なぜ？妊娠中の尿漏れがひどい原因。いい対策は？破水との違いも

妊娠中は、どうしても「尿漏れ」しやすくなります。
これは、生理的なことなので心配しなくても大丈夫です。

お医者さんに「妊娠中の尿漏れ」について聞きました。

妊娠中、尿漏れが…ひどい！

妊娠中は、“尿漏れが起きやすい”状態といえます。

妊娠中は、女性ホルモンの分泌量が増えます。この女性ホルモンの黄体ホルモンは、子宮や膀胱の筋肉を緩めるという働きがあります。そのため、妊娠中はどうしても尿漏れする人が増えます。

また、妊娠後期になると子宮はさらに重くなり、この重みで骨盤底筋が引き伸ばされてしまいます。するとお腹に力が入ると尿もれしやすくなります。

「尿漏れに気づかない」ケースも…

無意識に尿漏れしていて、ショックです…。
一体なぜこんなことが…？

緩んだ骨盤底筋のせいで、排尿に気がつかないことも起こります。

妊娠中の尿漏れ対策

生理現象なのであまり心配せず、尿漏れパッドなどを使って、快適に過ごせるようにしましょう。

尿漏れ防止体操

産後に行う簡単に座ったままできる「骨盤底筋のエクササイズ」です。（骨盤底筋は尿道～肛門までを閉めたり緩めたりする筋肉です。※上図を参照）
妊娠中は、腹部に負担がかからないように体調を見て回数をこなしてください。

※ただし、妊娠中の尿漏れに対して骨盤底筋を強化する運動を行う事で明確に改善されると言うエビデンスはありません。

「尿漏れ」と「破水」どうやって判断する？

持続的に水のようなものが出ている場合は、破水の可能性が高いです。

尿は、黄色いですが、破水は透明～白っぽい色です。
尿はアンモニアの匂いがしますが、破水はあまり匂いません。

少量でも破水の場合もあるので、色や匂いも参考にしてください。尿もれパッドを当てていると色や匂いを確認しやすいでしょう。

破水は、少量でもすぐにかかりつけの産婦人科に連絡をして指示をあおいでください。通常は病院へ向かうことになります。出産が近くなったら、病院へのルートを確保しておきましょう。