産後、やってはいけないこととは?「産後の肥立ち」はいつまで?

産後、やってはいけないこととは?「産後の肥立ち」はいつまで?

公開日:2022-06-03

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産後にやってはいけないことって何がある?
どう過ごしたらいい?

「産後に控えた方がよいこと」や「生活上の注意点」について、看護師さんに聞きました。
体の不調で病院に連絡する目安についても解説します。

監修者

医療法人 小田原博信会 久野銀座クリニック

看護師
細野 理恵

KAJITAKU

産後は「できるだけやらないほうがいい」3つのこと

女性

産後は、

  • 水を使うこと(水仕事)
  • 目を使うこと(読書や針仕事、スマホなど)
  • 身体に負担がかかる家事

などの仕事は避けましょう。

①水を使うこと(水仕事)

女性

水仕事で体を冷やすと、傷の回復が遅くなり、ホルモンバランスも元に戻りにくくなります

出産後は体の状態も回復に向かっている途中なので、ホルモンバランスも不安定です。

1ヶ月検診で順調に回復が進んでいるかわかるまでは、冷たい水での水仕事は控えましょう。
どうしてもやらなければいけなときは、体を冷やさないようにお湯で行いましょう

②目を使うこと

女性

スマホやPCの液晶画面は交感神経を活性化するため、睡眠の質低下につながります。

1ヶ月検診の診察の結果が出るまでは、目を酷使する作業を避け、スマホを見るのも眠る2~3時間前までにしましょう。

スマホやPCを使うときは、短い時間で少しずつ、体に負担がかからないように行いましょう。
姿勢が悪くならないように気を付けるのも大切です。

③身体に負担がかかる家事

女性

立ち仕事やかがむ姿勢での作業など、家事は負担のかかる重労働が多いです。

1ヶ月検診で体力が順調に回復していると確認するまでは、無理をしないようにしましょう。

例えば、掃除は埃を吸いやすく、洗濯は体を冷やすこともあるでしょう。
夏・冬の時期に買い物へ行くのも体力を使います。

軽い仕事からこなすようにして、体力に負担がかかる家事はできるだけ回数を減らすか、パートナーの人にお願いするのがよいです。

「産後の肥立ち」とは

 

「産後の肥立ち」とは、産褥期(産後6~8週間)において、妊娠前の状態に回復しているかどうかを指す言葉です。

産後の「肥立ちがいい」場合は、妊娠前に近づいている・戻っているということで、「肥立ちが悪い」と、回復に時間がかかっている、妊娠前にはまだ戻っていないということです。

 

回復するためには体を休めることを最優先しましょう。家事はパートナーや周囲の人にやってもらいます。母乳をあげること以外は、他の人に協力してもらうことが大切です。

産後に「気をつける」5つのこと

女性

産後は、

  • アルコールやカフェインを控える
  • 腹筋を使うように姿勢を意識する
  • 仕事はこまめに休憩とる
  • 激しい運動を避ける
  • 体力に負担がかかる家事は避ける

といった点を特に気をつけましょう。

①アルコールやカフェインを控える

女性
アルコール・カフェイン飲料などを過剰に摂取すると、自律神経を乱してしまい、疲れがたまってしまいます。

育児で疲れていると思いますが、お酒やコーヒーはほどほどにして、栄養バランスのとれた食事で体を回復させましょう。

②姿勢で気をつけること

女性
立ち姿勢は頭のてっぺんを引き上げられるイメージで、顎は軽く引きましょう。

産後1ヶ月は安静にして過ごすため、腹筋に力が入らなくなっています。検診でOKが出たら、意識して腹筋を使うようにしましょう。
腹筋をしっかり使ってないと、背筋が曲がって体のバランスが歪んでいきます。

 寝る姿勢は?

女性
腰に負担をかけない、横向きひざを軽く曲げて眠る姿勢がおすすめです。

うつぶせ寝はよくありません。母乳育児のための乳房への負担や下腹部へも圧をかけてしまいます。腰痛を引き起こす原因にもなるので注意しましょう。

③仕事で気をつけること

女性
産後の長時間立ちっぱなしの状態は冷えや重いむくみを引き起こすので、適度に休憩を入れましょう。

座り仕事の場合は、1時間に5分〜10分程度立ち上がって、血流をよくしましょう。座りっぱなしも下半身がむくんだり冷えたりする原因となります。

※労働基準法における母性保護規定により、産後は原則8週間、最低でも6週間は休業しなければならないと定められています。

仕事中に「具合が悪いかも…」と思ったら

 

当日は仕事を切り上げ、自宅で安静にしましょう。

1~2日ほど安静にしても体調が回復しないようであれば、医療機関に相談しましょう。

④運動で気をつけること

女性
運動は産後1ヶ月検診で医師から許可がでたら可能です。

ただし、産後の肥立ちによっては1ヶ月後も控える方がよい場合があります。始めたい運動があれば、検診の時に医師に相談してみましょう。

控えるべき運動

やってもよい運動

  • 息切れを伴うランニング
  • 筋トレ
  • 腹筋
  • 部分的なストレッチ
  • 腹式呼吸

⑤生活で気をつけること

女性

かがみ姿勢や立ち姿勢のある家事はパートナーに依頼をしましょう。

体力の負担が少ない家事であれば問題ありません。

性行為って…してもいいの?

女性
産後1ヶ月間は子宮が回復しておらず、感染症などのリスクがあるため性行為は控えましょう
1ヶ月検診でOKが出れば問題ありません。

ただし、産後2〜3ヶ月でも妊娠する可能性があるため、すぐに妊娠を望んでいない場合は必ず避妊をしましょう。

産後はコンドームによる避妊が適しています。
ピルは母乳に影響を与え、胎児の黄疸の原因にもなるので授乳が終わってから使いましょう。

こんなときは「迷わず産婦人科に電話して!」

女性
  • 下半身からの出血が増えている
  • かゆみや痛みがあるなど異常がある
  • 発熱(38度以上を2日以上)がある

といった場合は、すぐに産婦人科に連絡をしましょう。

「産褥熱(さんじょくねつ)」といって、産後10日後までに発熱(38度以上を2日以上)を起こすと、細菌感染を起こしているおそれがあります。すぐに医療機関へ連絡を入れましょう。

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