なぜ?生後10ヶ月で夜、頻繁に起きる原因。寝ないときはどうすればいいの?

なぜ?生後10ヶ月で夜、頻繁に起きる原因。寝ないときはどうすればいいの?

公開日:2022-07-22 | 更新日:2024-01-18

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10ヶ月の赤ちゃんが夜、頻繁に起きる!
なぜ?どう対処したらいい?

「生後10ヶ月の赤ちゃんが夜、頻繁に起きる原因」について、保育士さんに聞きました。
赤ちゃんが夜中に起きてしまったときの対処法や、変えた方がよいNG習慣についても解説します。

監修者

保育士
八田 奈緒美

経歴

2012年 聖徳大学児童学科 卒業
幼稚園免許・保育士免許を取得後、幼稚園を経験し、現在保育園にて勤務
幼稚園にて、3.4.5歳児担任。保育園にて、0.1歳児担任を務める。

KAJITAKU

生後10ヶ月で夜中に何度も起きる「よくある原因」

ママ
生後10ヶ月頃になると、生活の中で、これまで以上に多くの刺激を受けるようになります。
そのため、眠っている間も脳が興奮状態になりやすく、夜に起きてしまうと考えられます。

生後10ヶ月には、つかまり立ちしたり、少しずつ歩けるようになる赤ちゃんもいます。
行動範囲が広がり、多くのものが目に入ることで、興味関心が広がります。

それにより、今まで以上に刺激を受けて脳が興奮状態になり、夜間も休まりにくくなってしまうことがあります。

体調がよければ大丈夫?

ママ
生後10ヶ月頃に頻繁に起きてしまうのは、よくあることです。
体調に問題がなければ、特に心配する必要はありません。

夜に頻繁に起きてしまう状態は、個人差はありますが、1歳半頃には落ち着くと言われています。

他にも!考えられる4つの理由

ママ

10ヶ月の赤ちゃんが夜、頻繁に起きる場合、

  1. 昼寝の時間が長い
  2. 生活リズムが乱れている
  3. お腹が空いている(夜間断乳に慣れていない)
  4. ママ・パパがいないことに気づき不安になっている

などの原因も考えられます。

それぞれ解説していきます。

原因① 昼寝の時間が長い

ママ
10ヶ月頃になると、だいぶ体力がついてきます。
お昼寝を長くしすぎたり、夕方まで寝かせてしまったりすると、体力が回復して夜の寝入りが悪くなります。

個人差はありますが、3時間以上のお昼寝をしたり、17時頃まで寝てしまったりすると、夜の睡眠に影響が出やすいです。

原因② 生活リズムの乱れ

ママ
10ヶ月頃になると、規則正しい生活リズムが身についてくる赤ちゃんが増えてきます。
それが突然乱れてしまったり、夜更かしをしてしまう日が続いたりすると、根付いていた習慣の変化により、夜に何度も起きてしまうことにつながります。

「朝遅く起きる → お昼寝が遅くなる → 就寝時間も遅くなる」という悪循環に陥ると、夜、頻繁に起きる状態が慢性化する可能性があります。

    原因③ お腹が空いている(夜間断乳に慣れていない)

    哺乳瓶でミルクを飲む赤ちゃん

    ママ
    夜間断乳を始めたばかり、卒乳したばかりの頃は、夜にお腹が空いて目が覚めてしまうことがあります。

    夜に母乳やミルクを飲む習慣がまだ残っていて、それを求めて頻繁に起きてしまうこともあります。

    原因④ ママ・パパがいないことに気づき不安になる

    ママ
    赤ちゃんはレム睡眠のサイクルが大人より短く、頻繁に眠りが浅くなります。
    そのタイミングでママ・パパがいないことに気づくと、不安になって起きてしまいます。

    添い寝添い乳で入眠している赤ちゃんや、自分で寝入ることが苦手な赤ちゃんは、ママ・パパが側にいないことに気づいて起きてしまうことが多いです。

    お気に入りのタオルやぬいぐるみと一緒に寝るなどの「安心するための入眠方法」がない赤ちゃんの場合も、不安で起きてしまうことがあります。

    夜に赤ちゃんが起きてしまったときの「基本の対処法」

    ママ

    夜に赤ちゃんが起きてしまったときは、以下のように対処しましょう。

    1. そのまま寝入るかどうか、少し待ってみる
    2. 体に優しく触れる

    夜、赤ちゃんが起きてしまった場合は、寝ぼけているだけのこともあります。
    いきなり抱っこしたりせず、まずはしばらく様子を見てください。
    様子を見ても寝る気配がない、または泣いてしまっている場合は、トントンするなどして体に優しく触れてあげましょう。
    ママ・パパが側にいると分かって安心することで、眠ってくれることもあります。

    毎日のように起きてしまうときは…

    ママ

    10ヶ月の赤ちゃんが毎日のように起きてしまう場合は、

    1. 寝かしつけの方法を変えてみる
    2. 入眠から起床まで同じ環境を維持する
    3. 起床時間を決める
    4. 就寝の1〜1時間半前に入浴する
    5. 午前中のうちにお散歩や日光浴をする

    などの対策を試してみましょう。

    対策① 寝かしつけの方法を変えてみる

    寝かしつけ

    ママ
    赤ちゃんは成長とともに、これまでの眠り方では寝つけなくなってしまうことがあります。
    どの体勢がよいのか、どのように寝かしつけたら入眠がスムーズになるか試してみましょう。

    赤ちゃんが気に入ったものが見つかったら、それを続けてあげましょう。

    寝ぐずりをしている赤ちゃんは、どうして眠れないのか自分でもわからず、でも眠たくて機嫌が悪くなっていることが多いです。

    安心できる体勢眠り方が見つかると、スッと寝入ることができるかもしれません。

    寝かしつけの方法例

     

    • マッサージをする
    • 横向きに寝かせてみる
    • ホワイトノイズ※を使う
    • トントンする
    • 子守唄を歌う
    • まぶたを閉じるようにおでこを撫でる


    寝ぐずりがひどい場合は、様々な方法を試して、赤ちゃんが安心できるものを探してあげましょう。

     

    ※ホワイトノイズ…テレビの砂嵐や換気扇の音など、様々な周波数が混ざった雑音のこと。睡眠の質の向上に繋がると考えられています。

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    対策② 入眠から起床まで同じ環境を維持する

    ママ
    寝入る前から朝まで環境を変えないようにしましょう。
    真っ暗にして寝かせたいなら、寝かしつけのタイミングから真っ暗に、ホワイトノイズをかけるなら朝までかけっぱなし、というように工夫してみましょう。

    生後10ヶ月の赤ちゃんは五感が敏感になってきているので、少しの変化にも気が付きやすいです。
    また、赤ちゃんはレム睡眠のサイクルが短いので、眠りが浅くなりやすいです。

    寝かしつけの時は薄暗い明かりだったのに、眠りが浅くなって目を開けたときに真っ暗に変わっていると、その時点で不安になり、泣き出してしまいます。
    寝た時のままの環境だと、目が開いても、安心してそのまま自然と寝入ることもあります。

    なるべく環境を変えないようにしましょう。

    対策③ 起床時間を決める

    ママ
    起床時間を大きく変えないようにしましょう。
    決まった時間より早く起きてしまった場合でも、なるべく同じ時間にカーテンを開けてください。

    たとえば、朝7時に起こすと決めていて6時半に起きてしまった場合は、30分間はお布団でゴロゴロさせるなどしてください。

    決めた時間にカーテンを開け、太陽の光を浴びて体内時計をリセットします。
    そうすることで、良い睡眠のリズムが作れるようになります。
    良い睡眠のリズムの定着は、安定した睡眠、寝つきにつながります。

    対策④ 就寝の1〜1時間半前に入浴する

    お風呂

    ママ
    お風呂から1〜1時間半後くらいに寝かしつけをすると、体温が下がり、寝つきやすいとされています。
    就寝時間から逆算し、お風呂の時間を決めて、ルーティーン化していくとよいでしょう。

    人は、体温が下がることで眠くなります。
    赤ちゃんも熱を放出し、体温が下がってから眠りに入ります。
    そのため、体が温かすぎると、眠りに入れません。

    入浴後すぐは体温が高いので、なるべく寝かしつけ前には体温が下がりやすい状態でいられるようにしましょう。

    対策⑤ 午前中のうちにお散歩や日光浴をする

    ママ
    天気が良い日は、なるべく午前中のうちにお散歩に出かけて太陽の光を浴びましょう。

    外に出られないときは、ベランダでもいいので、1日1回は日光浴をするよう心がけましょう。

    太陽の光を浴びることで「セロトニン」というホルモンが分泌されます。
    セロトニンは夜に「メラトニン」という睡眠を促すホルモンに変化していきます。

    セロトニンの分泌を促すためにも、太陽の光をたくさん浴びて、良い睡眠につなげましょう。

    こんな習慣・対応はNG!

    ママ

    以下のような習慣・対応は、夜、頻繁に起きてしまうことにつながる可能性があるので注意しましょう。

    1. 就寝前にスマホテレビを見せている
    2. 夜、少し泣いただけですぐに抱っこしてしまう
    3. 夜、起きたときに添い乳で寝かしつける

    ① 就寝前にスマホやテレビを見せている

    テレビを見る赤ちゃん

    ママ
    スマホの動画やテレビは赤ちゃんの脳にとって刺激が強いです。
    寝る前に見てしまうと脳が興奮状態になり、寝ている間も脳が休まりません。
    そのため、夜に頻繁に起きてしまうことにつながります。

    就寝前はスマホやテレビは控えて、穏やかに過ごしましょう。

    ② 夜、少し泣いただけですぐ抱っこしてしまう

    ママ
    赤ちゃんが夜泣きするときは、寝ぼけているだけのことも多いです。
    泣いてすぐに抱っこしてしまうと、本格的に起こしてしまうことにつながります。

    また、泣いてすぐ抱っこしてしまうと、赤ちゃんが抱っこを求めて起きてしまうようになる可能性もあります。

    ③ 起きたときに添い乳で寝かしつける

    ママ
    夜起きた時に添い乳で寝かしつけていると、眠りが浅いタイミングで目が覚めた時に、おっぱいを求めて泣いてしまいます。

    普段から添い乳で寝ている赤ちゃんは、急にやめてしまうとより不安を煽ってしまうので、徐々に減らしていけるように工夫しましょう。

    「赤ちゃんが寝ない」とお疲れのママ・パパへ

    ママ
    生後10ヶ月の赤ちゃんが夜に頻繁に起きてしまうのは、珍しいことではありません。
    あまり重く捉えすぎず、生活リズムを整えるための基本的なことを辛抱強く実践しましょう。

    なかなか長く眠れず、ママ・パパも大変だと思います。
    しかし、ほとんどの赤ちゃんは、成長するにつれて、夜に連続して眠れるようになってきます。
    寝かしつけを交互におこなうなど、協力し合って、疲れを溜め込まないようにしてくださいね。

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