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咳が出てるけど、小児科、耳鼻科、どっちを受診すればいいの?
鼻水が出てるときは、どっち?
著書『行列のできる子ども健康相談室』がわかりやすい!と評判の小児科専門医たけつな先生に、子どもの症状別に判断するポイントを教えてもらいました。
痛みや症状を伝えられない赤ちゃんや、少し伝えることができる幼児の場合の判断ポイントも解説。
小児科・耳鼻科、判断に迷ったときの参考にしてください。
公益社団法人 日本小児科学会 小児科専門医
平成16年 愛知医科大学医学部卒業、愛知医科大学病院 卒後臨床研修医
平成18年 愛知医科大学病院 小児科入局
平成23年 愛知医科大学小児科 助教
平成25年 医療法人和幸会 阪奈中央病院勤務(小児科)
平成29年 たけつな小児科クリニック開院
もくじ
咳の場合ファーストステップとしては、基本的には小児科を受診で大丈夫です。
理由は、耳鼻科の場合、聴診をせずに咳という症状のみで薬を処方される場合があるからです。
すべての先生がそうという訳ではないと思いますが、小児科であれば、咳が軽度でも聴診することで喘鳴(ヒューヒュー、ゼーゼー)を確認できます。
赤ちゃんの場合は、耳を触る仕草が多いなどがあれば、耳鼻科を受診してみてもいいですが、判断できない場合は小児科を受診しましょう。
鼻水に発熱や、夜に鼻水が原因で息苦しくてよく眠れない場合なども、小児科の受診で大丈夫です。
痛みや鼻の奥で匂いがする場合は、副鼻腔炎(蓄膿症)や中耳炎の合併が考えられるので、耳鼻科の受診をおすすめします。
耳漏が出ていない場合には抗生剤の内服などで治療可能な場合も多いため、小児科受診でも差し支えないと思います。
発熱がない、耳の痛みがない場合には小児科受診でも差し支えないですが、耳垂れがある場合にはまず耳鼻科を受診するようにしましょう。
1歳以上で哺乳力や睡眠が良好で、軽度の咳、鼻水がある程度であれば耳鼻科受診でも差し支えないと考えます。
しかし、RSウイルス感染症は急激に呼吸状態が悪化する可能性もあり、診断された場合には、軽症でも小児科での経過観察が望ましいと考えます。
特に1歳未満の乳児は呼吸困難を起こすリスクが年長児よりも格段に高いため、1歳未満のRSウイルス感染症の場合は必ず小児科を受診するようにしましょう。
花粉症が原因が明らかであれば耳鼻科で差し支えありませんが、寝られないなどの生活に支障が出ている場合は小児科を受診するようにしましょう。
アイキャッチ画像・イラスト:photoAC
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