もくじ
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タイミング法を試しているのに半年妊娠しない…なんで？
どうすれば妊娠の確率を上げられるの？
医師に「タイミング法で妊娠しない原因」や、対処法を詳しく聞きました。正しいやり方や病院へ行く目安などもご紹介します。
【保有免許・資格】
日本産科婦人科学会 専門医・指導医
日本産科婦人科内視鏡学会 技術認定医（腹腔鏡・子宮鏡）・評議員・技術認定制度委員会技術審査委員（腹腔鏡）
日本家族計画協会 思春期保健相談士
関東ジェンダー医療協議会 理事
【経歴】
順天堂大学医学部附属 順天堂医院産婦人科
亀田総合病院産婦人科
順天堂浦安病院産婦人科
賛育会病院産婦人科
ケンタッキー大学産婦人科研究室
沼津市立病院産婦人科
あそか病院婦人科
順天堂東京江東高齢者医療センター婦人科
【主な研究内容・論文】
子宮筋腫・子宮内膜症など良性疾患に対する婦人科内視鏡
骨盤臓器脱
性同一性障害
性教育
の3つが考えられます。
通常、タイミング法は半年程度での妊娠成功が目安です。
基本的に月に1回の排卵があるとして5、６回のタイミング法を試します。半年で妊娠をしないということは、何かしらの原因があると考えた方がいい場合も。
特に原因のひとつとして、女性の年齢はどうしても関係してきます。35歳以上の場合、20代前半と比べると妊娠確率が20％ほど下がるので、体が妊娠しにくくなっている可能性があります。
その他、女性の体に妊娠を妨げる何か原因がある場合もあります。半年以上タイミング法が成功しない場合は病院で不妊の検査を受けてみることをおすすめします。
結果的に体外受精などの不妊治療に切り替えていったほうが、妊娠確率を上げられる場合もありますし、万一すぐに妊娠が成功したら今の年齢の受精卵をとって凍結しておくことで、2人目以降の妊娠をしたいときの希望にもなります。
男性の精液異常が原因の場合もあります。
精子の運動率量が低下していたり、数が少なかったりすることもあるので、男性も検査をすることをおすすめします。精子の状態が良くなかったとしても、治療や手術で妊娠が可能になる場合もあります。
女性側に問題がなくても、精子に異常があればタイミング法でいくら性行為をおこなっても妊娠しにくい場合があります。
タバコやお酒は精子の活動率量を下げてしまうので、健康な精子を保つためにも控えるようにしましょう。
精液にちゃんと精子がいるのかどうかセルフチェックができるキットも売っているので、利用するのもおすすめですよ。
20代では半年～1年ですが、女性の年齢が35歳以上の場合は6か月が目安です。
それ以上妊娠しない場合は、早めにほかの不妊治療に切り替えた方が妊娠の確率が上がる場合もあります。
タイミング法は、排卵のタイミングや妊娠しやすい時期を割り出してその時に性行為をすることで妊娠する可能性をあげる方法です。
排卵のタイミングにもよりますが、前述の通り35歳以上の女性の場合は5、6回タイミングをとって妊娠しなければ不妊の可能性があります。
女性原因でも男性原因でも、なるべく早いうちに不妊治療を始めた方が妊娠の確率が上がるので、もしも「タイミング法で半年試したけど妊娠しない…」と悩んでいる方がいたら、早めに病院で診てもらうのがいいでしょう。
まずは病院で不妊の原因を調べてもらいましょう。
不妊の原因が分かればそれを取り除き、再度タイミング法をおこないます。
タイミング法で半年以上上手くいかない場合は、何かしらの不妊の原因がある場合があります。
まずは病院を受診して、不妊の原因を調べてもらいましょう。その原因を取り除いた後、またタイミング法を再開すれば上手くいく場合もあります。
検査をしてみて子宮筋腫があると分かった場合、それを取り除いた後に、再度タイミング法をおこなえば妊娠する可能性もあります。
ですが、術後半年は避妊期間が必要なため、なるべく早くに妊娠を臨んでいる方はその期間も考慮し、早めの受診をおすすめします。
卵管の通りをみる「子宮卵管造影」の検査では、軽度の卵管の詰まりを押し流すことで、その周期や次の周期では妊娠しやすくなる検査と言われています。
ですが、原因が分からない、もしくは原因を取り除いた後も不妊が続く場合も。
その時は人工授精、体外受精など、不妊治療をステップアップしていくことがあります。
日ごろから排卵日を細かくチェックし、排卵が予測される1、2日前から性行為をおこなうことを心がけてみましょう。
連日でも隔日でも大丈夫なので、なるべく多くの回数でタイミングをとることが大切です。
排卵日の把握には、基礎体温を毎日チェックしたり、排卵チェッカーなどを利用したりするのがおすすめです。
排卵の1、2日前は最も妊娠率が高くなるというデータもありますので、排卵が予測される日より数日前から性行為をおこなうとよいでしょう。
特に生理が不規則な人は排卵日の予測が難しいので、病院でエコー検査などをしてもらい、詳しく診てもらうのがいいですよ。
タバコやアルコール、カフェインの過剰摂取などは妊娠の妨げになることがあります。
生活習慣や食生活も見直すことが大切です。
なども妊活をするうえで弊害になりえます。
生活習慣や食生活も見直して、健康な体を保つことも大切ですね。
この記事は、医療健康情報を含むコンテンツを公開前の段階で専門医がオンライン上で確認する「メディコレWEB」の認証を受けています。
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