完母・完ミ・混合|生後3ヶ月の授乳間隔は?間隔があかない・長いけど大丈夫?

完母・完ミ・混合|生後3ヶ月の授乳間隔は?間隔があかない・長いけど大丈夫?

公開日:2022-02-28 | 更新日:2022-09-07

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3ヶ月の赤ちゃんの授乳間隔ってどれくらい?
母乳とミルクで間隔は変わる?

生後3ヶ月の「授乳間隔」について、管理栄養士さんに聞きました。
完母・完ミ・混合それぞれの授乳間隔の目安や、間隔が空かない(空きすぎる)場合の対処法も解説します。

望月 理恵子

監修者

経歴

管理栄養士

1999年 東京家政学院短期大学 生活科学科 食物栄養学科 卒業 準学士
1999年 調剤薬局にて栄養カウンセリング
2001年 管理栄養士 取得
2005年 健康食品・化粧品の会社にて学術担当
2012年 株式会社 Luce 代表取締役

KAJITAKU

生後3ヶ月の授乳間隔の目安

女性

赤ちゃんは生後3ヶ月頃になると飲む力が強くなるため、1回に飲むミルク量が増えて授乳間隔が安定していきます。

そのため生後3ヶ月頃の赤ちゃんは、

  • 1回あたりの授乳量が増えることで、授乳間隔が安定してくる
  • 主に夜の授乳間隔があくことで、1日あたりの授乳回数が減ってくる

のような特徴があります。

生後3ヶ月頃になると、昼夜の区別がつき始めます。
夜にまとめて寝てくれる赤ちゃんも増えることから、授乳回数も減っていきます。

完全母乳・完全ミルク・混合のそれぞれの授乳間隔、授乳回数の目安は以下の通りです。

▼完全母乳の場合

授乳間隔 3〜4時間
授乳回数 5〜8回
授乳の所要時間(1回あたり)  20〜30分

▼完全ミルクの場合

授乳間隔 4時間程度
授乳回数 5〜6回
1回あたりのミルク量 180〜200mL
1日のトータルミルク量 1000mL程度

▼母乳・ミルク混合の場合

授乳間隔 3〜4時間
授乳回数 5〜6回

「母乳・ミルク混合」で「母乳育児」も続けていきたいと考えている場合には、赤ちゃんに先に母乳を与えてからミルクを足すようにするとよいでしょう。その際のミルクの量は1回あたり30~40mL程度が目安です。赤ちゃんの様子を見ながらあげてくださいね。

▼昼間に母乳・夜はミルクの場合

授乳間隔 3〜4時間
授乳回数 4〜5回

昼間の母乳は、赤ちゃんの欲しがるタイミングで欲しがるだけ飲ませてあげるようにしましょう。

夜のミルクは、飲ませる量と与える間隔を守るようにするとよいでしょう。ミルクは母乳と比べると消化に時間がかかるので授乳間隔や量に注意しましょう。

※授乳量は個人差があります。目安量を摂取したからといって授乳量が足りているとは言い切れません。

赤ちゃんの個性を大切にしながら、「飲まない」「飲みすぎ」などで過度に心配しすぎないようにしましょう。ママの心配する不安な気持ちが赤ちゃんに伝わってしまうと、赤ちゃんも不安になります。

基本的に、赤ちゃんの機嫌がよく体重が徐々にでも増えていて、おしっこやうんちがきちんと出ていれば問題ありません。

「授乳の間隔があかない」ケース

女性
赤ちゃんにはそれぞれ個性があり個人差があるので、「授乳間隔があかない」のも、さほどめずらしいことではありません。

赤ちゃんのペースに合わせつつ、間隔を3時間程度は空けるのが望ましいでしょう。頻繁にミルクを欲しがる赤ちゃんに対しては、抱っこなどで気を紛れるようにあやしてあげましょう。

ミルクは母乳と比べると消化に時間がかかるので、欲しがるたびにあげるのはやめましょう。

授乳姿勢をチェックしてみよう!

母乳の場合の正しい授乳姿勢は…


母乳の場合の授乳姿勢は、上記のイラストのような「横抱き」が一般的です。ママの右手or左手のどちら側の手で頭を支えてもよいので、ママが楽なように行ってください。

ミルクの場合の正しい授乳姿勢は…

ミルクの場合は赤ちゃんを寝かせるのではなく、「少し体勢を起こした状態」でミルクを飲ませてあげるとよいでしょう。この姿勢にすることで、赤ちゃんが哺乳瓶からミルクを飲みやすくなります。

授乳間隔は自然とあいてくる…?

赤ちゃんは、生後3ヶ月頃から自然と授乳間隔が整っていく傾向があります。
ただ、赤ちゃんによって「母乳をまとめてたくさん飲みたい子」や「少量ずつちょこちょこ飲みをしたい子」など、さまざまな好みがあります。遅い子でも、7~8ヶ月頃には授乳間隔も整ってくるはずです。これも「個性」だと思って穏やかな気持ちで受け入れてあげましょう。

「授乳の間隔が長すぎて不安」になるケース

女性

授乳間隔が長くなる子は、「1回の授乳でしっかりとたくさん飲むことができる」「1回の授乳できちんと満腹感を感じることができる」などのよい特徴を持っています。

生後3ヶ月で平均以上に授乳間隔が空いている場合でも

  • ご機嫌がよい
  • おしっこやうんちがきちんと出ている
  • 少しずつでもよいので体重が増加傾向である

以上の3点をクリアしていれば、授乳間隔が空いていても大きな問題はないといえるでしょう。

授乳間隔が長いことも「赤ちゃんの個性」だと考えてあげてくださいね。ママ・パパのペースに赤ちゃんをあわせるのではなく、赤ちゃんのペースにあわせてあげましょう。

授乳間隔が長い子の場合は、1回ずつの授乳の時間をしっかりととり、赤ちゃんに満足感と達成感を与えてあげましょう。また、おしっこやうんちのチェックはこまめにするようにしてくださいね。

機会があれば赤ちゃんの体重が増加しているか確認してあげるのもよいでしょう。赤ちゃん用の体重計を備えている家庭は少ないので、地域の赤ちゃんセンターや大きい商業施設などでスケーラーを見つけた際には積極的に利用してみるのもよいですね。

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