仕事と子育ての両立が大変!
誰にも頼れない孤独がつらい・・・。
シングルマザー50人に聞いた、つらいときの「心のケア方法」と「子育てライフの乗り切り方」。先輩シングルマザーからの具体的なアドバイスも必読です。
シングルマザーの「つらいこと」
シングルマザーならではのつらさ、ありますよね。シングルで子育てをして初めて身にしみてわかった、つらいことは・・・。
仕事と子育ての両立がつらい…
仕事との両立がとても大変です。睡眠時間がほとんどない状況で毎日働いています。自分の時間がないためストレスも溜まります。
(2歳の子どものママ)
シングルマザーになってから39℃の熱を出し寝込んだときがあって、それはもう大変でした。保育園の送迎に子供の食事に、どれだけしんどくても子育ては休めないです。
(5歳と小学3年生の女の子のママ)
家にいる時間が短くて子どもとコミュニケーションが取れない、子どもに構ってあげられる時間がとれないという方も。
お金がないのがつらい…
一番はお金がないこと。
常に赤字の生活。年々歳と共に働くモチベーションも下がりつつある。先日入院することになり、このまま働けなくなったらととてつもない不安に襲われた。
(中学1年生の女の子と高校1年生の男の子のママ)
子どもが大きくなると同時に、教育費も大きくなります。塾や習い事、行きたい学校など、経済的な理由で諦めることがあるかもしれない不安が常にあります。
頼る人がいないのがつらい…
一番は、頼れる人、相談する相手がいないので、一つ一つ独断で決めていかねばならず、偏った考え方を押し付けていないかと不安になること。
(小学2年生の女の子のママ)
恋愛がつらい・・・
シングルマザーになってもいつまでも女でありたいと思うが、彼氏ができても子供がいることで、会うことが制限される。
(年少と小学1年生の男の子と、小学2年生の女の子のママ)
「恋人をつくって子どもを放置している」と周りに思われるのがつらいという声もありました。
つらいときの心のケア
つらくてたまらないとき。
シングルマザーとして頑張る女性たちは、どうやって乗り切ってきたのでしょうか。
「しんどい」「もう限界」という気持ちから解放されるためのポジティブシンキングの方法を、先輩ママたちに聞いてみました。
「自由に決められる!」と思う
とにかく自由!
自分と子供のペースを優先することができるので金銭面以外でのストレスは少ないです。子育てに関してはどの家庭でも似た悩みがあるので気にしていません。
(6歳と中学3年生の女の子のママ)
シングルだからこそ、相手方の家族関係や老後の介護問題、遺産相続などの煩わしいことがなくて自由なんだと切り替えます。
(小学2年生の女の子のママ)
「なんとかなるさ!」と思い込む
長女がいつも言う「今まで何とかやって来たんだから、なんとかなるさ!」この言葉にいつも救われています。
(高校1年生と大学3年生の女の子のママ)
「子どものおかげで休めた!」と切り替える
子どもの体調不良で仕事を休むときに、職場への申し訳なさが先に来るのですが・・・。
普段は仕事仕事で休めないので「子供のおかげで強制的に仕事を休めた!」って思うと気持ちがラクになります。
(小学1年生と小学2年生の男の子のママ)
自分の選択を肯定する
自分自身で離婚を決めたので、辛いとか後悔したりとかは自分自身を否定することになるので、自分自身の選択は間違っていないと暗示をかけています。
(3歳の女の子と小学1年生の男の子のママ)
つらいときのリフレッシュ方法
「子育てがつらい・・・」そう感じたときに、絶対にやるべきことは「ママ自身の息抜き」です。
仕事や育児、家事にいたるまで、たくさんのタスクを一人で背負い込んでいたら疲れてしまうのは当たり前。
心と体の健康を保ち、子どもとの生活を維持するためにも、リフレッシュタイムをしっかりとりましょう。
他のシングルマザーと励まし合う
「まずはストレスを吐き出したい。」
そんなときは、よき理解者と話すのが一番です。
同じ境遇のママと集まることです。
助け合うこともできますし、一人じゃないと思えるからです。おいしいものを食べてしゃべります。
(高校2年生の男の子のママ)
同じシングルマザーと話をすることで、「また、頑張ろう」という気持ちになれました。
「あのママも頑張ってるんだ」って張り合いのできる友達の存在はかなり大事です。
(小学5年生と中学1年生と高校1年生の女の子のママ)
同じ立場だからこそ共感できる部分がたくさんあります。
話を聞いてもらうだけでも気持ちが楽になりますよ。
子どもたちとのお出かけを楽しむ
子どもの笑顔を見ることが一番のリフレッシュ、というママには、「家族水入らずでお出かけ」もおすすめです。
家族全員で行くカラオケです。
子供たちも好きですし、経済的にもそんなに余裕があるわけではないので頻繁に行かないからこそ、楽しみにもなります。
(小学5年生と中学1年生と高校1年生の女の子のママ)
リフレッシュ方法はお出かけ、それも海が見える遠い所に行きます。
子供たちは海が好きなのでよく行きます。
(1歳と5歳の男の子)
レンタカーでスーパー銭湯に行き、露天風呂に浸かりながら子どもたちとゆっくり話をすることがリフレッシュという方もいました。
自分自身の趣味に没頭する
「母親」という役目から一旦離れて、「自分自身」と向き合う時間を持つことも大切です。
私は子供が小学校高学年になった時にマラソンを始め、SNSを通じて同じ趣味の仲間と交流しています。
子供とは全く関係ない、「自分自身」の人生の目標があるってとても励みになることだと思います。
(中学1年生の女の子のママ)
読書をする、カフェでホッと一息つく、深夜に映画を見る、好きなアーティストのライブに行く、などなど。「自分自身が心から好きなこと」は、ぜひ大事にしてください。
シングルマザーライフを乗り切る方法
育児・仕事に奮闘している先輩シングルマザーに「子育てを乗り切る方法」を聞いてみました。
完璧を目指さない
家事は頑張りすぎず、疲れない程度にやる。
仕事もあるし、疲れて何もしたくない時は無理にやろうとせず、コインランドリーを使用したり出前をとったり外食に行ってしまいます。
(小学2年生と小学6年生と高校1年生の女の子のママ)
何においても、ストレスを溜め込まないことは第一優先です。
疲れたときは家事を手抜きしたり、「今日はここまで!」と切り替えて子どもと一緒に眠ったり。「自分を追い詰めすぎない」ことは必須です。
子どもたちを家事に巻き込む
家事は役割分担で子供たちにも手伝ってもらう。
土日はみんなでワイワイ食事作りをして楽しむ。
(小学2年生と小学3年生の女の子のママ)
毎回お手伝いシールをあげて、シールが貯まったらお小遣いをあげるなどご褒美制にしている方もいました。
子どもが大きくなれば、大きな戦力になります。“家事は協力してみんなでやるもの”という意識は育て方ひとつで形成できるものです。
子どもと愚痴を言い合う時間を持つ
子供と一緒に、お互いに愚痴を吐き合う時間を毎日持つようにすると、関係が上手くいきます!
子供は嫌いな科目の話や、学校の話をしてきます。
私は「何もかも私がやらなければならないのが辛い!」とか「給料が安すぎる!」という話をしています。
お互いの立場がわかるようになると、お互いに優しくなります。
(小学5年生の子どものママ)
周りに頼る勇気を持つ
以前は何でも自分で頑張っていたのですが、あるとき先輩ママから「困った時はお互い様。自分が助けて貰った分を、今度誰かが必要としている時に、返せばいいのよ」と言われました。
それを聞いてはっとし、心が軽くなりました。本当に困った時は、迷わず周りの方たちに助けて貰うようになりました。
(小学2年生の子どものママ)
困ったときは、ママ友、実家、保育園や学校の先生、職場の同僚、地域の子育てサービスなどに、勇気を出して頼ってみましょう!
笑顔でいることを心がける
シングルかどうかは関係なく、誠実に明るく笑顔で過ごすことです。
そうすれば、差別や偏見を持たれることなく、周りの方々に信頼してもらえて、生きやすくなります。
(中学1年生の女の子のママ)
笑う角には福来る。
楽しいことを引き寄せるためにも、気持ちが落ち着いたら口角を上げてみましょう。
笑顔の人のまわりには、同じように笑顔の仲間たちが集まってくるはずですよ。
先輩シングルマザーからのアドバイス
シングルマザーならではの悩みに先輩ママが答えます。
仕事がつらい・・・
仕事と育児の両立がつらいです…。
「両立したい!」と意気込むと、長く戦えなくなるのではないでしょうか。
「今日は仕事に燃えよう」「今日はこれを頑張ろう」「次の休みだけは絶対に子供と楽しい時間を持とう」など、そのときそのとき打ち込むテーマを決めると、苦しさは少し軽減できる気がします。
(小学5年生の子どものママ)
家が汚くても、手抜きのご飯でも、子供はちゃんと育つので大丈夫。一生懸命頑張る母の姿を、子供はちゃんとわかっています。
笑顔と「ありがとう」は絶やさずに。頼れる人と制度はめいっぱい頼りましょう。そのための情報収集はしっかりと。
(中学1年生の女の子のママ)
仕事、お金、子ども、キャリア、全て大切ではありますが、自身にとって最優先課題は何かを常に意識し、それさえできれば全てよし、くらいの気持ちでいるのが肝心だと思います。自分が倒れてしまっては子供が悲しみますよ。
(社会人の女の子のママ)
生活がつらい・・・
シングルマザーの生活がつらいです…。
子育てが辛いと感じたら、身内や周りに相談する、辛い思いを吐き出すことも必要だと思います。言葉にして吐き出しだしただけでも、楽になれます。
行政では子育ての相談に乗ってくれて定期的に自宅に通ってくれたりするので、辛いことを吐き出して一緒に解決策を見つけ出す方法もあると思います。
(高校1年生と大学3年生の女の子のママ)
周りに頼れる人がいない場合は専門の機関に相談してみるのがいいと思います。保育所や幼稚園、学校の先生の他にも市町村の保健師さんなどにも相談できます。育児相談は児童相談所でも受け付けてくれます。色々な機関で相談して自分に合う育児方法をみつけましょう。
(小学1年生と小学2年生の男の子のママ)
お金がなくて辛い時はやはり、一時的に行政に頼ることをお勧めします。
子供にご飯もロクに食べさせる事が出来ないなんてより、行政に相談して一時的に生活保護などでお世話になる方が子供達にとっても良いと思います。
(高校1年生と大学3年生の女の子のママ)
片思いがつらい・・・。
片思いがつらいです…。
自分が活き活きとしていると、異性は魅力的に感じるようです。片思いの辛さもありますが、片思いだからこそ自分磨きもできますし、輝けるように努めます。そういう時間を辛いと感じるだけでなく楽しんでください。
(中学1年生と中学2年生の女の子のママ)
色々と傷ついてシングルになっても、また誰かを好きになれるって素晴らしいことだと思います。ただ、やはり私たちはあくまでも「母親」なので、子供が犠牲になるような恋愛は絶対にダメです。
あと、自分がただ辛いだけの恋なら、さっさと告白して吹っ切りましょう。私たちには、悲劇のヒロインになっている暇はありませんから。
(中学1年生の女の子のママ)
自分だけの相性ではなく、子どもとも合うのかが重要ですよね。子どもと一緒に考えていくと、子どもも頼ってくれていると感じて深く話ができました。子どもにパワーをもらって関係を良くしていきましょう。
(小学3年生と小学5年生の女の子のママ)
完璧に家事育児をこなせなくても、子どもは働く母の姿をちゃんと見ているものです。悩みは尽きませんが、子育てライフを楽しんで乗り切りましょう。