退職したくない!「小1の壁」対策。共働きママが乗り越える方法
公開日:2020-01-23
| 更新日:2022-09-02
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子どもが保育園から小学校に進学して、ちょっとは楽になるかと思ったら…もっと大変になった!
働くママの前に立ちはだかる「小1の壁」。
どうやって乗り越えればいいのか?
夫や子どもと協力して乗り切る方法を、経験者である先輩ママ50人に聞きました。
小1の壁とは
小1の壁とは、子どもの小学校入学を期に、仕事と子育ての両立がより難しくなること。
「退職・転職するべきか」と働き方に悩む働くママも多くなります。
小1の壁を経験した先輩ママに「子どもが小学生になってもっと大変になったこと」を聞いてみました。
子どもの帰宅時間が早くなる
保育園は延長保育を使うと19時15分まで預かってもらえましたが、小学生になって学童に行くようになると一切延長なしで18時30分までしか預かってもらえなくなりました。
(3歳と5歳と小学2年生の男の子のママ)
朝早くから夜まで手厚い保育をしてもらえていた状態から、学童に変わって子どもが自分1人で過ごさないといけない時間が増えた。
(小学3年生の男の子)
親がすべきフォローが増える
学校行事や家庭訪問、塾に通わせたり、PTAへ参加したり。
いろいろな役員になってしまい、仕事に支障がでてしまいました。
(小学校2年生の女の子のママ)
宿題や提出物、持ち物の準備が毎日のようにあります。
授業参観などの行事が平日になったり、学級閉鎖があるのも大変です。
(小学3年生の男の子のママ)
夏休み・冬休みの対応が大変
夏休みや冬休みに子供を預けるところを確保するのが大変だった。
(0歳と小学1年生の男の子と小学2年生の女のママ)
夏休みは毎日早朝からの弁当作りが苦痛です。
(3歳と6歳と小学2年生の男の子のママ)
ママの退職率はどれくらい?
小1の壁をキッカケに、働き方を変えるママは少なくありません。
先輩ママたちは、どういう選択をしたのでしょうか?
2/3のママたちが、「退職せず、そのまま仕事を続ける」という選択をとっています。
先輩ママからのアドバイス
小1のときは大変でも、学年が上がれば楽になります。
仕事は自分のスキルアップの為にも続けて良かったと思います。
(小学1年生の女の子と小学4年生の男の子のママ)
中学年になると音読以外はサポートが必要なくなりました。
2年間の我慢です。
(2歳の女の子と小学5年生の男の子のママ)
子どもが成長したので、自分の事は自分でさせるようにした。
「ママもお金を稼がないといけない」と説明したら理解をしてくれた。
(小学1年生の男の子と小学3年生の女の子のママ)
先輩ママの本音
一方で「働き続ける選択が間違っていたとは思わないけど、後悔がないといえば嘘になる」という本音をこぼすママもいます。
時短勤務ができなくなって時間的な余裕がなくなり、子どもには少し無理をさせていたかなと思う。
(小学3年生の男の子のママ)
職場の方にも申し訳なく肩身の狭い思いもしました。
娘にも負担をかけたと思います。
(小学1年生の女の子のママ)
「子どもとゆっくりする時間がとれなかったことが残念」「子どもにとって楽しい夏休みを一緒に楽しめず、かわいそうな思いをさせてしまった」という後悔を口にするママもいます。
退職したママの本音
1/3のママは、小1の壁をキッカケに、退職・転職の選択をしています。
「退職してよかった」「後悔した」どちらの声も上がっています。
「退職すべきか迷っている」というママは、ぜひ読んでみてくださいね。
「退職してよかった」
子どもの「ただいま」に笑顔で「おかえり」を言ってあげたり、子どもの話をゆっくり聞いてあげたり。
子どもとの時間を優先したい場合「退職を選んでよかった」と答えるママが多いです。
子どもと過ごす時間が増えました。
以前より手作りの料理を提供できるようになってよかったです。
(小学3年生の男の子と小学5年生の女の子のママ)
今まで以上に働きやすくなりました。
収入は半分になりましたが、好きだった仕事を辞めることもなく、同じような境遇でパートになった人ばかりでよかったです。
育児相談もできるし、子供の病気で休んでも理解してくれます。
(6歳の女の子と小学2年生の男の子のママ)
「退職して後悔した」
一方で「退職しなければよかった」と後悔するママもいます。
その大きな要因は「お金の問題」でした。
これから金銭的もかなりの負担がかかってくると思います。
自分がパートだと将来の金銭面で不安があります。
(小学2年生の女の子のママ)
小1の壁対策。どう乗り越える?
「退職せずに、小1の壁を乗り越えたい。」
そんなママのために、先輩ママがどうやって小1の壁を乗り越えたのか聞きました。
夫との協力が第一
何よりも、夫婦で一緒に乗り越えていく体制づくりが第一歩です。
コミュニケーションの取り方にも、ちょっとしたコツがあります。
子どもの宿題を教えてあげてとお願いしました。
「パパの教え方がうまい」と褒めながらお願いしました。
(小学1年生と3年生と6年生の男の子のママ)
とにかく夫と逐一話をすることです。
夫は疲れているので話を聞く余裕もない時もありますが、マッサージをしながらなど、夫婦二人の時間を確保し、相手のリラックスしている時におしゃべりする程度にしています。
(小学1年生と4年生の男の子のママ)
子どもの自立心を育む
子どもが自ら物事に取り組むようになっていくために、先輩ママたちは次の3ステップを実践していました。
- 子どもと一緒に、やることをチェックする
- 子どもができたら褒めてあげる
- 次は何をするか、子ども自身に考えてもらう
ホワイトボードに「やることリスト」を作って、それにチェックさせていました。
それが終われば好きな事していいよというルールです。
(小学1年生の女の子と小学4年生の男の子のママ)
学校の準備も宿題もまずは親が手を出さずに、子どもが自分でできることを確認することが大事です。
大抵のことは子どもが自分ひとりでできるようになっていくので驚きます。たくさん褒めて、ほめて、一人でできることを増やしてあげてください。
(小学4年生の男の子のママ)
親が一生懸命な姿を見せ、子どもが自分でできるお手伝いを考えてもらう。
(6歳と9歳の男の子のママ)
協力者とつながりを持つ
子どもに関わる多くの人々と協力体制をとることができれば、いざというときに頼ったり、情報交換をすることもできます。
先生、ママ友、先輩ママなど、現場にいる人からの情報が一番です。
ネットは色んな学校の対策が出てくるので参考にはなりますが、現場の情報収集ができていないと、全く無意味になることも。
(6歳の女の子と小学2年生の男の子のママ)
先生とはまめにコミュニケーションをとった方がいいと思います。
おすすめは入学式後。みなさんすぐに教室を出て帰っていかれたのですが、我が家はちょっと教室に残っていたら個別に先生とお話できて、親子共々、顔と名前をすぐに覚えてもらえて打ち解けることができました。
(小学5年生の男の子ママ)
シッターなどのサービスを使ってもいいですし、公共の支援センターも相談に乗ってくれます。
(3歳と5歳と小学2年生の男の子のママ)
頑張りすぎない、無理しない
無理をせずに、家事や掃除、お弁当作りなど、手を抜けるときは抜いていました。
(1歳の男の子と中学1年生の女の子のママ)
周りのサポートなしでは、仕事しているママは乗り切れません。
今からでも同僚、上司の方に子どものことを話しておいてください。
4月後半に疲れから風邪を引くママが多いです。
私も万全のサポート体制を練って挑みましたが、体調不良は盲点でした。
(小学5年生の男の子のママ)
とにかくイライラしがちなので、できなくて当たり前くらいの軽い気持ちで向き合っていく方が良いです。
完璧を目指しがちですが、ムリですから。
(小学1年生の女の子と小学4年生の男の子のママ)
共働き夫婦の子育てにおいて「小1の壁」は最も大変な期間のひとつです。
ときにはイライラしたり、「もう無理かも…」と限界を感じるときもあるかもしれません。
そんなときは無理をせず、パパや学校の先生、地域の協力者など、周りの人々を頼ってくださいね。