覚えるには、たくさんの言葉を耳にすることが大切です。
ママの行動を実況するような形でもよいので、楽しみながらたくさん話しかけましょう。
絵本の読み聞かせもおすすめです。
ママやパパの言葉を聞くことで、わかる言葉の数が増えていき、会話が楽しいという理解にもつながります。
「お話してみたいな」という意欲にもつながるでしょう。
「声を発したらママが返してくれる」と理解し、会話によるコミュニケーションが楽しいと前向きに感じるようになります。
どんなことでもできる限り反応してあげましょう。
反応に困る場合は、その言葉を繰り返すだけでも構いません。
例えば「あだばば〜」と赤ちゃんが言った場合、「うん、そっか!あだばば〜だったんだねぇ!」とにっこり返してあげるとよいですね。
「あれ」「それ」「これ」といった指示語を避け、具体的な名称を伝えましょう。
きちんと名称を伝えると、ママが伝えたいものが具体的にわかり、単語を知るきっかけになります。
「あれ見てみる?」→「あのお花見てみる?」
「これ食べる?」→「このおにぎり食べる?」
次にその言葉を聞いた時に、「それはどんな物だったかな?」と考える力にもつながるでしょう。
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