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8ヶ月の赤ちゃんの体重が増えなくて心配…
どうすればいい?
「生後8ヶ月の赤ちゃんの体重が増えない原因」について、お医者さんに聞きました。
原因別の対処法や小児科に相談する目安についても解説します。
公益社団法人 日本小児科学会 小児科専門医
2002年 慶應義塾大学医学部を卒業
2002年 慶應義塾大学病院 にて小児科研修
2004年 立川共済病院勤務
2005年 平塚共済病院小児科医長として勤務
2010年 北里大学北里研究所病原微生物分子疫学教室勤務
2012年 横浜市内のクリニックの副院長として勤務
2017年 「なごみクリニック」の院長として勤務
2020年 「高座渋谷つばさクリニック」院長就任
生後7~8ヶ月ごろになると、今までぐんぐん増えていた体重増加のペースが落ちることがあります。
これには、手足の動きが活発になって代謝量も増えて、ミルクと比較して離乳食の割合が多くなったといった影響が考えられます。
ただし、赤ちゃんに元気がない、食欲が落ちている日が続くなどの場合であれば、病気の疑いを視野に入れます。
体重が増えなくても、
のような特徴があればそこまで心配しなくても大丈夫です。
動き回る赤ちゃんは、消費するカロリーが高くなるので体重が増えにくいです。
よく手足を動かす、すぐに動いて移動する赤ちゃんに多く、体をよく動かすので、便が出やすいという特徴がある子もいます。
なお、ミルクで育っている赤ちゃんよりも母乳で育っている赤ちゃんの方が、体重増加がゆっくりになる傾向があります。離乳食が進んでくるとまた、成長のスピードも変わってくることが多いです。
体重が増えない原因が、
の場合は心配です。
カロリー不足が疑われる場合、離乳食のメニューを見直す必要があります。
タンパク質を増やして、おかゆを水分が少ないものに変更してみましょう。可能であれば、食事回数を3回食に増やしてみるのもいいです。
それでも体重が増えないのであれば、離乳食にプラスしてミルクや母乳を与えましょう。
「元気な時と比べて、少しおかしい」という状態が病気のサインです。いつも赤ちゃんを見ているママやパパがおかしいと思ったら、そのままにせずに小児科に相談をしましょう。
などの症状があるときは、一度小児科に相談しましょう。
受診の際は、赤ちゃんの変化についてまとめておきましょう。
受診時に伝える変化の例
また、発熱、顔色、呼吸、鼻水、咳などの症状がある場合は伝えましょう。
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