乳歯の神経が死ぬと…歯がグレーやピンクに変色！永久歯はどうなる？治療法は？

「子どもの歯が黒く変色してる…どうして？」

もしかすると、乳歯の神経が死んでしまっているのかもしれません。
乳歯の神経が死んでしまう原因や治療法、永久歯への影響について、歯医者さんに聞きました。

「乳歯の神経が死ぬ」よくある原因

乳歯の神経が死ぬ原因として、

• 虫歯が進行している
• 歯を強くぶつけた

といったことが考えられます。

「乳歯の神経が死ぬ」とどうなる？

乳歯の神経が死ぬと、

• 歯の色が黒っぽくなり白い透明感がなくなる
• 歯茎や歯に痛みが出る
• 細菌が感染すると膿が出てくる

といった症状が出る可能性があります。

早めの治療が大切です！

歯の神経が歯の中で腐ってしまうと、細菌などの感染を起こしやすくなります。膿などが溜まってしまうケースもあるので、早めに神経を処置する治療をおすすめします。

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永久歯に悪い影響がでないか心配…

乳歯の神経が死ぬと、永久歯にも影響するのでしょうか？
歯並びなども心配です。

乳歯の神経が死んでも、通常、永久歯に影響はありません。
歯がその場に今まで通り残っていれば、歯並びに影響することもありません。

ただし、神経が死んでしまった場合は、放置せずに歯科で治療を受けましょう。
虫歯を放置しておくと、育ってきた永久歯の変形・変色などを起こすことがあります。

歯の変色は…将来的に治るの？

乳歯と永久歯は、神経を含めて別の歯です。
乳歯の神経をとっても、永久歯の神経にはほとんど影響はないと考えられています。

そのまま放置しても大丈夫？

歯の色が変わった場合は、内部で何らかの異常が起きています。
歯の色が変わったら、放置せずに歯科に相談しましょう。

今は痛みがなくともその後に細菌感染などを起こしてしまい急に痛むことも多いです。

歯医者さんに行くべき？

歯の色が周りの色と違うことに気がついたら、なるべく早く受診しましょう。

神経を取る治療は、歯科でしか受けられません。
死んだ神経を放置して感染を起こし痛みが出ると、子どもにもつらい治療になるので早めに検査を受けましょう。

神経治療は、繊細な治療なので、通常肉眼や拡大鏡を使うところを、マイクロスコープなどの機器を使います。さらに取り残しの処置を行う場合は、自由診療となります。

保険適用の場合は、1回2、3,000円（個人差あり。3〜5回ほど通院が必要）です。
自由診療は、全部で70,000円〜10万円程度（通院回数は通常、自由診療より少ない）となります。

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歯医者ではどんな治療をする？

歯の神経が死んでいた場合は、歯の根っこを綺麗に掃除する「根管治療」が必要です。

根管治療の流れは、

1. 歯を削り神経を除去する
2. 根管拡大
3. 根管充填
4. 銀歯など被せ物をかぶせる

となります。

まず歯を削り、神経を除去します。歯の根っこの内容物をかき出して消毒し、最終的に薬を詰めます。

根っこに内容物を残してしまうと、膿んだり炎症を起こしたりを繰り返してしまうので丁寧に処置します。

そのため根管治療は2～3回に分けて行われます。

痛みはある？

麻酔を行うので治療自体は痛みません。
麻酔の注射を打つ際も先に表面麻酔を使いますので、あまり感覚はありません。

麻酔が切れるまでの違和感を気持ち悪く感じる、また、頬の肉を噛んでしまうというケースがあるので、麻酔が切れるまでは飲食は避けましょう。

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