もくじ
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もしかして…うちの子「強迫性障害」かも?
どうやって判断すればいいの?
強迫性障害だったら、どうやって治せばいい?
判断のポイントと、治すために親がやるべきことをお医者さんが解説します。
公益社団法人 日本小児科学会 小児科専門医
2002年 慶應義塾大学医学部を卒業
2002年 慶應義塾大学病院 にて小児科研修
2004年 立川共済病院勤務
2005年 平塚共済病院小児科医長として勤務
2010年 北里大学北里研究所病原微生物分子疫学教室勤務
2012年 横浜市内のクリニックの副院長として勤務
2017年 「なごみクリニック」の院長として勤務
2020年 「高座渋谷つばさクリニック」院長就任
もくじ
セロトニンは、脳内で情報を神経細胞同士に運ぶ役目がありますが、セロトニンの働きに異常が現れると強迫性障害の症状である確認作業の伝達が伝わらなくなり、なんども同じ行動を繰り返してしまいます。
頭ではわかっていても、同じ行動を止めることができないため、「自分を責めている・恥じている」傾向があります。
子どもの行動を無理やり止めたり、怒って責めたりしないようにしてください。子ども本人が、さらに自分を追い込む原因になります。
子どもに強迫性障害のような行動があれば、親は「どのような行動があるのか」を把握し、メモをとっておきましょう。
また、ママ・パパだけで「治そう」と治療を試みるのは困難です。必ず専門医に相談しましょう。
うつ病により強迫性障害がより重くなることがあります。専門医による早めのケアが必要です。
親子で、強迫性障害の理解を深めましょう。
ときに治療は長い期間続きます。症状には、波があるでしょう。その変化で子どもへの対応を変えるのは避け、いつまでも見守ってあげてください。
まずは、保護者の方が詳しい状況を報告して相談するのもよいでしょう。強迫性障害の治療には、認知療法と薬物治療が主に行われます。
多くの強迫性障害のお子さんは、自分の行動が理解できずに、人にもわかってもらえずに悩んでいます。専門医と話して、悩みを分かち合い、ストレスを軽減しましょう。
また、早めの受診は、病気の進行を止める働きが期待できます。
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