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4ヶ月の赤ちゃんの体重が増えすぎと指摘された…
太りすぎって大丈夫なの？
「生後4ヶ月の体重が増えすぎる」原因について、お医者さんに聞きました。体重が増えすぎるときの対処法や病院に相談する目安も解説します。
公益社団法人 日本小児科学会 小児科専門医
2002年 慶應義塾大学医学部を卒業
2002年 慶應義塾大学病院 にて小児科研修
2004年 立川共済病院勤務
2005年 平塚共済病院小児科医長として勤務
2010年 北里大学北里研究所病原微生物分子疫学教室勤務
2012年 横浜市内のクリニックの副院長として勤務
2017年 「なごみクリニック」の院長として勤務
2020年 「高座渋谷つばさクリニック」院長就任
生後4ヶ月の赤ちゃんであれば、一般的な目安はそれほど気にしなくても問題ありません。
1歳までの肥満は、将来的なメタボリックシンドロームにつながらないことが発表されています。
体重が増えてしまう原因に、「運動量の違い」や「元々の個体差」もあります。
これから「はいはい」などができるようになると、パパやママが付き合うのが大変になる程一気に運動量の増える赤ちゃんも多いです。
“体重が少し重い程度”で、すぐにミルクや授乳回数を減らして痩せさせようとする必要はありません。
1歳までの肥満は将来的なリスクは少ないので、しっかり栄養を取らせましょう。
赤ちゃんがご機嫌で体重増加もゆるやかであれば、ミルクも今まで通り欲しがる量を与えましょう。
ミルクを減らすよりも運動量を増やす対応しましょう。
赤ちゃんの足の上げ下げ運動や、ママやパパのお膝に乗って揺らしてもらうなど、生後４ヶ月でも運動量を増やすことはできます。
また、体重調整を行いたい場合は、授乳回数を減らすようにしましょう。
「欲しがったらあげる」というのをやめ、ミルクをあげるタイミングを決めて、それ以上はあげないようにしましょう。
いつもと違う遊びを取り入れたり、外に出かけたりして他に夢中になることがあると、授乳間隔が開いても気がつかないため、飲む量を自然に減らすことができます。
ミルクを薄める・減らすのは原則NG！
母乳を薄めないのと同じくミルクを薄めるのはNGです。
ミルクは規定の量の水で作ることで母乳と同じ栄養を補給できるように計算されています。薄めてしまうと栄養が足りなくなり、ミルクを飲んでいるのに栄養不足になってしまうことがあります。
また、極端にミルクの量を減らすと栄養失調になります。
この時期に栄養失調になると低身長や言語の遅れなど発達の遅れを起こすことがあります。
など生活に支障がある場合には注意が必要です。内分泌疾患などの可能性があります。
赤ちゃんからのサインを見過ごさないで、一度小児科へ相談しましょう。
異常があれば早期の対応が必要です。
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