もくじ
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出産後の大量出血に「コレって大丈夫?」「病院行くべき?」と心配になってしまうこともしばしば。
お医者さんに、出産後の出血について聞きました。
出血が止まらない場合や、大量の鮮血が出た場合についても解説していただきました。
1999年 日本医科大学産婦人科教室入局 日本医科大学付属病院 産婦人科研修医
2001年 国立横須賀病院(現 横須賀市立うわまち病院) 産婦人科
2002年 東京都保健医療公社 東部地域病院 婦人科
2003年 日本医科大学付属病院 女性診療科・産科 助手代理
2004年 日本医科大学付属第二病院 女性診療科・産科 助手
現在 石野医院の副院長
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分娩直後の悪露は、鮮血(鮮やかな赤色)です。量も多く、通常大きな専用のナプキンでないと対応できません。出産直後は、かなりの頻度でナプキンを変える必要がある人もいます。
悪露には、出産後に子宮から排出される卵膜やリンパ液・血液などが含まれています。
産後数日で、悪露の量は減っていきます。
その後数週間かけて量が減っていき、産後1か月程度でほとんどなくなります。
※個人差が大きいため、他の方と違うからといって過剰に心配する必要はありません。
産後直後 |
ナプキンを頻繁に交換しなければいけないくらいの量がでます。 色は鮮やかな赤色です。 |
出産後7日ごろ |
悪露の量が落ち着いてきます。 色は赤茶色になっていきます。 |
出産後14〜18日ごろ |
悪露が淡黄色となります。 |
出産後1ヶ月ごろ |
悪露が白いおりものになります。 |
出産後6週間以降 |
ほとんどの場合、悪露は出なくなります。 |
※帝王切開の場合は、悪露が長引く傾向があります。
妊娠前の子宮の大きさは鳥の卵程度ですが、妊娠後期には、長さは約5倍、重さは11倍にも大きくなります。これが産後元に戻っていくのを子宮収縮といい、「子宮復古(しきゅうふっこ)」とも呼ばれています。
痛みのピークは産後3日程度です。
あまりに痛みが辛ければ、出産した産婦人科で鎮痛剤を処方してもらいましょう。退院している場合は、産婦人科と連絡を取って、市販の薬で使っていいものを指定してもらい、服用することもできます。
痛みが強い場合は他の原因(細菌感染など)ある場合もあるので、医療機関へ必ずいきましょう。
などの症状が現れた場合は、胎盤ポリープや子宮動脈仮性動脈瘤などが考えられますので、病院を受診しましょう。
出産した病院が遠い場合は、近くの婦人科または産婦人科を受診しましょう。
特に、出血が多い、気分がすぐれない際には、緊急性が高いです。この場合は、先に医師に電話連絡をして指示を仰ぎましょう。また、出血量が異常に多い・意識がないという場合には、救急を受診してください。
一旦、ナプキンを当てて安静にして、様子を見てください。
痛みもなくおさまるようであれば、悪露の一時的な症状だと考えられます。
胎盤ポリープの場合、最も確実な治療法は子宮摘出です。しかし、子宮温存を強く希望する場合には、子宮動脈塞栓術や子宮鏡下手術などの保存的治療が 選択されます。
子宮動脈仮性動脈瘤の場合は、動脈塞栓術を行います。
出血は少しずつ減り、痛みがあっても7日間程度でおさまると思います。しかし、それ以降も痛むようであれば病院を受診しましょう。
出産直後は、膣も傷ついています。免疫力も低下しています。細菌感染を防ぐためにも出産後の1か月健診で異常がないと診断されるまでは、性行為はお休みしてください。また、出産後は、妊娠前と体の感覚が変わり、違和感がある人も少なくありません。性行為で強い痛みを感じる人は、病院を受診して相談しましょう。
産後の生理は、ホルモンがまだ不安定だということもあり、妊娠前の生理と症状や状態が変わることは多くあります。また、生理が長く続く原因も同様で、ホルモンのバランスが関係している場合があります。産後の生理は、同じような長い生理が続いたり、逆に量が少なかったり、周期が不安定で定まらなかったりする場合もあります。
腹痛や出血量が治まるようであれば、問題ないと思われますが、出血量が増えている・継続して痛みがある場合は、別の病気が考えられます。婦人科を受診しましょう。
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