もくじ
本サイトはアフィリエイトプログラムに参加しています。コンテンツ内で紹介した商品が購入されると売上の一部が還元されることがありますが、コンテンツは自主的な意思で作成しています。
産後の便秘解消のためにできることを、お医者さんが解説。
他にも「いきめない…。」「おなかが臭い…。」など人には聞きにくい悩みについても原因を聞きました。
1999年 日本医科大学産婦人科教室入局 日本医科大学付属病院 産婦人科研修医
2001年 国立横須賀病院(現 横須賀市立うわまち病院) 産婦人科
2002年 東京都保健医療公社 東部地域病院 婦人科
2003年 日本医科大学付属病院 女性診療科・産科 助手代理
2004年 日本医科大学付属第二病院 女性診療科・産科 助手
現在 石野医院の副院長
もくじ
産褥期(※)は、
といった理由から、2~3日便秘に悩まされることが多くあります。
また、横になる体勢も同様に腸の動きが鈍くなるため、便秘になりやすくなります。
この状態だと、便秘になりやすくなります。
産後の便秘がいつまで続くかは、産後の体調によって個人差が大きいです。
産褥期(産後約6~8週間)の間に、体が回復して食習慣・排便習慣が整えば、徐々に便秘も解消されていく場合が多いです。
※産褥期はいつごろ?
分娩終了直後から妊娠分娩によって生じた母体が妊娠前の状態に復帰するまでの期間のこと。通常は産後6~8週の間に、子宮などの復古現象(臓器が回復する現象)が進行します。
産後の便秘解消のためには、
といった方法があります。
それぞれ詳しく解説します。
朝起きたらコップ1杯の水を飲むなど、こまめに水分摂取するようにしましょう
目安として1日2リットル程度水分摂取するようにしましょう。
便秘改善には、水溶性食物繊維・不溶性食物繊維の2つをバランスよく摂取することが大切です。
オクラやモロヘイヤなどのねばねば野菜は、水溶性食物線維も不溶性食物繊維も多く含んでいるのでおすすめです。
水溶性食物繊維 |
|
不溶性食物繊維 |
|
読者からの質問「食物繊維の取りすぎも便秘になるって本当?」
「痙攣性便秘」の場合、不溶性食物繊維を取りすぎると、便秘が悪化することがあります。「痙攣性便秘」はストレスが原因で自律神経が乱れ、腸の運動が低下して起こる便秘です。
その場合は、不溶性食物繊維は控え、水溶性食物繊維を意識して摂取します。
ヨーグルトをオリゴ糖と一緒に摂ると、善玉菌のエサとなり腸内環境を整えてくれます。
適度な油分は、ぜん動運動を活発にします。
秋刀魚やいわしなどの青魚に含まれている油や、ドレッシングとしてオメガ3(アマニ油、エゴマ油)の油など、良質の油を摂るようにします。オリーブオイルを活用するのもおすすめです。個人差は多少ありますが、大さじ2~3杯/日を目処に摂取しましょう。
また、適度な運動は、リフレッシュにもつながり、自律神経の副交感神経を優位にし、便通を改善します。軽い散歩や、ストレッチを日課にしましょう。
ママ自身が、排便習慣を整えることも大事です。
排便は後回しにしないようにしてください。
赤ちゃんのお世話をしているとついつい自分のことを後回しにしがちですが、便意を感じたら我慢せずにすぐトイレに行くようにして、トイレ習慣をつけましょう。
※ただし、産後の子宮の収縮が行われている期間(産後約1ヶ月)は、子宮に負担がかかりますので腹部のマッサージは避けてください。
便秘の解消には、
など、目的別のストレッチがおすすめです。
それぞれのやり方を解説していきます。
ツボ押しは、強く押さないようにしましょう。ゆっくり息を吐きながら、優しく行うようにしてください。
自己判断せず、薬剤師に相談しましょう。
完全ミルク育児の場合は、通常の市販薬を使用しても問題ないですが、授乳中は、薬の使用に注意が必要です。
授乳中でも使用可能な市販薬(一部の酸化マグネシウムの緩下剤・整腸剤など)もありますが、避けた方がいい薬(刺激性下剤など)もあります。
市販薬でも、成分が母乳に移行して、乳児が下痢などの症状を起こす場合があります。
薬を使いたいほど便秘がつらい場合は、薬剤師・医師に相談しましょう。医療機関でも産後に服用できるお薬(飲み薬・座薬など)の処方を受けられます。
いきむのが怖くても、少しずつでも出す努力をしましょう。
我慢しているとお腹で便が硬くなり、もっと出すのが難しくなります。
産後は、子宮が伸びていたことで、腹筋が左右に分かれ、腹筋に力が入りにくい状況です。
ただし、出産後は、術後の痛みなどもあります。便秘の痛みが辛いときは、医師に下剤を処方してもらいましょう。
おならのにおいが気になる場合は、まず便秘の改善に取り組みましょう。
通常、便秘を解消すればおならの臭いも改善されていきます。
ひどい便秘になれば、腸内では有害物質やガスが溜まり、臭いおならが出るようになります。
まずは、便秘解消に努めましょう。
産後、一時的に痔になってしまう女性は意外と多いです。通常であれば、産褥期以降は徐々に自然治癒していきますが、便秘状態が続くと悪化してしまう傾向があります。
便秘が続いて痔が治らない場合は、早めに肛門外科を受診しましょう。痔はより早く治療を受けることが悪化させないコツです。初期の痔なら、内服薬や塗り薬で治療できます。
便秘が辛く、
といった場合には、病院を受診してください。
激しい腹痛や嘔吐がある場合は、急いで受診しましょう。
受診の際には、医師に「出産の時期」、「いつから便秘か」、「便がある場合はどのような状態か」などを説明しましょう。
\100均クリスマス特集/
2024年のクリスマスグッズが100均で登場!最新情報をチェック♪
\「冬の寒さ」対策/
防寒・防雪・冬の風邪など、100均グッズで手軽に対策!