先輩ママの「無痛分娩レポート」出産当日の流れ。痛みはどれくらい?
公開日:2020-02-06
| 更新日:2024-01-17
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無痛分娩ってどんな流れなの?
痛みはどれくらい?
無痛分娩を経験した先輩ママ50人に、前日から当日にかけての「陣痛~分娩までの流れ」を聞きました。
無痛分娩の感覚や、不安の乗り越え方、あると便利な「お役立ちグッズ」も必読です。
無痛分娩のおおまかな流れ
無痛分娩は、背中に痛み止めの注射を打ち、硬膜外腔にカテーテルを挿入した後、麻酔薬を入れる「硬膜外麻酔」という方法が主流です。
分娩前日の流れ(※一例)
分娩前日には、主に前処置を行うことが多いです。
- 入院してバルーンを挿入し、子宮口を広げる
- 硬膜外チューブ留置等を行う
分娩当日の流れ(※一例)
当日は、ママの体調を管理、経過を観察しながら、処置を行います。
- ベッドの上で血圧計を装着、点滴を行う
- 陣痛促進剤を投与
- 硬膜外麻酔を打つ
- 分娩を開始する
- 分娩時にできた傷の処置をする
- 硬膜外チューブを取る
無痛分娩レポート~陣痛・麻酔編~
分娩予定日当日は、
- 陣痛促進剤を打つ
- 陣痛が来るのを待つ
- 陣痛の痛みが出てきたら麻酔を打つ
という流れが多いようです。
麻酔のタイミングは?
無痛分娩の麻酔を打ったタイミングを先輩ママに聞いてみると…。
子宮口が5センチ、陣痛感覚が10分以下になってから打ちました。
(小学1年生と小学5年生と中学1年生の男の子のママ)
初産だったため、麻酔を打つタイミングが早いとお産の進みが遅くなるとのことで、陣痛が5分間隔になった頃に麻酔を打ちました。
(2歳と5歳の男の子のママ)
麻酔を実際に打ったタイミングは陣痛がかなりきつくなってきた後半でした。
(小学4年生の男の子のママ)
計画出産のため、出産予定日の前日に入院し、陣痛促進剤の前に麻酔を打ちました。
(小学6年生の男の子と高校3年生の女の子のママ)
麻酔の痛みはどんな感じ?
“違和感はあったけど痛みはなかった”というママが多数でした。
ただ、無痛分娩は、出産の痛みの軽減が期待できますが、「痛いという感覚が全て除去されるわけではない」ため、痛みには個人差があると言えます。
一瞬だけ刺さる痛みがあり、その後は何かが背中をスーッと伝っていくような気持ちの悪い感覚がありました。
(3歳の男の子のママ)
麻酔をした際の痛みは感じませんでした。
病院の方に声がけをしてもらい、麻酔が入ると若干ひんやりとした感覚がしたように思います。それ以外は痛みも違和感もなかったです。
(小学3年生の男の子のママ)
予防接種の時と同じ程度の痛みで、その後の無痛分娩の麻酔は特に痛みを感じませんでした。
(小学6年生の男の子と高校3年生の女の子のママ)
麻酔をしたときはとにかくお腹が痛かったので痛みは感じませんでした。
麻酔をするときに腰をできる限り丸めないといけないので、そっちのほうがきつかったです。
(0歳の子のママ)
大きい針をむりやり押し込まれる感覚で、ズーンとした重い痛みを感じました。
無痛分娩の麻酔の針を刺す前に事前の麻酔を打ちましたが、それでも本番の無痛分娩の針はとても痛かったです。
(0歳の男の子のママ)
無痛分娩レポート~分娩編~
麻酔が効いている間の分娩は痛みがなく、“何か出てくる違和感があった”というママが多数でした。
子どもの産声で出産を実感した!
分娩の際の痛みはありませんでした。
感覚としては、何かが出るという様な感覚であり、子どもの産声を聞いて生まれたんだと実感しました。
(4歳の男の子のママ)
排便する感覚があった!
大きな便を膣から出すような感覚がありました。痛みは全くありませんでしたが、初めての体験だったため終始パニックで泣きながら出産しました。
(0歳の女の子のママ)
いきむのが難しかった!
赤ちゃんが下がってきて「いよいよだな」っていう感覚はあるものの、どういきんだら良いのかが全く分からない!自分では頑張ってお腹に力を入れているつもりでも、助産師さんに「腹筋が足りない!あなたちゃんと運動してた!?」と分娩台で怒られる始末(笑)
結局なかなかうまく赤ちゃんを出すことができず、吸引となりました。
最後まで全く痛みは感じませんでしたが、いきむのに力を入れられないのはちょっと大変だなと思いました。
(3歳の男の子のママ)
先生に「いきんで!」と指示されても、痛みがない分いきむのが難しかったというママもいました。
楽しいお産だった!
麻酔をしてからは、会話もできるほどリラックスしながらの出産だったので、ほんとに記憶もはっきりして楽しいお産だと思います。
陣痛が来るタイミングはお腹で感じるのでいきむタイミングも、力もいられるしとても良かったと思います。
(2歳の女の子と4歳の男の子のママ)
分娩中に会話できるくらいの余裕があったというママも。
いっぽうで麻酔が切れたタイミングでの分娩は痛みを感じることも…。
いざ分娩台へとのぼったときにはちょうど麻酔が切れて激痛でずっと痛い痛いと叫んでいました。
正直ここでこそ麻酔の注射を追加で打つべきでは!?と思いましたが、産むときにいきめるようにと注射の追加をしてくれませんでした。
たしかに麻酔が切れたときの陣痛より短く、そしてかなり比にならないほどの痛さに、全力でいきんでやる!と思いましたが、
『ゆっくりゆっくり、声を出さないで、でも呼吸はしっかり』と、あの状況では少し無理なことを言われ、自分なりに頑張っていましたがやはり痛すぎて声が出ました。
『髪の毛が見えたよ!』と言われたときは、本当にもう少しで終わると思え、少しゴールが見えた気がして頑張ろうと前向きになれました。
『頭が出てきた!』と言われたくらいから、『いいよ、もっともっといきんで!』と言われ、無事に生まれました。
分娩台に上ってから出産まで15分ほどだったようです。
(1歳の女の子のママ)
麻酔が切れてきたら追加で打ってくれる病院と、いきめなくなるので麻酔が切れたまま分娩をする病院があるようです。
事前に病院に確認しておくといいですね。
無痛分娩レポート~産後編~
無痛分娩後のママたちの体調を聞いてみると、“疲労回復の早さ”を感じたママが多くいました。
体の回復が早かった!
無痛分娩のおかげで、産んだあとから体力に余裕があった。これは3人目で初めて。無痛を選択して本当に良かったと思った。夫も最初で最後のカーテン越しの立ち合いで、少し面白かったようだ。4日後に退院したが、その翌日に娘の吹奏楽コンクールを見に行けるくらい体力はあった。ほんと無痛を選択してよかったと思う。ほかの子供たちを見る余裕があって、助かった。
(2歳と6歳の男の子と、高校1年生の女の子のママ)
産んでから2時間後には自力で歩いてご飯を食べに行けたという強者ママもいました。
赤ちゃんのお世話に集中できた!
産後の回復もとても早くて、精神的にも肉体的にもとっても楽でした。
自分が元気なので、赤ちゃんのお世話をするのも余裕があり、楽しめました。
(4歳と小学1年生の女の子のママ)
出産時に心の余裕があると、産後も慌てずに余裕をもって過ごせそうです。
痛みがなくても可愛い!
産前は「痛みを経験しないと可愛く感じられない」なんて言葉をよく聞きましたが、まったくそんなことはなかったです。とにかく可愛くて愛おしくて、やっと会えた!という気持ちでいっぱいでした。
(3歳の男の子のママ)
痛みを感じないお産でもやっぱり我が子はかわいく感じます。
無痛分娩の不安の乗り越え方
無痛分娩と思っていても、少なからず出産への不安はありますよね。
先輩ママに無痛分娩への不安をやわらげるためにやったことを聞きました。
どんなことでもお医者さんに相談!
わからないことは医師に相談することです。この病院、医師、看護師、助産師さんなら大丈夫だと思ったのが大きな安心につながりました。
(8歳と9歳の男の子のママ)
不安な気持ちや、小さな疑問などは必ずお医者さんや助産師さんに相談しましょう。
信頼関係を築くことで安心して出産にのぞめますよ。
ポジティブな情報をチェック!
無痛分娩をやってよかったと書かれている方のブログ記事を読んで、とにかくポジディブな情報だけをチェックしていました。
(3歳の男の子のママ)
“無痛分娩をしてよかった”という体験談を読んで、前向きなイメージトレーニングをしましょう。
産後の子どもとの生活をイメージ!
生まれたら、あれ着せようとかあんなことしようとか今後の赤ちゃんとの生活を想像して、わくわくした気持ちで臨みました。
(0歳の男の子のママ)
子どもとの楽しい未来を想像すれば、「がんばろう!」と気合が入りますね。
あってよかった便利グッズ
無痛分娩時に便利だったグッズを先輩ママに聞いてみました。
アロマ付きアイマスク
陣痛室での待ち時間をリラックスするために、アロマ付きのアイマスクを使用して睡眠を取りました。
産前最後の睡眠をたくさん取れて良かったです。
(0歳の男の子のママ)
\じんわり気持ちいい着け心地/
めぐりズム蒸気でホットアイマスク ラベンダー 12枚入
価格:909円(税込)
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使い慣れたクッション
病院によってですが、麻酔を背中に打たれるのでその時、体を起こされます。なのでクッションを抱くように指示されました。
普段から使っているクッションや枕を持参すると、麻酔の注射の時やお産までの時間ベッドで横になる時に便利だと思います。
(0歳の男の子のママ)
産後もお尻の痛みをやわらげるために使っていたというママもいました。
靴下
麻酔を入れたら寒いので、靴下が必要!
(0歳の男の子のママ)
テニスボール
無痛分娩であって良かった物は、テニスボールです。麻酔が効いていたときに、色んな所に力を入れていて、体が痛かったので、体の固くなった場所をほぐすのに使えました。
(0歳の男の子のママ)
お気に入りのCD
私の出産した病院は分娩室にCDを持ち込んでよかったので、リラックスの為に必要かなと思い好きなアーティストのCDをかけてもらいました。産まれるまでの時間とてもリラックスできて良かったなと思いました!
(0歳の男の子と3歳の女の子のママ)
分娩室までCDやDVDを持ち込める病院もあります。
事前に確認しておくといいですね。
ストローキャップ
分娩台にはペットボトルに付けるストローだけ持って行きました。
無痛分娩の処置をした後はずっと横になっていないといけないので、横になりながら水分を摂るために、100均などで買っておくととても便利です。
(1歳と4歳の女の子のママ)
本・雑誌
名づけの本、小説など。
陣痛中とにかく暇だったのですが、点滴等で歩き回ることができなかったため、ベッドの上で時間を潰せる物として本が大活躍しました。
(4歳と小学1年生の女の子のママ)
出産予定日までに万全の準備をして、無痛分娩の日を迎えましょう!
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