【生後8ヶ月】赤ちゃんが1日中ぐずる…原因は?泣き止まないときの対処法も

【生後8ヶ月】赤ちゃんが1日中ぐずる…原因は?泣き止まないときの対処法も

公開日:2022-06-03 | 更新日:2022-12-06

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8ヶ月の赤ちゃんが1日中ぐずって大変…
どうしたらいい?

生後8ヶ月の赤ちゃんの「ぐずり」について、保育士さんに聞きました。
この時期の赤ちゃんが1日中ぐずる原因や泣き止まないときの対処法を解説。
先輩ママの体験談も紹介します。

監修者

保育士
八田 奈緒美

経歴

2012年 聖徳大学児童学科 卒業
幼稚園免許・保育士免許を取得後、幼稚園を経験し、現在保育園にて勤務
幼稚園にて、3.4.5歳児担任。保育園にて、0.1歳児担任を務める。

なぜ?生後8ヶ月の赤ちゃんが1日中ぐずる…

女性

生後8ヶ月の赤ちゃんが1日中ぐずるときは、何らかの不快な感覚不安感を抱いていると考えられます。
特に、

  • 空腹
  • 喉が渇いている
  • オムツが汚れている
  • 眠い
  • 姿勢が不安定なので変えたい
  • 見える景色が変わったことによる不安
  • ママ・パパがそばにいなくて不安

といった理由でぐずることが多いです。

生後8ヶ月の赤ちゃんは「不安」でいっぱい

生後8ヶ月は、「お座り」や、支えてあげれば「立っち」もできる時期です。寝ている体勢から目線が変わることで、楽しい反面、不安感に襲われる赤ちゃんもいます。

また、この時期の赤ちゃんは、そばにいてくれるママ・パパをしっかり分かっています。
ママ・パパがそばから離れることで不安になることもあります。

お世話してくれる人が離れることに対して赤ちゃんが抱く不安を、「8ヶ月不安」、「母子分離不安」と呼ぶこともあります。

「8ヶ月不安(母子分離不安)」って?

女性
8ヶ月前後は、急にママの後追いが増えたり、泣きが激しくなったりする時期です。
このように、生後8ヶ月頃にいつも一緒の親がいないことに気がついて不安になることを「8ヶ月不安」「母子分離不安」と呼ぶことがあります。

赤ちゃんは、8ヶ月頃から「記憶」や「認識」の脳が成長することにより、親と自分は別の人間だということに気がつき、物理的に距離があることもわかってきます

その成長により、ママがそばにいない、遠くにいる、姿が見えないということがわかるので、不安になり泣くのです。

「8ヶ月不安(母子分離不安)」は、個人差はありますが、生後10〜18ヶ月頃にピークを迎え、2歳頃になると徐々に見られなくなってきます

1日中ぐずるときの対処法

お母さんに抱っこされている赤ちゃん

ママ
絵本を読んであげたり、外に出て庭を散歩することで機嫌がなおりました。
ぐずる時は、何か気を紛らわす事をするようにしています。
(0歳の男の子のママ)
ママ
抱っこしながらアンパンマンや子供向けの番組をみせてあげると、機嫌がいつの間にかなおってるってことがよくありました。
(1歳、3歳の男の子のママ)
ママ
普通の抱っこでダメなら、いつもより高い高いや、抱っこしながらいつもより大きく動きまわるなどをしていました。
また、押すと音楽の流れるおもちゃで遊んであげたり、お気に入りのぬいぐるみでいないないばぁなどをすることで落ち着いたと思います。
(3歳の女の子のママ)

「できるだけぐずらせないように…」親ができること

女性

生後8ヶ月の赤ちゃんがぐずるときは、不快感や不安感を和らげてあげてください。
そのために、

  • 適度に昼寝をさせる
  • 生活リズムを整える
  • 「近くにいる」ことを感じさせてあげる
  • スキンシップを心がける

といったことを意識しましょう。

対処法① 昼寝をさせる

女性
ぐずりだした時は眠いことが多いので、タイミングを見計らってお昼寝タイムを設けましょう。
午前中や午後に1回ずつ、またはどちらかに1度、お昼寝をさせてあげてください。

生後8ヶ月頃は、脳の発育が進み、視覚や聴覚、触ったものなどの刺激を常に受けている時期です。
刺激が強いので、疲れやすく、ぐずりやすいこともあります。

お昼寝を取り入れて、疲れを溜めないようにするとぐずりにくくなります。

「午前中のお昼寝の時に洗濯をする」、「午後のお昼寝の時は夕ご飯を作る」など、お昼寝の時間帯に合わせて、ママ・パパがやることを決めておくのがおすすめです。
リズムができて、楽になります。

対処法② 生活リズムを整える

女性
起床時間・就寝時間、昼寝や食事の時間、外に行く時間など、1日のスケジュールをある程度決めて行動しましょう。

スケジュールを決めて、一定のリズムを作っておくと、赤ちゃんは落ち着きやすいです。
日中に体を動かし、夜は静かに過ごすというメリハリがつくので、昼夜のリズムが整い、夜間に泣くことも少なくなっていきます。

急なイベントなども、お昼寝の時間を外して入れるようにすると、比較的ぐずりを避けられます。

対処法③ 「近くにいる」ことを感じさせてあげる

女性
生後8ヶ月頃は、ママ・パパなどの普段そばにいる人が離れるときに不安を感じやすいです。
一緒にいる時は、名前を呼んであげて笑顔を向けましょう。
家事や仕事をするときは、赤ちゃんから見える位置で行ってあげると落ち着きます。

「いつも一緒にいる」という安心感を与えることで、徐々に「少し離れていてもママ・パパは戻ってくる」と分かってきます。

対処法④ スキンシップを心がける

女性
「体・顔に触る」、「笑いかける」、「名前を呼ぶ」などを心がけましょう。
スキンシップは、赤ちゃんを安心させる作用があります。
笑顔で対応してあげてください。

また、抱っこやおんぶ、高い高いなどの触れ合い遊びで、視界を変えてあげると気分が変わることもあります

「何してもぐずる…」どうすれば?

女性

まずは、

  • 空腹でないか
  • 体調に異常がないか
  • どこか痛いところはないか

確認してください。
問題がなければ、安全に配慮しつつ、しばらく放っておいてもよいでしょう。
少し時間が経つと、寝てしまうこともあります。

ぐずりが多ければ多いほど、「またか」と思いがちですが、その「またか」の中に、緊急事態が隠れているかもしれないのが赤ちゃんです。
いつものぐずりかと思っていると、発熱していたということも少なくありません。
体調確認、安全確認は必ず行ってください。

それでもぐずりが収まらないときは、「散歩に連れ出す」、「窓を開けて外の風を入れてみる」などして、気分転換しましょう。

ママ・パパのリフレッシュも大切

女性
一時預かり」、「一時保育」を利用するのもおすすめです。
赤ちゃんを1〜2時間程度預けて、一人の時間を作るなどして、ママ・パパもリフレッシュしてください。

リフレッシュすると、赤ちゃんのお世話にもまた余裕を持てるようになります。

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