【医師回答】生後1ヶ月の外出「長時間お出かけは?」「気をつけることは?」

【医師回答】生後1ヶ月の外出「長時間お出かけは?」「気をつけることは?」

公開日:2022-01-31 | 更新日:2024-01-19

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生後1ヶ月で外出しても大丈夫?
長時間はやめた方がいい?

「生後1ヶ月の赤ちゃんの外出」について、お医者さんに聞きました。
外出可能な時間の目安や外出時に気をつけること、持ち物リストも紹介します。

武井 智昭 先生

監修者

高座渋谷つばさクリニック

院長
武井 智昭 先生

経歴

公益社団法人 日本小児科学会 小児科専門医

2002年 慶應義塾大学医学部を卒業
2002年 慶應義塾大学病院 にて小児科研修
2004年 立川共済病院勤務
2005年 平塚共済病院小児科医長として勤務
2010年 北里大学北里研究所病原微生物分子疫学教室勤務
2012年 横浜市内のクリニックの副院長として勤務
2017年 「なごみクリニック」の院長として勤務
2020年 「高座渋谷つばさクリニック」院長就任

KAJITAKU

生後1ヶ月で外出…してもいい?

先生(男性)
判断基準は、生後1ヶ月健診を受けてからです。
健診で問題なければ、少しずつ外出を検討します。

生後1ヶ月ともなると、赤ちゃんのいる生活にだいぶ慣れてきて、パパやママも赤ちゃんと外に出かけて行きたくなりますね。

しかし、ウイルスや細菌がたくさんいる外に連れ出すには、赤ちゃんの免疫状態・発育が健やかに進んでいるかを確認してからにしましょう。

外出可能な時間は?

先生(男性)
生後1ヶ月の赤ちゃんとの外出は、長くても1時間程度にとどめましょう。
1時間以上の外出は、1ヶ月の赤ちゃんには負担が大きいです。30分以内がよいでしょう。

外出時間が長くなると、それだけウイルスや細菌に感染するリスクも高まります。

外出に適した時間帯は?

先生(男性)
出勤の人や学生の登校が落ち着いた朝の9時〜日中の15時頃までを目安にしましょう。

その日の疲れが溜まってくる夕方~夜の外出は控えましょう。

また、「天候が悪い日」、「寒い時期」、「暑い時期」は、極力外出を控えてください。

赤ちゃんの外出ステップ

赤ちゃんが1時間程度外出できるようになるまでの流れを表にまとめました。

目安 外出のステップ
1ヶ月健診終了後
  • 初めての外気浴。まずは、窓を開けて風をあてることから始める
  • 5分程度からスタート
  • 気候に気をつけて短時間で済ませる
  • 徐々に時間を長くする
生後2ヶ月
  • 抱っこやバギーで30分程度の外出
  • 天候の良い日に限る
  • 予防接種前は、風邪などをもらうと接種できなくなるので無理をしない
生後3ヶ月
  • お出かけに慣れてきたら、30〜1時間程度、公園などをお散歩
ママ

生後1ヶ月を過ぎてから、日差しが強くない時に室内で外気浴をしました。
最初は1分ほど、それからは少しずつ時間を延ばしました。
数日後には日差しが強くない時に外に出て外気浴をしました。
その後、近所のお散歩所を。
慣れた頃に、高速で1時間かかるところまで運転して外出しました。

(0歳の男の子のママ)

外気浴のやりかた

先生(男性)
外気浴は、気候の良い日に行うようにしてください。
直射日光が当たらない位置に、赤ちゃんを寝かせます。
赤ちゃんが寝ている部屋の窓を開けて、赤ちゃんに外の風をあてます。
5分程度からスタートして、徐々に時間を長くします。

日差しに注意しつつ、抱っこしてベランダに出てもよいでしょう。
外気浴をする際は、目を離さないようにしてください。
寒い、暑いなどの気候の変化にも注意しましょう。

初めての外出のときに気をつけること

先生(男性)
初めての外出は、長時間にならないように注意してください。
長くても15〜30分程度で自宅に戻るようにしましょう。

色がクルクル変わり、音がたくさんある外の世界は刺激が強く、赤ちゃんは短い時間でも疲れてしまうことが多いです。
日中に刺激を受けると「夜眠らない」、「夜泣きする」といった赤ちゃんも多いです。

ママ
初めての外出はベビーカーで家の周りを一周。
だんだん散歩の時間を長くして、お出かけに連れて行くようになりました。
(0歳の女の子と4歳の男の子のママ)

おでかけの持ち物リスト

  • 母子健康手帳・健康保険証・乳児医療証
  • 緊急連絡先
  • オムツセット
  • ゴミ袋・ビニール袋
  • 着替え
  • ガーゼ・ハンカチ
  • 母乳パッド

あると便利なものリスト

  • 抱っこ紐・スリング
  • 授乳ケープ
  • 大きめのタオル・おくるみ(体温調節用)
  • ミルクセット(長時間になる場合は必須)
  • バギー
  • おもちゃ

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お出かけ当日、あわてないために


上記の持ち物の他にも、

  • オムツ替え・授乳ができる場所を確認する
  • 赤ちゃん用品を買える場所を調べおく(忘れ物をしたときに備える)
  • できれば大人は2人体制にする(何かあった時に動けるようにする)

といった事前準備をするとよいでしょう。

外出時に気をつける3つのポイント

先生(男性)

生後1ヶ月の赤ちゃんを連れて外出する際は、

  • 長時間の外出を避ける
  • 冬は暖かい時間帯・夏は涼しい時間帯を選ぶ
  • 人混みを避ける

といった点に注意しましょう。

長時間の外出は避ける

先生(男性)
外の世界は刺激が強く、他人からウイルスや細菌をうつされるリスクもあります。
赤ちゃんが疲れやすいので、外出を始めた当初は1時間程度の外出にとどめましょう。

細菌やウイルスに感染するリスクは、外出が長時間であればあるほど大きくなります。

外出の際は、必ず赤ちゃんの体調を確認してください。
また、バギーや抱っこ紐などを準備し、赤ちゃんの体勢がつらくならないように気をつけましょう。
気候の変化に備えて、着替えや上着なども準備してください。

冬は暖かい時間帯、夏は涼しい時間帯を選ぶ

先生(男性)
冬場は日中の暖かい時間に出かけ、夏は朝の涼しい時間に出かけるように調整しましょう。
赤ちゃんの体力が奪われないように、着るものを調整してください。

人混みを避ける

先生(男性)
人が多い時間帯は避けてください。買い物も控えたほうがよいでしょう。
また、電車やバスなどは避けて、できるだけ車で移動しましょう。

この時期の赤ちゃんはまだ免疫が低い、予防接種を受けていない状態なので、どこで病気をもらってもおかしくありません。
なるべく早く帰宅しましょう。

長時間の外出はいつから?

先生(男性)
長時間の外出は、生後3、4ヶ月になってからにしましょう。
体調を崩しがち、風邪をひきやすいお子さんは、体調と相談しながら4ヶ月頃からにしましょう。

生後1ヶ月の赤ちゃんは、長時間の外出に適していません。
徒歩では15分〜30分程度の外出にしてください。

車の場合は、1時間おきに休憩を取り、日帰りの距離にしましょう。
※チャイルドシートの着用が必要です。

特に、外出を始めたばかりの頃は、できる限り短時間で済ませましょう。
また、風邪や病気が治ったばかりの頃は、体力も落ちているので、より短い外出にしましょう。

体験談「初めての長時間の外出」

ママ
ミルクやオムツは必ず必要なので、たくさん入るマザーズバッグがあるといいです。
オムツ替えのときの防水シート使い捨て哺乳瓶がとても重宝します。
新生児からでも使える抱っこ紐があると両手があくのでおすすめです。
(0歳の男の子と3歳の女の子のママ)

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ママ
初めての遠出では何が起こるかわからないため、保険証、乳児医療証、母子手帳は必須です。
外出先にある小児科も事前に調べておきました。
(0歳の女の子のママ)
ママ
授乳時間を考えながら行動するようにしました。
授乳できる場所やオムツ替えの場所などを事前にリサーチしておくとよいです。
着替えも2枚程度あると安心だと思います。
(3歳と小学2年生の女の子のママ)
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